4/17【全日本】ジェイク苦戦も3勝目で白星先行、吉田は自力V消滅

『2019 Champion Carnival』東京・新木場1stRING(2019年4月17日)
「2019 Champion Carnival」Bブロック公式戦=○ジェイク・リーvs吉田隆司×

　ジェイクが苦戦を強いられながらも吉田を複合関節技で料理して白星先行。4敗目を喫した吉田は自力優勝が消滅した。

　アジアタッグ王者・ジェイクはここまで2勝2敗。5戦目となったこの日、3勝3敗のDRAGON GATE吉田との対決を迎えた。タックル合戦を制して先手を取ったジェイクは逆片エビ固めで捕らえるなど流れをつかんだかに思われたが、急所攻撃によって動きが止まる。サミングなどラフ殺法を連発する吉田の前に守勢に回り、低空ドロップキックからの足4の字固めに捕まった。

　その後も続いた足攻めをしのいだジェイクは得意の打撃で巻き返しを図り、逆エビ固めで絞め上げたが、耐えた吉田が串刺しパイナップルボンバーで反撃して流れをつかませない。すかさずダイビングエルボードロップを投下した吉田は一気にサイバーボムを仕掛けた。

　これを阻止してようやくジェイクが逆襲に転じた。追尾式ニーリフト、ランニングローキックで蹴りまくり、バックドロップを狙う。食い止めた吉田がパイナップルボンバーを叩き込んでも、2発目を回避してヒザ蹴りをグサリ。ジャイアントキリングで追い討ちをかけると、以前にも使ったことのある、逆片エビ固めの状態から左腕を取って絞め上げる複合関節技「パーフェクトストレッチ」で絞め上げて吉田をギブアップさせた。

　苦戦の末、ジェイクが吉田を料理して3勝目。「あれはギブアップか? イエスか、ノーか? さぁ、どちらだと思います? そう、ギブアップ獲ったんだよ。それでも不服なら、またやりましょう。ぜひ」と勝ち誇り、再戦に応じる構えもみせた。これで白星先行で勝ち点6。首位の野村を2点差で追う状況だ。残る公式戦は2試合。次戦は4・21札幌大会で、諏訪魔とのヤマ場を迎える。

　一方、吉田は4敗目を喫し、勝ち点6止まり。自力優勝が消滅してしまった。残るは4・28後楽園大会のヨシタツ戦のみ。これに勝利しても、勝ち点10をマークする選手が現れた時点で脱落となる厳しい状況となった。