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2/15【全日本/G馬場追善興行】2・19両国で1年半ぶり再戦 青柳が「ラストチャンスの意気込み」でタイチへの雪辱誓う

 青柳優馬がジャイアント馬場追善興行2・19両国大会で実現する新日本・タイチとの再戦について言及。過去2回シングル対決で完敗を喫している青柳は1年半ぶりとなる再戦へ向けて「雪辱を晴らして次のステップに進みたい」とリベンジを見据え、「もしかしたら、こういう機会がまた訪れないかもしれないですから、ラストチャンスの意気込みで臨みたい」との構えをみせた。

 各団体から主力選手が集まる2・19両国大会に青柳も全日本の一人として参戦。渕正信&藤原喜明とのトリオで、タイチ&金丸義信&TAKAみちのくの鈴木軍トリオと対戦する。元全日本の金丸はかつての先輩で、TAKAは2017年9月、アジアタッグ王座を初戴冠した時の相手(野村直矢&青柳vsTAKA&ブラック・タイガーVII)。青柳にとってはテーマの多い一戦となるが、やはり一番意識する存在はタイチだ。

 タイチとはかつて2度シングル対決。2016年7・20後楽園における「SUPER J-CUP 2016」1回戦で惨敗を喫し、2017年8・27両国大会の再戦でも完敗している。そしてプロレスファンの注視が集まるジャイアント馬場追善興行で1年半ぶり3度目の対戦が実現することになった。「2年前の両国大会でシングルマッチを組んでもらって、また両国で戦うことができるんで。勝手に運命感じてます」という青柳にとっては待ち望んだ再戦といえる。

 対タイチ2連敗は「自分の中でずっと引っかかってること」で、青柳はそれだけ大きな屈辱を味わった。それでもこの1年半の期間にヘビー級転向を果たし、アジアタッグ王座を2度戴冠。間違いなく進化を遂げてきた。一方、タイチも同じくヘビー級に転向。2・3札幌大会ではIWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也に挑戦し、あと一歩のところまで追い込むなど、新日本のトップ戦線に食い込みつつある。差は埋まるどころか広がっているかもしれないが、青柳は「同じ期間に向こうもいろいろなレベルを上げてきてると思うんですよ。そういう点で次の試合で僕がどこまで通用するのかっていうのが一つのキーポイントになる」と定め、「負けっぱなしというのは癪なんで、このまま終わりたくない」と言い切った。

 この一戦に出場する6人中、青柳はキャリア最年少。相手の3人はいずれも実力者で、パートナーも渕、藤原と千両役者揃い。「自分以外の出場する選手全員のネームバリューが凄すぎるんで、最低限、青柳優馬という存在が埋もれないようにしたい」と誓う青柳は、その中でも「団体の枠を超えた雪辱ってまだ晴らせてないんですよね。それを晴らして次のステップに進みたいなというのがありますね」とタイチへのリベンジに燃えるばかり。これを逃せば再びタイチと対戦する機会がいつ訪れるかわからないとあって、「ラストチャンスにしたくない、もっともっと戦いたいというのはあるけど、ラストチャンスの意気込みで臨みたいですね」と気を引き締めた。1年半前に屈辱を味わわされた時と同じ両国の大舞台で青柳はタイチに一矢報いる。

☆2/19(火)東京・両国国技館『ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜アブドーラ・ザ・ブッチャー引退記念〜さらば呪術師〜』17:00開場、18:30開始

◇第4試合◇
TAKAみちのく
金丸義信
タイチ
vs
青柳優馬
藤原喜明
渕正信

【青柳の話】
――ジャイアント馬場追善興行2・19両国大会に出場するが、その中で一番のテーマとなるのはやはり対タイチ?

▼青柳「僕からしたら凄く光栄な対戦カードだと思いますね。タッグパートナーに渕さんがいて、藤原喜明さんがいて、その間に僕ですよ。光栄だなというのがありますよ。もう一つ光栄なことが対戦相手に新日本プロレスのタイチ選手がいるってことですね一番は。相手のパートナーは金丸さんで、元全日本で先輩だった人で、TAKAみちのく選手は僕が第103代アジアタッグを獲った時の相手なんで、ホントに巡り巡って、またこういうふうにいろんな人たちと対戦できて、凄く光栄なカードですね。もう2年経っちゃいますね。2年前の両国大会で(タイチと)シングルマッチを組んでもらって、また両国で戦うことができるんで。勝手に運命感じてますよね、それに関しては。馬場さんの追善興行というのもあるんで、自分の私情を挟むのもどうかと思うんですけど、やっぱり悔しい思いはずっとしてたので、その雪辱を晴らすいい機会、チャンスに恵まれたかなと僕は思いますね」

――過去2回のシングル対決は完敗と言わざるを得ない結果と内容だったが?

▼青柳「完全に完敗ですからね、どちらも。J-CUPの時はホントにひどい試合で完膚なきまでに叩きのめされて、両国大会で再戦を組んでもらった時も同じように叩きのめされて、団体の枠を超えた雪辱ってまだ晴らせてないんですよね。ほかにそういう人がいるかといったら僕ぐらいしかいないと思うんで。それを晴らして次のステップに進みたいなというのがありますね。そういう雪辱を晴らさないまま僕もヘビー級に身を置くようになって、今までやってきましたけど、向こうも同じようにヘビー級にいったわけじゃないですか。向こうがどう思ってるのかわからないですけど、ヘビー級に上がってからの僕をみせつけるいいチャンスかなと思います」

――青柳選手が2年間で進化したように、タイチ選手は内藤哲也選手とインターコンチネンタル王座を争うなどトップに食い込みつつあるが?

▼青柳「同じようにといったらアレですけど、同じ期間に向こうもいろいろなレベルを上げてきてると思うんですよ。そういう点で次の試合で僕がどこまで通用するのかっていうのが一つのキーポイントになるんじゃないかなと思いますね。あとは自分以外の出場する選手全員のネームバリューが凄すぎるんで、最低限、青柳優馬という存在が埋もれないようにしたいですね。対戦相手も注意しつつ、タッグパートナーにも僕は注意したいと思ってます。存在感ありますし、渕さんなんかどこに行っても応援されて人気のある選手じゃないですか。藤原さんも関節技の鬼で有名ですからね。対戦相手のタイチ選手に対してもそうですし、チームメートの人たちに対してもどれだけ自分をアピールできるか、存在感を出せるかがある意味、両国で一番のポイントになるかなと思ってます」

――その中でやはり一番意識するのはタイチ選手だと?

▼青柳「意識しちゃいますね、どうしても。自分の中でずっと引っかかってることなので。またこの機会に感謝しつつ、白星一回も挙げられてないんで、負けっぱなしというのは癪なんで、このまま終わりたくないですよね。もしかしたら、こういう機会がまた訪れないかもしれないですから。ラストチャンスにしたくない、もっともっと戦いたいというのはあるけど、ラストチャンスの意気込みで臨みたいですね」

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