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7/8【JUST TAP OUT】7人の新人と船出 TAKA「合格点出せた」

『プロフェッショナルレスリングJUST TAP OUT旗揚げ戦「始」』
東京・後楽園ホール(2019年7月8日)

 TAKAが新人7人との船出となった旗揚げ戦を「合格点は出せたかな」と振り返った。

 今年1月に自ら旗揚げしたK-DOJOを退団したTAKAが新団体「JUST TAP OUT」を立ち上げた。メンバーはTAKAと7人の新人。そのうち5人がこの日の旗揚げ戦でデビュー戦を迎えた。TAKAと鈴木の一騎打ちが唯一の目玉カードといえたが、メインに組まれたのはこれが2戦目となる武蔵とデビュー戦となったKANONの新人対決。団体の旗揚げ戦としては極めてまれなケースとなった。

 温かい応援ムードに包まれた聖地・後楽園で新人7人は歓声に応えるファイトを披露。TAKAは「100点とは言えないですね、ハッキリ言って。自分から見たら当たり前ですけど、粗だらけ。ただまあ、ここまでの練習期間を考えたら、合格点は出せたかなと」と総括し、ファンに判断をゆだねた。

 次回興行は9・24後楽園大会。TAKAがテーマを「夢」と設定し、武蔵が希望した吉田隆司戦、舞華が対戦を要望していた林下詩美戦が決まった。「ヤツらの夢が2つ叶うわけなんで。こうやって後楽園中心にして、ドンドンドンドンしっかりとしたプロレスをやらせて。しっかりとした体と技術を作らせていけたら」と新人の成長を促しつつ、「本当にプロフェッショナルの名に恥じない団体」を目指すつもり。「自分の目指す方向は間違ってないと思うんで。本当に自分が大好きだった昭和のプロレス、一撃必殺のプロレス。基本に忠実な技術の競い合い、体のぶつかり合い、そういうプロレスを蘇らせたい」と団体の方向性を強調していた。

【TAKAの話】
▼TAKA「観衆は660人。まあ、2週間前ぐらいは100人切ってたんです。どうなるかと思ったんですけど、新人中心で。ゲスト選手に名のある選手がいたと言っても、後楽園ホール史上最低の入りの大会になるかなと思ったんですけど、660人、まあ、平日で新人メインにしては健闘したかなと思います。もちろん粗を出したらキリが無いと思いますけど、これが何年かやって、今日の武蔵vsKANONが大舞台のメインを張れるような可能性を秘めていると自分は思っているんで。今、小型化しているプロレス界の中で、ヘビー級の若いののぶつかり合い。基本的な技だけでプロレスをする。無駄なものを排除して。たぶんなんですけど、途中から見たんで、もしかしたら間違っているかもしれないですけど、フィニッシュの時以外、フォールしてないような気がするんですよね。KANONはコブラツイストにこだわってたのかな。で、龍也はチョークスラムをずっと狙っていたような気がします。1つの技にこだわってやっていったからいいかなと。ただ、KANONはラリアットがやりたいとずっと言ってて。お前はまだ腕が細いからダメだって言ったのに、今日やってたんでね(笑) その辺は若いから勝手にやっちゃうところがあるかなと。舞華にしても、また勝手に林下詩美を挑発して。まさか本人が来ると思ってなかったんで。ドンドン行動すればいいかなと思います。で、実現させたわけですから。で、次回大会は夢。ヤツらの夢が2つ叶うわけなんで。こうやって後楽園中心にして、ドンドンドンドンしっかりとしたプロレスをやらせて。しっかりとした体と技術を作らせていけたらなと思います。まあ、100点とは言えないですね、ハッキリ言って。自分から見たら当たり前ですけど、粗だらけ。ただまあ、ここまでの練習期間を考えたら、合格点は出せたかなと。あとはお客様が判断してくれるのかなっていう。これで9月がお客さんは600人以下だったら、ああつまらなかったと。徐々に10人でも5人でもいいから増えていくように、後楽園中心でやっていこうと思います。まあ、いろいろありましたけど、自分の目指す方向は間違ってないと思うんで。本当に自分が大好きだった昭和のプロレス、一撃必殺のプロレス。基本に忠実な技術の競い合い、体のぶつかり合い、そういうプロレスを蘇らせたいなと思ってます。あとは皆さんがどう評価するかですよね。今の時点で日本で一番小さい団体、弱小団体だと思っているので。ここから自分なりのやり方で、考え方で。今のプロレス界の悪いところを排除して、よそのいいところを盗んで、本当にプロフェッショナルの名に恥じない団体にしたいなと思います」

――今後の予定は?

▼TAKA「とりあえず9月の後楽園、11月の後楽園。で、11月に名古屋と大阪をやろうと思ってます。来年はまた後楽園中心にやっていきますけど、今の時点では何とも。とりあえずテーマ、次回は『夢』。その次は『恩』。漢字1文字に込められた意味があるので、大会それぞれに。来年も漢字1文字でテーマを表す大会を後楽園中心にやっていこうかなと思ってます。今のところ、新木場や新宿FACEでやる予定は一切ないんで。基本後楽園中心に。後楽園が東京で最小の会場にしていきたいなと思ってます。それが昭和のプロレスだったと思うんですよね。後楽園ホールが一番小さい会場だったじゃないですか。東京で言うと昔は。その頃に戻したいなっていう。で、いずれは毎月後楽園をやりたいなって。で、満員になったらいいなって。それができる可能性を秘めた7人が集まったと思います。もちろんまだ未熟で、荒削りなのは重々承知してますけど、ギリギリ合格だったんじゃないかなって思います。あとはマスコミの皆さんの判断で」

――基本的な技術で若い選手が勝負するのは一番難しい。結構な冒険かなと思うが?

▼TAKA「特にメインは体がデカいってだけで、とにかくロックアップして押し合って、力比べやって、タックル合戦やって、殴り合いして、特に大きな技は最後ぐらいしか出てないと思うんですよ。それでいいと思うんです。これで会場が沸いて、会場をドンドン大きくしていけて、大会場のメインであれができて、大爆発するぐらいに持っていきたいなと。今の時点ではデビュー2戦目とデビュー戦の2人にしては、まあ、ようやったかなと自分は思ってます。もちろん難しいのはわかっていますけど、それが自分的なプロフェッショナルレスリングだと思っているんで。技乱発のプロレス、頭からバンバン落とすプロレス…もちろんそれもプロレスですけど、自分の目指すほう、自分の理想のプロレスはそれじゃないんで。今日は鈴木みのるとやったような、ひたすら極め合って、最後は一点集中でがっちりやられましたけど、ああいうプロレスを追求していきたいなと思います、個人的には。まあ、その中で、もちろん反発してくるヤツも出てくると思います。若いから自己主張が出てくる。それはそれでいいと思うんです、ある程度。舞華なんてドンドン暴走して、自分でカード決めて切り開いていく。あれはあれでいいのかなと。あんまり行き過ぎるとあれですけど、ドンドンドン若さの冒険だと思うんで。自分除けば、下は16、上は23、24なんで。凄い若い団体なんで。ここからそれを活かすかどうかは自分にかかっているかなと思っているんで。凄く7名の原石が集ったと思っているんで、この少数精鋭でこのプロレス界に違うムーブメントを作りたいと思います。とにかく足が痛いです(笑) でも、ボス相手でよかったと思います。ここまで容赦なくやる人っていないと思うんで。明日歩けるかどうか」

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