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6/16【新日本】鈴木屈辱の“G1落選"に激怒 アーチャーはG1へ新兵器・アイアンクロー解禁

『KIZUNA ROAD 2019』東京・後楽園ホール(2019年6月16日)
○ランス・アーチャー&鈴木みのる&ザック・セイバーJr.vsオカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI&トーア・ヘナーレ×

 鈴木が屈辱の“G1落選"に激怒。一方で5年ぶり出場が決まったアーチャーは、真夏の祭典に向けて新兵器のアイアンクローを解禁して荒れ狂った。

 セミファイナルで入場してきた鈴木の表情は怒りに満ち満ちていた。この日の第4試合後に今夏G1の出場20選手が発表されたが、そこに8度に渡って出場してきた“常連"鈴木の名前はなかった。

 ザック&アーチャーとの鈴木軍トリオでオカダ&YOSHI-HASHI&ヘナーレ組と激突。6・25仙台大会のブリティッシュ王座戦に向けて王者ザックと挑戦者YOSHI-HASHIが火花を散らしたものの、鈴木はIWGPヘビー級王者・オカダに殺到。“G1落選"の怒りを現新日本の象徴的存在にぶつけ、危険な表情で「折るぞ…折るぞ?」とつぶやきながら腕固めやアームロックでオカダの左腕をいたぶりまくった。

 一方で5年ぶりのG1出場が決まったアーチャーも“充実っぷり"を披露。オカダとの正面衝突もビッグブーツで制し、3人がかりで押し込まれてもヘナーレを“不意打ち式"ショルダータックルで豪快に吹っ飛ばす。最後は落差十分のチョークスラム、ブラックアウトと畳みかけてフィニッシュ…かと思いきや、3カウント直前で自らカバーを解くと、舌なめずりで右手を広げる。そして“新兵器"アイアンクローを解禁してヘナーレの頭蓋骨をきしませ、ギブアップを奪った。

 試合後もヤングライオンを落差十分のチョークスラムで叩きつけて公開処刑。真夏の祭典へ弾みをつけた“アメリカンサイコ"の背後で、ボス・鈴木の表情はやはり怒りに満ち満ちていた。

 同じ鈴木軍のザック、アーチャー、タイチの出場が決まったにも関わらず、鈴木は“落選"した形。“ボス"としても“プロレス王"としても、これ以上ない屈辱だけに、迷わず怒りのマイクを展開した。

 「新日本プロレス、なぜ俺をG1に出さない! そんなに目障りか? そんなに危険か? そんなにお前らが大事にしているオカダをこうやって苦しめるからか?」と叫んだ鈴木は、「お前らだって見たいだろ? 俺とG1出場選手の試合を見たいだろ?」と問いかけて観客も歓声で呼応。「おい、新日本。てめえの耳はどこついてんだ? 客の声聞きゃわかるだろ? 今すぐに最強決定戦なんて偽りの看板下ろしやがれ」と吐き捨ててリングを後にした。

 バックステージでも怒りをぶちまけた鈴木は「世界中の鈴木軍予備軍たちよ。騒いでいいぞ。騒げ。こんなクソみたいな決断を下した、巨大な組織になったからって調子に乗っている新日本プロレス、ぶちのめせ。総攻撃だ」と鈴木軍ファンへの蜂起まで呼びかけ、“G1落選"の現実と真っ向から戦う決意をあらわにした。

【試合後の鈴木&ザック&アーチャー】
▼アーチャー「てめえら全員見たか? わかったか? このクローが相手の顔面を砕くんだ。このクローに捕まれば、かかったヤツは全員死ぬ。全員クソだ、コノヤロー」

▼ザック「まず俺にとってはYOSHI-HASHIだね。YOSHI-HASHIとのタイトルマッチ、お前はなんで俺に対して向かってこようとしているんだ? お前の肩は大丈夫なのか? お前のヒザはどうなんだ? お前の首もどうなんだ? まあ、せいぜいタイトルマッチまで楽しみにしておけばいいよ」

▼鈴木「新日本プロレスよ、なぜ俺をG1に出さない? なぜだ? 昔、偉い武将が言った言葉知ってるか? 『絶対に負けない方法、それは戦わないことだ』。知ってるか? その道を選ぶんだな。新日本、今すぐ最強決定戦という看板下ろせ。それから、ライオンヅラするんじゃねえよ。戦わずして勝つほうが選びやがって。もう一度言おう。なぜ俺をG1に出さない。誰が望んだ? 誰が望んだ? 客の声を聞きゃわかるだろ。おい、世界中の鈴木軍予備軍たちよ。騒いでいいぞ。騒げ。こんなクソみたいな決断を下した、巨大な組織になったからって調子に乗っている新日本プロレス、ぶちのめせ。総攻撃だ。おい、お前ら本当に客の声を聞いてるのか? 命削っているのは俺たちだ。そして、それを求めてるのは客だ。てめえらは机の上でそろばん弾いているだけだろ? 何を思ってこの決断をしたのか知らねえが、俺は許さねえぞ。おい、G1に出せ」

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