プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/28【大日本】暴走大巨人が世界タッグ再戦要求、関本&岡林即決「断る理由なんかあるかい!」

『一騎当千〜DeathMatch Survivor〜開幕戦』東京・後楽園ホール(2019年2月28日)
○関本大介&岡林裕二vs河上隆一&菊田一美×

 来場した暴走大巨人の世界タッグ王座を懸けての再戦要求を受けて、岡林が「断る理由なんかあるかい!」と即決。関本&岡林と暴走大巨人の第2ラウンド実現が決定的となった。

 世界タッグ王者の関本&岡林組と河上&菊田組が第4試合で対戦した。関本&岡林は全日本の2・24横浜文体でジェイク・リー&崔領二組を下し、初防衛に成功した。一方、河上&菊田は全日本の2・7後楽園でアジアタッグ王者(当時)の野村直矢&青柳優馬に挑戦するも敗北したばかりだ。

 肉弾戦を制した河上が岡林を場外に追い詰めると、菊田も関本に飛びかかって場外乱闘に。河上はスタンド席とリングサイドを仕切る鉄板に岡林を投げつけると、菊田も真っ向から打撃戦で関本と渡り合い、鉄柱に叩きつけた。リングに戻ると、河上組は岡林に照準。菊田はレフェリーの目を盗んで、道着の帯を使ったチョーク攻撃まで披露する。

 しかし、これで岡林に闘志がみなぎる。河上にフルスイングの逆水平を乱射。ナックルパートの直撃を食らってふらついたものの、浴びせ倒すようなショルダータックルで反撃した。

 代わった関本も河上を逆エビ固めなどで攻め立てたが、菊田にタッチが渡ると、流れは逆転。菊田が正拳突き連打、串刺しジャンピングハイキック、串刺しドロップキックとラッシュする。河上と合体し、同時串刺し攻撃を連発すると、バックブリーカー&ダイビングニードロップの合体技もさく裂。菊田はトラースキックも繰り出して、関本を追い詰めた。

 だが、関本は菊田のハイキックをキャッチすると、その足を絡め取って逆エビ固めに持ち込む。慌てて河上がカットに入ってエルボーを打ち込むも、岡林が場外に投げ捨てて分断。世界タッグ王者はダブルラリアット、時間差ジャンピングボディプレスで畳みかけると、最後は関本が菊田を、岡林が河上を同時にアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げて勝利した。

 試合後、全日本の“暴走大巨人"諏訪魔&石川修司が登場。場内が沸く中、マイクを持った石川は「この間、横浜文体で解説席でお前らの試合を見てて、関本&岡林、凄い強いなと改めて思ったし、お前らに勝てるのは俺たち、暴走大巨人しかいないなと改めて思ったんで。リベンジマッチぜひやらせてくれ」とアピールすると、諏訪魔も「今、石川選手が言った通り、正々堂々、俺らとそのベルトを懸けてタイトルマッチ、やらせてくれよ」と続き、世界タッグ王座を懸けての再戦を要求した。

 関本&岡林は全日本の1・2後楽園に乗り込み、世界タッグ王座挑戦を表明。大日本の1・13後楽園でのタイトル戦で暴走大巨人を破り、世界タッグ王座を奪取した経緯がある。前回とは逆の立場で、諏訪魔&石川が雪辱戦をアピールする形となった。

 2人のアピールを聞いた岡林は「断る理由なんかあるかい! いつでもやってやるぞ」と即決。関本も「俺と岡林でお前ら暴走大巨人の挑戦を受けてやる。かかってこい、コノヤロー」と迎撃を宣言した。すると石川は「じゃあ、あと会社が決定したら決まりで。ありがとう。じゃあ、日本一タッグ決定戦、第2ラウンドよろしく」と呼応し、両チームの再戦が決定的となった。

 「俺も『いつでもどこでもやってやる』ってずっと言って来てるんで。それは断る理由がないですよ」と岡林は"いつでもどこでも"を強調。一方、石川は「できれば、今度は全日本のリングで挑戦させてほしいなと思ってます」、「チャンピオン・カーニバルが4月から始まるんで、その前にはぜひ組んでほしい」と語っており、3月中に全日本マットで実現する可能性が高そうだ。

【試合後の関本&岡林】
――暴走大巨人コンビからの再戦要求を受けて、受けて立つ構えを見せたが?

▼関本「当たり前じゃないですか。俺らが行った時、あいつらが受けてくれた。それで、あいつらが来たからには喜んで受けてやる、コノヤロー」

▼岡林「俺らも行ったし、こうやって向こうからも来てくれたし。あと、俺も『いつでもどこでもやってやる』ってずっと言って来てるんで。それは断る理由がないですよ。もう来たならやると。そういうことですよ」

――舞台は全日本、大日本どこでもいい?

▼岡林「どこでもいい、それは。どこでもいつでも」

――とはいえ、「日本一タッグ決定戦」ならば、それなりの場所ではないと?

▼岡林「まあ、そうですね」

▼関本「それなりの場所を用意してくれと。全日本プロレス、大日本プロレス、両方に言いたいと思います。よし、岡林頑張ろう!」

▼岡林「やりましょう!」

【諏訪魔&石川の話】
▼石川「今、関本&岡林の持っているベルトは、僕が関本から取られて奪われたんでね。やっぱり取り返したいなと。この間、文体で試合を見てて、本当に強いチームだと改めて見て思ったし。でも、勝てるのは俺らしかいないと思っているんで。できれば、今度は全日本のリングで挑戦させてほしいなと思ってます」

▼諏訪魔「石川選手がこの間、負けて。スゲエもう抑えられねえっていうか、こうやって石川選手は止まらねえから来たんだけど。俺自身もこの間の三冠戦で負けたわけなんだけど、凄いやり甲斐は感じたし。他にじゃあ次に向かうのに、やり甲斐ある相手というのも欲しかったというのもあるし。関本&岡林組だったら申し分ねえと思ったから。あとはベルト。世界タッグのベルト、あれは全日本のものなので。俺らが出してしまったという責任もあるし。それは当然、全日本プロレスのものなんだから、全日本に取り返す。俺らのケツは俺ら自分で拭きたいなというところで来させてもらったんで。こうなったからには暴走大巨人としても結果を求められるわけで。ここで負けたら俺らだってどうなっちゃうかわからないし。そのぐらいの覚悟を持って、タイトルマッチに挑みたいなと思います」

――時期的にはいつぐらいがいい?

▼石川「まあ、早いほうがいいですね。チャンピオン・カーニバルが4月から始まるんで、その前にはぜひ組んでほしいなと。今から会社が動いてくれると思うんで」

――3月の大きい会場と言えば、3・19後楽園、3・21名古屋あたり?

▼石川「そうですね。その辺に決めてもらえればなと」

プロ格 情報局