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3/17【新日本】同門対決前哨戦で石井とYOSHI-HASHIの感情爆発

『NEW JAPAN CUP 2019』東京・後楽園ホール(2019年3月17日)
○後藤洋央紀&ウィル・オスプレイ&石井智宏vsオカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI&田口隆祐×

 NEW JAPAN CUP準々決勝で実現するCHAOSの同門対決に向けて、石井とYOSHI-HASHIの感情が爆発。激しい打撃戦で激情をぶつけ合った。

 第6試合は3・20静岡のNEW JAPAN CUP準々決勝「オカダvsオスプレイ」、「YOSHI-HASHIvs石井」のダブル前哨戦。オカダ&YOSHI-HASHIが田口と、オスプレイ&石井が後藤とトリオを結成して対戦した。

 リーグ戦やトーナメント戦以外では滅多に実現しないCHAOS対決に向けての一戦。昨日(16日)の後楽園大会でもオカダとオスプレイ、YOSHI-HASHIと石井が真っ向からしのぎを削ったが、今宵も激しくやり合った。

 まずはYOSHI-HASHIと石井がいつ果てることなくエルボーを打ち合って火花。ショルダータックルを交互に放って意地を張り合う。オカダとオスプレイは打って変わってスピードを活かした応酬を展開。オスプレイがトペのフェイントでハンドスプリングを決めたものの、ロープの反動を利用してのスワントーンボムはオカダが剣山で迎撃した。

 田口がオカダとYOSHI-HASHIを上手くコントロールし、CHAOSよろしく“ざんまいポーズ"を披露。負けじとオスプレイたちも同じポーズを狙うが、YOSHI-HASHIが介入し、試合そっちのけて石井とエルボーを打ち合う。

 その後、オカダとオスプレイが再び相対する。スピード感溢れる先読み合戦から攻勢を強めたオカダに対し、オスプレイもハンドスプリング式レッグラリアットで反攻。オカダの必殺技・レインメーカーを空転させ、その場飛び式シューティングスタープレスを投下した。しかし、オスプレイの必殺技・ストームブレイカーはオカダがリバースネックブリーカードロップで切り返し、ここは痛み分けに終わる。

 YOSHI-HASHIと石井も再び対峙。またもショルダータックルで正面衝突を繰り返すと、YOSHI-HASHIがサッカーボールキックで蹴り飛ばし、そこから意地の逆水平合戦で発展する。胸板を赤く腫らしながらも、YOSHI-HASHIが押し勝つが、トラースキックは不発に。石井のラリアットを屈んで避けたものの、その直後にブレーンバスターで投げ飛ばされた。だが、YOSHI-HASHIも下がらない。相手が後藤に代わると、ラリアット合戦で押し勝ち、カットに飛び込んだ石井にもカチ上げ式ラリアットをぶち込んだ。

 タッチをもらった田口がヒップアタックを乱れ打って勝負に出る。慌ててオスプレイが助けに入るが、オカダはドロップキックで場外に排除。牛殺しやGTR狙いを切り返し、どどんを仕掛けた田口だったが、最後は後藤が牛殺しをフェイントにしてのGTRで接戦をものにした。

 試合後、オカダとオスプレイ、YOSHI-HASHIと石井が視殺戦を展開。同門対決とはいえ、友好的なムードは一切無く、4選手は感情むき出しでにらみ合った。

 石井は何も語らなかったが、YOSHI-HASHIは「俺は前に『物事が変わるのは一瞬だ』って言ったけども、でも簡単に変わるもんじゃないっていうことはあの人もよくわかっているはずだから。いきそうで、途中で転んで、ダメになって、その繰り返し。でも、何回かずっと続けているとその先に…。石井さんは変えていったのを俺は見ているから」と石井の姿勢に敬意を表したうえで、「今度の静岡で、俺が一瞬で変わるっていうところを見せたいと思います」と宣言した。

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