プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

6/29【WWE】セザーロ雪辱ならず リコシェが日本でUS王座連続防衛

『WWE Live Tokyo』東京・両国国技館(2019年6月29日)
US選手権試合 ○リコシェvsセザーロ×

 雪辱に燃えるセザーロの猛攻を耐え忍んだリコシェが逆転勝利を挙げ、日本の地でUS王座を2日連続で防衛した。

 DRAGON GATEや新日本で活躍したリコシェは2018年1月にWWEに入団。今年6月23日のPPV『Stomping Grounds 2019』でサモア・ジョーを破り、US王座を獲得したばかりだ。昨日(28日)の両国大会ではかつてノアに参戦経験のある実力者セザーロと対戦。丸め込んで接戦を制したものの、怒りのセザーロが試合後に襲撃して翌日の王座戦を要求し、2日連続のタイトル戦となった。

 前夜の雪辱に燃えるセザーロがパワーの差を活かしてのっけから猛攻。場外に転落したリコシェをリングに投げ戻して暴行すると、ラリアットもクリーンヒットする。リコシェはことごとく反撃を防がれて、防戦一方に。アルゼンチンバックブリーカーからシュミット式バックブリーカーに持ち込まれると、変型弓矢固めに捕まり、サイドスープレックスでも投げ捨てられた。

 流れを変えたいリコシェは逆水平を挟みつつ、反転式のダイビングボディアタックや多回転式コルバタなど軽量級らしい動きで反攻。スワンダイブ式ミサイルキック、捻りを加えたランニング式ケブラーダ、ライオンサルトなど空中殺法もさく裂した。

 粘るセザーロはシューティングスタープレスを回避すると、高速ジャイアントスイングでリコシェを25回転もぶん回して逆襲。リコシェに負けない歓声を浴びると、シャープシューターやクロスフェイスでしつこく絞め上げた。スワンダイブ攻撃をエルボースマッシュで撃墜すると、雪崩式フランケン狙いも踏ん張って、逆にパワーボムの構えに。

 しかし、リコシェは再度回転して何とか雪崩式フランケンに成功すると、セザーロの肩にジャンプして飛び乗って幻惑し、ヨシタニックでマットに叩きつける。粘るセザーロもエプロンから王者をぶっこ抜いての雪崩式ブレーンバスターを繰り出し、フランケンやヨシタニック狙いをことごとく踏ん張ってみせたが、リコシェはエプロンからのジャンピングハイキックで挑戦者を棒立ちにさせると、最後はスワンダイブ式のドラゴンラナ(前方回転式ウラカンラナ)で3カウントをもぎ取った。

 セザーロの猛攻をしのいだリコシェが逆転勝利でUS王座を連夜の防衛。試合後、思い入れのある日本のファンに頭を下げて感謝の意を表し、王者として気持ちを新たにしていた。

プロ格 情報局