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6/30【全日本】「世界タッグ狙える」 ジェイクと野村が共闘に合意

『2019 DYNAMITE SERIES』最終戦 東京・後楽園ホール(2019年6月30日)
○野村直矢&ジェイク・リー&崔領二vsゼウス&ノビー・ブライアント&ディラン・ジェイムス×

 ジェイクと野村がついに共闘に合意。世界タッグ王座に狙いを定めた。

 新世代ライバル闘争を展開してきたが二人が5月から共闘する機会が増えてきた。「お互い利用し合うべき」と主張するジェイクは何度も手を差し伸べてきたが、野村は断固拒否。それでも6・15名古屋でジェイクを後方支援する歩み寄りをみせ、6・23新発田では逆にジェイクの援護射撃を受けて快勝。二人の間にあった距離は徐々にではあるが縮まりつつあった。

 そして最終戦となったこの日、崔を加えて同じコーナーに立った二人はゼウス&ディラン&ブライアントと対戦。劣勢を強いられた野村にジェイクがゲキを飛ばし、終盤にはディランの逆水平、ラリアットで野村が攻め込まれたが、ジェイクが飛び込んでニーリフトで援護射撃。野村に呼びかけてツープラトン攻撃を狙い、不発に終わってもジェイクがレッグラリアット、野村がスピアーを連続発射。すかさず野村がフロッグスプラッシュを連発すると、マキシマムを爆発させてディランから逆転の3カウントを奪った。

 試合後、この日もジェイクが右手を差し出した。この日も拒むかと思いきや、野村はようやく握手に応じ、共闘を意思表示した。二人は2017年8月に世界タッグ王者に君臨し、ジェイクの負傷欠場によって返上。タッグ再結成の形となる。野村がこれまで拒み続けてきた共闘を決意したのは「Sweeperには入らないし、入ろうとも思わないし。だけど、ジェイクとだったら世界タッグのベルト狙えると思ったから」というのが理由。ジェイクも「その話、俺は乗った。俺はアジアタッグを保持しているけれども、世界タッグも三冠も欲しいんだ。俺は欲しがりな男だ。だからこそ、野村直矢の力を最大限に引き出した上で、世界タッグも俺が巻いてみせる」と呼応。「けど、対角線上に立ったら、思いっきり俺らはぶつかり合います」と競い合うライバル関係に変わりないことも強調した。

 さっそく二人はセミファイナルで世界タッグ王座V2を果たした諏訪魔&石川の前に現れ、挑戦を表明。王者組に認めさせた。これで次期シリーズでの世界タッグ挑戦が決定的。2年前に負けずしてベルトを失った二人が返り咲きへ向けて走り出した。

【試合後の野村&ジェイク】
※先に野村単独で話し始める

▼野村「今日、試合後にジェイクと握手して。それはどういう意味か? Sweeperには入らないし、入ろうとも思わないし。だけど、ジェイクとだったら世界タッグのベルト狙えると思ったから。俺はシングルのベルトはもちろん狙ってますけど、世界タッグのベルトも欲しいんです」

※ここで遅れてジェイクがやってくると

▼ジェイク「その話、乗るぜ。そう言ってくれたのであれば、その話乗りますよ。お互いの力を認め合っての今日の握手だと思ってください。けど、対角線上に立ったら、思いっきり俺らはぶつかり合います。仲間仲間って感じじゃなく、お互いが高め合う上での。あの握手を俺はそういった意味だと捉えました。次、世界タッグって言いましたね?」

▼野村「OK」

▼ジェイク「OK。その話、俺は乗った。俺はアジアタッグを保持しているけれども、世界タッグも三冠も欲しいんだ。俺は欲しがりな男だ。だからこそ、野村直矢の力を最大限に引き出した上で、世界タッグも俺が巻いてみせる。崔さんはあのリング上で見てた通り、新しいターゲットができてしまった。それどころじゃないからね。だからこそ、野村直矢、今からまた世界タッグを俺らの手に…」

※ジェイクが手を差し出すと、野村は握手に応じる。ジェイクが先に去っていくと

▼野村「俺たちで動き出しますよ」

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