3/15【リアルジャパン】“大鵬三世"納谷が鈴木秀樹と初遭遇 大乱闘で火花

『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス〜“爆弾小僧"ダイナマイト・キッド追悼興行〜』東京・後楽園ホール(2019年3月15日)
○岡林裕二&アレクサンダー大塚&納谷幸男vs崔領二&鈴木秀樹&神谷英慶×

　納谷が初対決となった鈴木と大乱闘を展開。試合が決したあとも視殺戦を繰り広げた。

　“大鵬三世"納谷が岡林(大日本)&大塚(フリー)とトリオを結成し、崔(ランズエンド)&鈴木(フリー)&神谷(大日本)と激突した。

　リアルジャパン所属として実力者に囲まれる形となった納谷は、昨年の12・6後楽園で遺恨を引きずるKAZMA SAKAMOTOとタッグマッチで対戦。感情が爆発して反則暴走まで巻き起こし、「こんな団体辞めてやる」とまで口走っており、その後の動向に注目が集まっていたが、その前に立ったのが初遭遇となる鈴木だった。

　岡林と神谷の大日本対決でゴングが鳴る。いきなり肉弾戦を繰り広げて場内を沸かすと、大塚と崔がしのぎを削る、続いて納谷が鈴木と対峙した。ロープ際でエルボーを叩き込んだ鈴木は、フライングメイヤーから挨拶代わりにニードロップを投下する。負けじと納谷もランニングローキックを突き刺すが、ランニングニーは鈴木が回避。強烈なエルボーで納谷をぐらつかせると、胸板を蹴り飛ばして圧倒した。

　崔も土手っ腹を蹴り飛ばし、三角締めで絞め上げる。神谷も頭突きでメッタ打ちにした。再び入った鈴木はエルボースマッシュでカチ上げると、ショルダータックルで突っ込む。納谷は吹き飛びながらも倒れず、ロープの反動を利用してショルダータックルでお返しし、窮地を脱した。

　代わった大塚が崔をジャイアントスイングでぶん回せば、岡林は神谷のダイビングエルボードロップに被弾しながらもパワースラムで豪快に投げ飛ばした。大塚と納谷がここぞとばかりに加勢に入り、連続串刺し攻撃を浴びせると、岡林がブレーンバスターで神谷に追い討ちする。加勢しようと鈴木がリングに飛び込むと、納谷が呼応。エルボー合戦を繰り広げたが、納谷は崔ごと両腕ラリアットで吹き飛ばした。

　納谷と鈴木が場外乱闘を繰り広げる中、神谷のショルダータックル乱射を耐え抜いた岡林がラリアットからのゴーレムキャメル(キャメルクラッチ)で試合を制した。

　試合が決したあとも納谷と鈴木は場外で乱闘。互いに転倒した状態でもやり合う。鈴木はパイプイスで腰を痛打。それでも引かない納谷は鈴木と視殺戦を繰り広げた。

　そのまま勝ち名乗りを受けた納谷だったが、腰を痛めたようで、ノーコメントで医務室に直行。鈴木との初対決は刺激的だったものの、追い込むには至らず、今後に課題の残す結果となった。