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4/20【全日本】諏訪魔まさかの3敗目で「崖っぷち」、レッドマンが殊勲の3勝目

『2019 Champion Carnival』北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)(2019年4月20日)
「2019 Champion Carnival」Bブロック公式戦=○ジョエル・レッドマンvs諏訪魔×

 11年ぶりV2を狙う諏訪魔がレッドマンにまさかの3敗目を喫し、「崖っぷち」の状況に追い込まれてしまった。

 ここまで3勝2敗と白星先行の諏訪魔。残り2戦を全勝で突破できれば、決勝進出に大きく近づくところだが、この日よもやの結果が待っていた。

 相手は技巧派のレッドマン。腕攻めを主体としたねちっこいテクニックに手を焼いた諏訪魔はスリーパーで捕まえ、フロントスープレックスで投げると逆エビ固めで絞め上げるなど攻勢に出たが、ドロップキックやダイビングバックエルボーで反撃され、ボディへのヘッドバット、ニーリフトを立て続けに食らうとダイビングニードロップを被弾するなど攻め込まれた。

 それでもカバーに入ったレッドマンを久々にみせた万力固めでひっくり返し、アバランシュホールド、ラリアット、バックドロップと大技を重ねて料理にかかったが、ラストライドは決められず。逆にレッドマンにジャックナイフで丸め込まれてしまう。これを何とかクリアし、逆さ押さえ込みを阻止してラリアットを繰り出したものの、回転十字固めで切り返されて万事休す。ガッチリ丸め込まれた諏訪魔は返すことができず、3カウントを聞いてしまった。

 レッドマンのテクニックの前に屈した諏訪魔が痛恨の3敗目を喫した。残り2試合で次戦は明日4・21札幌大会のジェイク戦。これに敗れることがあれば、絶望的な状況だ。「非常に悔しいよ。やっちゃいけないことやったよ」と悔しさをにじませたものの後の祭り。「もうだめだ。崖っぷちだな。ホントに崖っぷちだと思う」と危機感も隠せない。それでも諏訪魔は「明日のジェイクとの試合だって、まだあきらめなければ何とかなる。そういうつもりで挑みますよ」と必死に前を向いた。

 一方、レッドマンは元三冠王者で優勝経験者の諏訪魔から殊勲の3勝目を挙げた。次戦は同じく明日4・21札幌大会のヨシタツ戦。これに勝利すれば他力本願ながら決勝進出の可能性が残る。「諏訪魔はパワフルでレスリングの技術があって強かった。ラッキーな勝利だが、これも勝利だ」と胸を張ったレッドマンは、「これで6ポイントだ。残り2試合も勝って10ポイントにして後楽園ホールのファイナルに勝ち上がる。次は明日のヨシタツだ。俺のことを信用してくれ。必ず勝ってみせるよ」と残り全勝と決勝進出を誓っていた。

【レッドマンの話】「タフガイの諏訪魔に勝つことができた。これで6ポイントだ。残り2試合も勝って10ポイントにして後楽園ホールのファイナルに勝ち上がる。次は明日のヨシタツだ。俺のことを信用してくれ。必ず勝ってみせるよ。(諏訪魔からの勝利は大きいのでは?)今日はラッキーだったかもしれないね。でもクルスフィックス(回転十字固め)で3カウント獲ることができた。諏訪魔はパワフルでレスリングの技術があって強かった。ラッキーな勝利だが、これも勝利だ」

【諏訪魔の話】「あぁ、チクショー。痛い。これは痛いよ。この負けは痛い。あんまし付き合いたくなかったね。最後の最後で崩された。いやぁ非常に悔しいよ。やっちゃいけないことやったよ。まだあきらめない。明日のジェイクとの試合だって、まだあきらめなければ何とかなる。そういうつもりで挑みますよ。もうだめだ。崖っぷちだな。ホントに崖っぷちだと思う。(レッドマンはやりにくい相手だった?)やりにくいな。今回来たレッドマンとアドニスもそう、非常にやりにくい。全然違うタイプが。面食らったね。いやぁ勢いで押し切れなかった俺の責任だし、この借りは絶対どっかで返したいと思う」

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