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6/23【NOAH】北宮地元で清宮メイン締め 挑戦者不在も「いろんな夢追いたい」

『NOAH the SPIRIT 2019』富山・高岡エクール(2019年6月23日)
○清宮海斗&谷口周平&齋藤彰俊vs拳王&マサ北宮&稲村愛輝×

 若きGHCヘビー級王者・清宮が、北宮の地元・富山での凱旋勝利を阻んでメイン締めに成功。挑戦者不在が続くものの、「大きな視野でいろんな夢に挑戦していきたい」と、挑戦者指名やGHCタッグとの二冠などを視野に入れ始めた。

 北宮の出身地・砺波(となみ)市に隣接する高岡大会でのメインイベント。試合前には地元後援会から花束が送られ、コール時には多くの紙テープが飛んだ。試合でも要所でことごとく北宮が活躍したが、最後に主役をかっさらったのは若きGHCヘビー級王者だった。

 金剛得意の連続爆撃の波状攻撃をしのいだ清宮は、稲村が狙ったスプラッシュマウンテンを着地するや、カウンターのドロップキックをドンピシャリ。続けざまに急角度のジャーマンで固め、キックアウトされてもタイガースープレックスホールドへ。さらに鋭さを増した弧の描き方に場内がどよめくなか、完璧な3カウントが数えられた。

 北宮の地元でも堂々のメイン締め。悔しげな拳王ら“金剛"の面々に金色のベルトを見せつけた若き王者は「マットも変わって、ロゴも変わって、ノアが新しくなってから、高岡は今日が初めてです。俺はこのリングを日本で一番大きなものにしたいと思っています! そして! その景色をここにいるみんなと一緒に見たいです! プロレスリング・ノア、新しい景色は俺が創る!」とマイクで締めくくって拍手喝采を得た。

 とはいえ6・9後楽園大会で杉浦貴の挑戦を退けて以降、新たな挑戦者は現れていない。「あれだけ(金剛が)俺のことを言っても、このベルトに挑戦してこないってことは、言葉に出さないってことは、このベルトに対する覚悟は金剛には無いのかなって思うし、だったら自分から、大きな視野をもって色んなことにチャレンジしていきたい」と見据えた。

 自ら挑戦者を指名することや、谷口のコンビでGHCタッグ王座と合わせた“二冠"を狙うことも視野に。「俺が言ってる“新しい景色"っていうのは、俺がチャンピオンとして描いている夢なので。その一番大きな夢は“この団体をナンバーワンにする"ということなんで、その夢に向かって景色を一つずつ変えていきたい。そう思ってるので、いろんな夢に俺は挑戦していきたいと思います」と“夢の積み重ね"も思い描いてみせた。

【試合後の清宮&谷口】
――北宮の地元でメインを制したが?

▼清宮「相手にとっては思い入れのある場所だったかもしれないけど、俺はこれからもっと色んな景色を創っていかないといけないんでね。昨日負けてるし、連敗するわけにもいかなかったです」

――GHCヘビーの挑戦者は現れていないが?

▼清宮「あれだけ(金剛が)俺のことを言っても、このベルトに挑戦してこないってことは、言葉に出さないってことは、このベルトに対する覚悟は金剛には無いのかなって思うし、だったら自分から、大きな視野をもって色んなことにチャレンジしていきたいと思います」

――誰かを指名することもありえる?

▼清宮「自分が上がっていくためには、その手段もあると思います」

――谷口選手は清宮選手とのタッグについて日々手応えは?

▼谷口「彼の言ってる言葉からも力をもらえるし、戦ってる姿からも力をもらえてる。負けないようにやっていきたいと思います。チームとしても、どんどん完成度を上げていけば、タッグとしての結果も出していけると思うんで」

――タッグのベルトを狙ってみたい気持ちは?

▼清宮「夢がありますよね。二冠っていう。俺が言ってる“新しい景色"っていうのは、俺がチャンピオンとして描いている夢なので。その一番大きな夢は“この団体をナンバーワンにする"ということなんで、その夢に向かって景色を一つずつ変えていきたい。そう思ってるので、いろんな夢に俺は挑戦していきたいと思います」

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