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6/24【WWE】戸澤クルーザー王座返り咲きならず、リコシェがUS王座戴冠 『ストンピング・グラウンズ』

 PPV大会『ストンピング・グラウンズ』が現地時間23日にワシントン州タコマのタコマドームで開催された。

 戸澤陽が王者トニー・ニース、ドリュー・グラックとのトリプルスレット戦によるクルーザー級王座戦に挑んだ。勝てば自身2度目の戴冠となる戸澤は序盤からニースにトペ・スイシーダ、グラックにエプロンからのトペ・コンヒーロをさく裂。ニースがグラックの関節技に捕まると、そこへダイビング・セントーンを放って主導権を握った。だが、終盤に状況は一転。グラックめがけてドロップキックを放った戸澤だが、回避されてニースにヒット。次の瞬間、グラックにネックブリーカーを敢行されて3カウントを聞いた。激戦を制したグラックが新クルーザー級王者に君臨。約2年ぶりとなる返り咲きのチャンスを逸した戸澤は試合後、「また取れなかった。クソー、悔しい。まだ、あきらめられないんだけど、今はまだ頭の整理がついてないので、ちょっとゆっくり考えさせてください。また必ず上を目指して行きますので、応援よろしくお願いします」と悔しさをむき出しに誓った。

 王者セス・ロリンズが因縁のバロン・コービンとユニバーサル王座をかけて激突した。コービンが用意した特別ゲストレフェリーはレイシー・エバンス。試合前からロリンズを襲撃したコービンはパイプ椅子攻撃でダメージを与えるなど優勢に進めた。負けじとロリンズは延髄斬りで劣勢を打開。ブロックバスター、アバタ・ケダブラで勝機を作ったものの、レフェリーのレイシーがスローカウントでコービンに加担して3カウントを奪えない。ならばとロリンズはパワーボムでコービンをテーブル葬。リングアウト勝ちが決定的と思われたものの、レイシーは場外カウントを数えず。レフェリー権限でノー・カウントアウトルールに変更し、コービンがパイプ椅子を持ち出すと、ノーDQルールを採用するなどやりたい放題。それでもロリンズはパイプ椅子上にファルコンアローを決めてコービンを沈めたものの、レイシーはダウンカウントを数えようとしない。ロリンズが激怒して睨みつけたが、逆ギレしたレイシーの平手打ち2発、ローブローを食らうと、コービンにエンド・オブ・デイを敢行された。万事休すと思われたロリンズだったが、ガールフレンドであるベッキー・リンチが駆けつけ、レイシーをエクスプロイダーでバリケードに叩きつけて厄介な悪徳レフェリーを排除した。援護射撃を受けたロリンズはコービンにカーブ・ストンプを爆発。代理レフェリーが3カウントを数え、ロリンズがユニバーサル王座防衛を決めた。試合後、“Mr. MITB"ブロック・レスナーは現れず。ロリンズ&ベッキーの王者カップルはベルトを掲げて勝ち誇った。

 リコシェがサモアー・ジョーを破ってUS王座を奪取した。序盤からパワーに勝る王者ジョーが圧倒。リコシェをエプロンに叩きつけ、串刺しエルボー&延髄斬りで攻め込んだ。引かないリコシェも延髄斬り、オーバーヘッドキックの連続攻撃や、スワンダイブ式ミサイルキック、ムーンサルトのハイフライ殺法で反撃した。ハンドスプリング・エルボーはジョーにキャッチされてジャーマン・スープレックスで投げ飛ばされ、ジョー必殺のコキーナ・クラッチに捕まったものの、リコシェは辛うじて脱出。最後は必殺の630°スプラッシュを発射して3カウントを奪い、ロウ移籍後、初タイトルとなるUS王座戴冠を果たした。

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