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3/7【DRAGON GATE】7年ぶり参戦・菅原が元パートナーの森に対戦要求 4・10後楽園での悪冠一色復活を予告

 『GLORIOUS GATE 2019』後楽園ホール大会が7日、行われ、菅原拓也が約7年ぶりに古巣に参戦。斎藤了との一騎打ちは反則決着となったが、試合後にかつてのパートナーであるアンソニー・W・森に対戦を要求すると、4・10後楽園での悪冠一色復活を予告した。

 現在はZERO1で活躍している菅原が約7年ぶりにDRAGON GATEに里帰り参戦を果たした。菅原は2001年12月にT2PのメンバーとしてDRAGON GATEでデビュー。ヘンリーIII世・菅原を名乗り、アンソニー・W・森らとともに、貴族キャラのユニット・ロイヤルブラザーズを結成した。その後、ヒールユニット・悪冠一色のメンバーとして暴れ回っていたが、2004年に近藤修司や“brother"YASSHI、大鷲透らとともに「素行不良および職務怠慢」で解雇された。それからは他団体で活動したが、2009年に旧世代軍の1人としてDRAGON GATEに参戦。2010年末頃まで出場していた。

 菅原はかつてしのぎを削った斎藤と激突した。古巣のリングの感触を確かめるように、まずはグランド戦を展開したが、徐々に2人は感情的になってヒートアップ。エルボー合戦でやり合った。アクセルを踏んだ菅原は延髄斬りから十三不塔の構え。斎藤が切り抜けてジャーマンで投げ飛ばしても、すぐに豪快なラリアットをぶち込む。

 粘る斎藤もパワーボムから斎了ロケットにいくが、菅原はヒザを突き立ててで迎撃。八木隆行レフェリーとの交錯を誘うと、急所蹴りを繰り出す。暴走する菅原はさらに八木レフェリーを暴行。ここでゴングが打ち鳴らされ、まさかの反則決着となった。

 「おい、DRAGON GATE、そして八木。こんなくだらねえカード組んでんじゃねえよ、コノヤロー」と吠えた菅原は、「俺が用あるのは斎藤了、お前じゃねえ。俺が用あるアイツは今日もここ後楽園ホールに来ているはずだ。俺が用のあるアイツとは…アンソニー・W・森! いるんだろ? 来てるんだろ? リングまで来いよ」とかつてのパートナーを呼び込んだ。

 森は2010年に引退し、現在はスタッフとして受付業務などを担当している。スーツ姿で森がリングサイドに現れると、菅原は「アンソニー、久しぶり。俺も人のことをあんまり言えないけどよ、老けたね。まあ、いいよ。今日、俺がここDRAGON GATEのリングに上がった理由…アンソニー、お前と試合をするためだよ。アンソニー、リングに上がってくれ」と対戦を迫った。

 あくまでもスタッフの立場を崩さない森は「お久しぶりです、菅原選手。あなたもご存知だと思いますが、僕は2010年に引退しました。見ての通り、スタッフとしてDRAGON GATEを支える立場です。せっかくですが、僕が試合をすることはありません」と拒否。菅原に何度も要求されても首を縦に振らず、観客の後押しを受けても、「皆さんのお気持ちは嬉しいのですが、僕は引退した身です。申し訳ございません。菅原選手、今日は参戦ありがとうございました」と最後まで礼儀正しく固辞した。

 それでも菅原は引き下がらず、「いやあ、頭固いねぇ。まあいいや。俺は諦めねえぞ。アンソニーを必ずこのリングの上に引きずり出してやる」と宣言。さらに、「もう1個あったわ。DRAGON GATE、20周年なんだろ? 1月が近藤、2月が大鷲、3月が俺…。brotherは定期的に出てるんだろ? だったらよ、来月、4月の後楽園ホール、悪冠一色で出てやろうじゃないか。その4人だけじゃねえぞ。秘密兵器、1人連れてくるから」と4・10後楽園での悪冠一色復活を予告した。

 新たな動きを模索しているドン・フジイ&Gammaのベテラン2人はスペル・シーサーとトリオを組み、第3試合でREDのビッグR清水&Ben-K&吉田隆司組と対戦した。

 シーサーに照準を絞り、試合を有利に進めたREDだったが、フジイやGammaの頑張りに手を焼く。そして、吉田が焦って空回りしたところで、フジイが外道クラッチでクルリ。まんまと3カウントを奪い取った。

 試合を制したフジイは「以前から予告していました。桜の花が咲く頃にはDRAGON GATEの勢力図が変わると思います。ズバリ、その桜の花が咲く頃とは、4月10日後楽園ホール大会。その大会に俺らが新しい軍団を連れてきます」と高らかに宣言。Gammaも「DRAGON GATEに新しくもあり、歴史のある軍団を連れてくるからよ。DRAGON GATEの全ユニット、覚悟しとけ」と意味深げに宣戦布告した。

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