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6/18【全日本】3度目の三冠前哨戦 ヨシタツが予告通りの王者・宮原狩り

『2019 DYNAMITE SERIES』東京・後楽園ホール(2019年6月18日)
○ヨシタツ&TAJIRIvs青柳優馬&宮原健斗×

 ヨシタツが3度目の三冠前哨戦で予告通り王者・宮原から直接勝利を奪ってみせた。

 6・30後楽園大会でヨシケン対決による三冠戦が実現する。6・15名古屋大会から前哨戦が幕を開け、ここまで1勝1敗。ヨシタツは「俺にはヨシタツ幻想(ファンタジー)だけじゃなくて、今日最後決めたヨシタツ狂想曲(ラプソディー)もある。6月18日、後楽園ホール、健斗、お前をこの二つの技のどっちかで伸ばす」と直接勝利を予告していた。

 序盤から裏の読み合いでしのぎを削った両者。中盤には宮原がフロントハイキック、低空ドロップキック、顔面ドロップキックの連続攻撃を浴びせれば、ヨシタツはフロントハイキックで応戦。額を押しつけ合ってからエルボー合戦で火花を散らし、強烈な一撃を叩き込んだヨシタツが競り勝って、宮原をマットに這わせた。

 すかさずヨシタツはスイングDDTで追い討ち。TAJIRIのトラースキックが誤爆してヨシタツの動きが止まり、宮原&青柳の連続串刺し攻撃、宮原の垂直落下式ブレーンバスターで攻め込まれたが、電光石火のハイキックをさく裂させて宮原を失速させた。それでも宮原がスタンドブラックアウトを見舞ってきたが、ヨシタツはCBJをさく裂させると、ヨシタツ幻想(ファンタジー)で絞め上げてレフェリーストップに追い込んだ。

 予告通りヨシタツが宮原に直接勝利。試合後、大の字となった王者に向かって「健斗! 6月30日、ここ後楽園ホール、俺たちヨシケンでいっぱいのお客さんで埋め尽くそうな。なんで俺がこんなこと言うかわかるか? それはな、前人未踏のシングル5冠王、満員で埋め尽くされたお客さんに俺が祝ってもらいたいからだよ」とアピールし、三冠ベルト獲りを通告した。

 2度目の三冠挑戦へ向けて大きな1勝といえるが、ヨシタツは慢心していない。「前哨戦で勝って、本番で持って行かれる、ああいうありがちなパターンにならないように。今日勝って、より一層気を引き締めようと思った」と勝ってカブトの緒を締めつつ、「6月30日、やってやりますよ。前人未踏の、業界初のシングル5冠王、俺がなります。そして、新しい全日本プロレスの歴史を作ります」と“ヒストリー・メーカー"となる構えをみせていた。

【ヨシタツの話】「今日、前哨戦第3戦。これで2勝1敗。勝ち越してるけど、別にね、俺はそんなことでどうこう言うつもりない。このありがちなね、前哨戦で勝って、本番で持って行かれる、ああいうありがちなパターンにならないように。今日勝って、より一層気を引き締めようと思った。やっぱ凄いよ、宮原健斗。今日みたいな一瞬の隙を突かないとなかなか勝機がないんだっていう、それは正直思いました。でも、そういう少ないチャンスをものにしてきた人間だから。6月30日、やってやりますよ。前人未踏の、業界初のシングル5冠王、俺がなります。そして、新しい全日本プロレスの歴史を作ります。アイ・アム・ヒストリー・メーカー、ステイ・チューン!」

【宮原の話】「やらかした…やらかした…」

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