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6/15【全日本】ヨシケン対決三冠戦へ前哨戦幕開け 宮原がヨシタツ眼前で先勝

『2019 DYNAMITE SERIES』開幕戦 愛知・露橋スポーツセンター(第2競技場/名古屋市)(2019年6月15日)
○宮原健斗&青柳優馬vsヨシタツ&ノビー・ブライアント×

 6・18後楽園の三冠戦へ向けた前哨戦が幕開け。王者・宮原がヨシタツの眼前で先勝した。

 5・20後楽園大会における令和になって最初の三冠戦で宮原は激闘の末、石川を破って4度目の防衛に成功。6・2神戸大会でヨシタツが挑戦を表明し、6・30後楽園大会でヨシケン対決による三冠戦が実現することになった。

 シリーズ開幕戦となったこの日、さっそく前哨戦が実現。王者・宮原が青柳、挑戦者・ヨシタツがブライアントとそれぞれ組んで激突した。

 意識し合う両者は自分へのコールに応えるように先発で対峙。探り合うように慎重に組み合うと、宮原がフロントハイキックで先手を取ったが、ヨシタツもショルダータックルですぐさま反撃していく。2度目の激突ではヨシタツがフロントハイキックで出鼻をくじけば、宮原も低空ドロップキック、顔面ドロップキックの連続攻撃で応戦。宮原が狙った串刺し攻撃をフロントハイキックで食い止めたヨシタツは顔面ウォッシュをお見舞い。CBJを宮原がフロントハイキックで阻止しても、コンプリートショットからのヨシタツ幻想(ファンタジー)で絞め上げた。

 ヨシタツに勝機を作らせてしまった形の宮原だが、青柳のカットでピンチをしのぐと、終盤の混戦模様の中、ヨシタツ相手にエルボー合戦を展開。フロントハイキックで制して蹴散らすと、最後はブラックアウト、二段式ジャーマンでヨシタツのパートナー・ブライアントを一気に料理した。

 前哨戦第1ラウンドは王者・宮原がヨシタツの眼前で快勝。試合後は宮原が三冠ベルト、ヨシタツがGAORA&コロナの2本のベルトを掲げながら近距離でにらみ合った。いつもならヨシタツは同じコーナーに並び立つ存在だが、6・30後楽園の三冠戦まで対角線上で向き合う敵となる。かつてヨシタツとは王道トーナメントで対決したこともあるが、それも2年近く前のこと。宮原も「あの頃、対角線に立ったヨシタツさんとはもう違うレスラーになってる。違うレスラーだ。目を見てもそうだし、動きもそう」と実感し、「対角線に立ってもパートナーなんて頭は一つもない」と言い切り、名古屋の地から始まったヨシタツとの三冠闘争に全神経を集中する構えをみせた。

 この日は青木篤志さんが亡くなってから初めての大会。三冠王者として、エースとして、宮原の果たすべき役割は大きい。「俺らは言葉も大事だけど、俺らはプロレスラー、プロのレスラーだから、リング上から見てるファンの皆様へメッセージを送ること。それしかできない。それしかできないことかもしれないけど、俺らはそれができる」と気を引き締めた最高男のスタンスはこれまで通りリング上で全力ファイトをファンに届けること。だからこそ「リング上から6月も盛り上げていくからな。宮原健斗はブレない」と断言してみせた。それを有言実行するためにも宮原はヨシタツと最高の戦いを繰り広げる。

【宮原の話】「よっしゃあ。6月のシリーズが、新シリーズがついに開幕した。俺らは、俺らは言葉も大事だけど、俺らはプロレスラー、プロのレスラーだから、リング上から見てるファンの皆様へメッセージを送ること。それしかできない。それしかできないことかもしれないけど、俺らはそれができる。リング上から6月も盛り上げていくからな。宮原健斗はブレない。(いつもはパートナーのヨシタツと対角線に立ったが?)いやぁ、あの頃、対角線に立ったヨシタツさんとはもう違うレスラーになってる。違うレスラーだ。目を見てもそうだし、動きもそう。対角線に立ってもパートナーなんて頭は一つもない。もう6月30日まで毎日のように前哨戦組まれてるから。各大会、日本全国の皆さん、宮原健斗vsヨシタツ、どちらが勝つことを望みますか?」

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