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3/17【NOAH】大技なくとも丸藤疲労困ぱい…小川と技巧戦でスターレーンに感謝

『Spring Navig. 2019〜さようなら&ありがとう 博多スターレーン ここに思い出の足跡を〜』福岡・博多スターレーン(2019年3月17日)
○丸藤正道vs小川良成×

 ノア最後の博多スターレーン大会で、丸藤が小川と20分に迫る感謝の技巧戦を繰り広げた。

 3月いっぱいでの閉館、取り壊しが決まっている博多スターレーン。“メモリアルマッチ"として、旗揚げからノア博多スターレーン大会に出場し続けてきた丸藤と小川の一騎打ちが組まれた。

 試合は徹底した技巧勝負に。小川は首を狙ってスリーパーやヘッドロック、袈裟固めのあらゆるバリエーションを繰り出し、丸藤は腕を狙ってあらゆるキーロックやハンマーロックを使って応戦。終盤まで打撃、投げ技がほぼ皆無のレスリング勝負に博多の観衆ものめり込んだ。

 終盤にはバックドロップや虎王を見切り合うスピーディな先の読み合いに。虎王を避けた小川がチンクラッシャーからのジャックナイフ固めでニアフォールまで追い込み、丸藤のフランケンシュタイナーも先読みして押しつぶすように丸め込んだものの、3カウントは奪えず。小川は丸藤のチョココロネも丸め返してみせたものの、さらに丸藤が丸め返してギリギリで3カウントを奪ってみせた。

 勝敗とは裏腹に、試合後は丸藤が小川に脱帽の座礼。大技の応酬がなくとも、バックステージに着くなり崩れ落ち、肩で息をして「疲れた…」と漏らした。

 その理由を「完全に小川さんのペースだったからじゃないですか?」とかたった丸藤は「いやぁ疲れた! 最後はちょっと、くじけそうになった…。何回やっても勉強になりますよ。今日だって小川良成の引き出しなんて10分の1も開けられなかったんじゃないか? いやぁ…まだまだだな、俺も。もう少し、自分探しの旅が続くかもしれない」と話した。

 ともあれ、スターレーンに“感謝の技巧戦"を捧げた形。「本当に博多スターレーン、本当に…本当にありがとうございました。いろんな会場があるなかで、凄いやりやすい雰囲気の会場だし、お客さんとレスラーの距離というのもあるし、東京の聖地と言われる場所よりも、もしかしたら盛り上がるんじゃねえか…っていう感覚を常に与えてくれた博多スターレーンに感謝したいと思います。そういう意味でも今日勝てて良かったです」としみじみ語った。

【試合後の丸藤】
※コメントスペースに着くなり座り込み

▼丸藤「…はぁ、はぁ…疲れた…」

――大技の応酬があったワケではないが、なぜそこまで疲れている?

▼丸藤「完全に小川さんのペースだったからじゃないですか? いやぁ疲れた! 最後はちょっと、くじけそうになった…。何回やっても勉強になりますよ。今日だって小川良成の引き出しなんて10分の1も開けられなかったんじゃないか? いやぁ…まだまだだな、俺も。もう少し、自分探しの旅が続くかもしれない」

――ノアでは最後の博多スターレーン大会だったが?

▼丸藤「本当に博多スターレーン、本当に…本当にありがとうございました。いろんな会場があるなかで、凄いやりやすい雰囲気の会場だし、お客さんとレスラーの距離というのもあるし、東京の聖地と言われる場所よりも、もしかしたら盛り上がるんじゃねえか…っていう感覚を常に与えてくれた博多スターレーンに感謝したいと思います。そういう意味でも今日勝てて良かったです」

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