プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

6/29【WWE】中邑がトリプルHとサプライズ合体 2年半ぶりの地元勝利に「イヤァオ!」

『WWE Live Tokyo』東京・両国国技館(2019年6月29日)
○中邑真輔&トリプルHvsサモア・ジョー&ロバート・ルード×

 中邑とトリプルがサプライズでタッグを結成。最後はペティグリーとキンシャサの豪華共演でルードを撃破した。2年半ぶりに日本で勝利した中邑は「イヤォオ!」と雄叫びをあげた。

 中邑は2016年、2017年と日本公演で活躍したものの、2018年は爆発物探知犬に誤って噛まれて左足を負傷し、無念の欠場となった。その後、US王座を戴冠するなど活躍を見せた中邑は現在、フィン・ベイラーの保持するIC王座に照準を絞っている。日本では実に1年9ヵ月ぶりの試合となった前日(28日)の両国大会では惜しくもセス・ロリンズの保持するユニバーサル王座奪取を逃したが、今宵はサプライズ出場となったトリプルHとまさかのタッグ結成が実現。ルード&ジョー組と激突した。

 圧倒的な声援に迎えられたトリプルHと中邑は序盤から意外なほどの好連係を披露。ジョーたちを場外に叩き落として2人で手招きすれば、コーナーでルードの首筋を揃って踏みつけ、同時に体を震わせた。トリプルHがルードを羽交い締めにすると、そこに中邑がミドルキックを叩き込む。

 その後、中邑がローンバトルに追い込まれる。それでもフェイント式バックキックでピンチを脱すると、代わったトリプルHがナックルパートやラリアット、ココナッツクラッシュで巻き返すが、ペティグリーは決まらず。ジョーのラリアットをもらってしまうと、今度はトリプルHが捕まる展開に。場内には「レッツ・ゴー・ハンター」コールが巻き起こった。

 長時間孤立してしまったトリプルHだったが、ルードのダイブ攻撃を下から蹴り上げて迎撃。割り込んだジョーにはDDTを見舞って、中邑にタッチを渡す。中邑は飛びヒザ蹴りやミドルキック、延髄斬り、スライディングジャーマンなどで何度も場内を沸かした。

 ルードの反撃を切り抜け、go 2 sleepを繰り出した中邑は一気にキンシャサの構え。慌ててジョーがカットに飛び込んで中邑をスリーパーで絞め上げたものの、呼応したトリプルHが必殺のペティグリーで黙らせた。トリプルHのゲキを受けて、中邑は一気にキンシャサをズバリ。ルードを仕留めた。

 豪華必殺技リレーで勝利し、トリプルHと中邑が役者の違いを見せつけた。中邑が日本マットで勝利したのは2016年12月のジョー戦以来、実に2年半ぶり。先にリングを去っていったトリプルHを見送った中邑は、最後に日本のファンの前で「イヤァオ!」と雄叫びをあげた。

プロ格 情報局