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7/21【DDT】パワハラ社長・高木を成敗 大家がO-40王座挑戦へ

『Summer Vacation 2019』東京・後楽園ホール(2019年2月22日)
○大家健&鈴木秀樹&スーパー・ササダンゴ・マシンvsHARASHIMA&青木真也&高木三四郎×

 パワハラを繰り返すDDT社長・高木を大家が炎のスピアで成敗。試合後、大家は高木が保持するOVER-40王座挑戦を表明し、9・1大阪でのタイトル戦が決定した。

 7・15大田区では高木とササダンゴがウェポンランブルで激突した。高木はウェポンとして「坂井良宏の携帯番号」公開を目論んだものの、映像班の今成が「社長のパワハラ行為には加担できない」と拒否。それどころか、高木の携帯番号をビジョンに映し出して反抗した。試合は高木が制して初代O-40王者に輝いたものの、携帯への着信やSMSが止まらず激怒。そこで、高木が青木&HARASHIMAと、今成がササダンゴ、ウェポンランブル戦でササダンゴに加勢した鈴木とトリオを組んで激突することに。しかし、今成が脳しんとうで欠場となり、代わって同じくガンプロ所属の大家が出場した。

 試合前にササダンゴが煽りパワポで改めて今回の経緯を説明。携帯番号公開で会社に多大な損害が発生したのをお詫びしたいと考えたササダンゴたちは謝罪会見を申し込んだものの、会社側から「DDT的には謝罪会見をやるのは構わない」「ただその日時はこちらに決めさせてほしい」と言われてはぐらかされたことを明かした。そして、その隙に高木が今成を会社に呼び出し、「引退会見を開くか、契約解除させるか、3人まとめて試合でボコボコにされるか、この3つから選べ」と迫り、「謝罪会見するなら全員クビ」と言い放ったと暴露。ここ数日、話題になっている芸能プロダクションのニュースと酷似したケースだけに、観客は完全にササダンゴ側を応援し、高木にはブーイングが飛んだ。

 とはいえ、高木側の要求を受け入れて、今回の6人タッグ戦が決定した。高木がパートナーに指名したのはHARASHIMA、青木という強力な布陣。対するは金型屋(ササダンゴ)、元郵便局員(鈴木)、居酒屋店員(大家)という貧弱な3人で、これもパワハラほかならないと定義したササダンゴは必勝を誓ってリングに上がった。

 序盤戦は静かな展開に。鈴木とHARASHIMAの顔合わせも実現し、緊張感溢れるグラウンド戦を繰り広げた。高木が登場すると、大家がタッチを執拗に要求。鈴木は無視して試合を続けたが、高木がコーナーに押し込んだ場面で、やっと大家がリングに入った。

 高木は豪快なドロップキックで先手。セコンドに付いた今成は必死に声援を送るが、ここから大家が長時間捕まる展開に。それでも大家が高木をブレーンバスターで投げ飛ばして逆襲に転じると、ササダンゴと鈴木が連続串刺し攻撃からダブルブレーンバスターに繋げて援護射撃。大家がカミカゼで追い討ちすると、カットに飛び込んだHARASHIMA&青木には両腕炎のスピアをぶち込んだ。すかさずササダンゴ&鈴木は場外に分断する。粘る高木はラリアット、デスバレーボムで巻き返したものの、コーナーからのダイブは大家がスタナーで撃墜。すかさず炎のスピアをぶち込んで、高木から3カウントをもぎ取った。

 大家の出場が決まってからというものの、高木はSNSで今と過去の大家を比べ、「昔の大家のほうが輝いていた」と挑発していた。そんな高木を直接下してみせた大家は「ふざけんじゃねえ! 過去なんか関係ねえだろ? 俺たちは今を生きてるんだよ! 俺は今を生きるのに夢中! 生きるのに精一杯! そして、メチャクチャ向上心を持ってんだ!」と絶叫した。

 そして、「高木三四郎! 高木三四郎! 高木三四郎! てめえは俺の上司だったかもしれねえけどな。俺と同じ土俵に上がってもらうぞ。そのヒザにあるOVER-40のベルトを…。俺は今、42歳だ。挑戦する権利は確実にあるよな!」とO-40王座挑戦を表明した。高木は「お前が輝いているか輝いてないかで言ったら、ついさっきまではやっぱり輝いてなかったよ。でも、俺を倒して、いい気になって輝いてんじゃねえよ!」と呼応。キレた大家が「今まで頭が上がらなかった高木三四郎、てめえに絶対勝つぞ。受けるかどうか聞いてんだろ?」と詰め寄ると、高木は「受けてやるよ」と受諾し、9・1大阪でのタイトル戦が電撃決定した。

 高木たちを下がらせた大家は荒ぶるばかりで、「あの高木三四郎を倒してベルトを巻くのはこの俺だ!」と叫ぶと、「立ち上がるなら今だぞ。お前たちみんな、立ち上がるなら今だぞ。ぶっ飛ばしたい上司、小言を言い続ける部長、業績を上げろって言う社長。そいつら全員見返してぶっ飛ばしてやれ」と観客を鼓舞し、「ガンバレ、俺!」と雄叫びをあげた。

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