プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

4/7【新日本/ROH】GODがタッグ二冠王に輝くも…矢野が大舞台でまさかのIWGPタッグ王座強奪

『G1 SUPER CARD』米ニューヨーク州・ニューヨーク マディソン・スクエア・ガーデン(2019年4月6日※現地時間)
IWGPタッグ&ROH世界タッグ選手権試合4WAYマッチ ○タンガ・ロア&タマ・トンガvsジェイ・ブリスコ&マーク・ブリスコvsEVIL&SANADAvsPCO&ブロディ・キング×

 ゲリラズ・オブ・デスティニー(GOD)が大混戦となった4WAY戦を制し、IWGPタッグ王座&ROH世界タッグ王座の二冠王に輝いた。しかし、試合後の混乱に乗じて、矢野通がMSGという大舞台でIWGPタッグのベルトを強奪した。

 “GOD"トンガ&ロア組は2・23後楽園でEVIL&SANADAを撃破し、IWGPタッグ王座に返り咲いた。その試合の直後、“ブリスコブラザーズ"ジェイ&マークがROH世界タッグ王座を防衛。GODに二冠戦を要求し、両チームのMSGでのタイトル戦が決定的に。しかし、ブリスコブラザーズはROHの3・15ラスベガス大会でPCO&キング組に敗れて、まさかの王座陥落。そこで、前IWGPタッグ王者のEVIL&SANADAを加え、2つのベルトが懸かった4WAY戦が行われることになった。

 のっけから大乱闘で幕開け。PCOがあいさつ代わりにトペコンヒーロを放つと、PCO&キングとGODがリング上でにらみ合い、エルボー合戦を繰り広げる。ブリスコブラザーズやロス・インゴ軍もすぐに横やりを入れ、攻守が次々と入れ替わる大混戦に。

 そんな中、注目を集めたのが巨体のキングだ。フライングボディアタックでブリスコ兄弟を浴びせ倒すと、ロアの後頭部にサマーソルトアタックをズバリ。そして、まさかのトペコンヒーロまで披露した。続いて、ジェイがコーナーから捻りを加えたトペコンヒーロでダイブすると、勢いをつけたブリスコブラザーズは怒濤の連携でトンガを圧倒していく。

 足止めするべくロス・インゴ軍が介入。トンガを場外に連行すると、EVILはその首にパイプイスを固定し、別のパイプイスでカチ上げた。リングに押し入れて追撃すると、マジックキラーの構えに。リングに戻ったブリスコブラザーズがそれを阻止。SANADAに照準を合わせると、ジェイのダブルアーム式パイルドライバー、マークのダイビングエルボードロップが連続して決まって勝機を掴む。

 すると、キングがカットイン。マークを場外に連れ出し、エプロンにチョークスラムを放つと、PCOがそこに捨て身のスワントーンボムを投下。リングに舞い戻ると、キングのカナディアン式パイルドライバー、PCOのムーンサルトプレスが決まった。ROHタッグ王者が決定的場面に持ち込んだものの、GODのカットがギリギリで間に合う。

 PCOはトンガにマシンガン逆水平を放ったものの、非情なGODは合体パワーボムでPCOを無造作に場外に投げ捨てた。不死身のPCOが握り拳を作って歓声を巻き起こしたのの、ダメージが酷くダウンする。残るキングは孤軍奮闘。トンガをジャーマンで投げ捨て、ロアにはラリアットを振り抜く。しかし、GODのセコンドに付いた邪道が竹刀で介入。直撃を受けて一瞬棒立ちになったキングにトンガがガンスタンを放つと、GODが一気にスーパーパワーボムをお見舞いし、3カウントを奪い取った。

 4軍入り乱れての激闘はGODに凱歌。IWGPタッグ王座を防衛すると同時に、ROH世界タッグ王座も獲得した。試合に関係ないブリー・レイが乱入するなどリングサイドが混乱状態となる中、GODが勝ち名乗りをあげようとするが、IWGPのベルトがない…。なんと混乱に乗じて、大胆にも矢野がIWGPタッグのベルトを盗み出したのだ。世界の檜舞台でお家芸とも言えるベルト強奪を果たした矢野は花道上でしてやったりの表情。GODはあ然とするばかりだった。

プロ格 情報局