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6/15【全日本】青木さん不在に寂しさも秋山「あいつに怒られないようにしっかりしないと」

『2019 DYNAMITE SERIES』開幕戦 愛知・露橋スポーツセンター(第2競技場/名古屋市)(2019年6月15日)
○田村男児&大森隆男&ブラックめんそーれvs秋山準&UTAMARO&青柳亮生×

 社長・秋山が青木篤志さんの不在に寂しさを見せながらも、「あいつに怒られないようにしっかりしないといけない」と前を見て誓った。

 今月3日に青木さんが交通事故による不慮の死を遂げてから12日が経ったこの日、6月シリーズが開幕した。青木さんがいなくなってから初の大会で、選手たちは喪章代わりの青いテーピングを施して出場した。全日本を率いる社長・秋山は第2試合の6人タッグマッチに登場。めんそーれ相手に場外ボディスラムを連発するなど、明るく楽しく激しいプロレスで前半戦の火付け役となった。

 この日、大型バスで横浜から名古屋まで移動。その車中、青木さんがいつもいるはずの座席は空席だった。間違いなく今までと違う現実が目の前にあり、秋山も「今日もバスで来たけど、やっぱりいつも青木が座る席にいないと寂しいね」と感じずにはいられない。

 それでも全日本に立ち止っている時間はない。この日から始まった6月シリーズもこれまで通りリング上の熱い戦いで会場に集まったファンを楽しませることこそが第一だ。それは当然、秋山自身も強く意識するところで、「元気出していかないとねダメだから。あいつもいつまでもジメジメしてたら嫌だろうし、いつも通り」と前を見据えた。

 確かにずっと落ち込んでいるのは青木さんも望んでいないかもしれない。全日本をこれまで以上に盛り上げていくことこそが青木さんに最も喜んでもらえることのはずで、秋山は「あいつに怒られないように先輩だけど、あいつにそんなもんですか?って言われないようにしっかりしないといけないなと。それは僕だけじゃなくてみんなね」とキッパリ。改めて全日本が一丸となって全日本を発展させていくことを誓った。その場にいなくても、魂は常にともにある。秋山はこれからも青木さんに見守られながら全日本を引っ張っていく。

【秋山の話】「(青木さんのいない全日本が今日から始まったが?)今日もバスで来たけど、やっぱりいつも青木が座る席にいないと寂しいね。でも元気出していかないとねダメだから。あいつもいつまでもジメジメしてたら嫌だろうし、いつも通り。セレモニーやる時だけはね。あとはしっかりあいつに怒られないように先輩だけど、あいつにそんなもんですか?って言われないようにしっかりしないといけないなと。それは僕だけじゃなくてみんなね。(それが青木さんが望むことだと?)そうだと思いますよ」

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