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8/25【NOAH】9・16大阪で「原田vs小峠」IPWジュニア戦 リッジウェイ返り討ちで原田がV2

『N-1 VICTORY 2019〜NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE〜』エディオンアリーナ大阪第2競技場(2019年8月25日)
IPWジュニアヘビー級選手権試合 ○原田大輔vsクリス・リッジウェイ×

 “両足裸足"の苦闘を強いられたIPWジュニア王者・原田がリッジウェイの挑戦を退けて2度目の防衛に成功。試合後には観衆の声に応えて、次期挑戦者にジュニア回帰を果たした“元相棒"小峠篤司を指名し、9・16大阪大会で約2年10ヶ月ぶりとなる“元・桃の青春対決"が行われることが決まった。

 IPWジュニア王座は、英国団体IPWが今年新設。英国のリッジウェイが“母国奪回"を狙い、前哨戦ではスティンガーとRATEL'Sを巻き込みながら、原田の左足首を徹底的に痛めつけて得意の変型アンクルホールドへの布石を打ちまくってきた。

 シングルでは3度目の手合わせとなる両雄だけに、序盤からハイレベルな先の読み合いを展開したものの、やはり主導権を握ったのはリッジウェイ。前哨戦同様、原田の左シューズを脱がして“患部"をむき出しにすると、徹底した“左足首攻め"で王者に悲鳴を上げさせた。

 それでもカウンターのフロントスープレックスなどで反撃に転じた原田は、動きづらさを嫌がって、自ら右シューズをも脱ぎ捨てて両足裸足の“ヒロ・マツダ状態"を自らセレクト。リッジウェイもローリングエルボーをカウンターのアンクルホールドで切り返し、ボディエルボーも顔面へのヒザ蹴りで迎撃するや、ヒザを折り曲げる“リッジウェイ式"のアンクルホールドで蛇のように絡みつきながら絞めに絞め上げた。

 だが、どうにかロープをつかんだ原田は、逆にランニングローキックを避けての大☆中西式投げ捨てジャーマンで逆転。立て続けにニーアッパーからのローリングエルボーを今度こそ決めてみせる。続けて回転落下式のニーアッパー“ターンオーバーニー"を叩き込むや、片山ジャーマンで固め、一気の畳みかけで3カウントまで持ち込んでみせた。

 裸足の王者がリッジウエイを返り討ちにして3度目の防衛に成功。マイクを握った原田は、自主的に声を上げ続けてきた“エディオンアリーナ第1競技場進出"に触れ「やっとみんなと一緒に上に行けます。ずっとそのことを言い続けてきたけど、結果GHCジュニアのベルトに挑戦すらできない。それが今の俺の現状です。でも俺は今、イギリスのチャンピオンベルトを持ってます。今、クリス・リッジウェイを倒しました。皆さんは次、誰とのタイトルマッチをみたいですか?」と問いかけ、場内からは口々に「小峠!」の声が上がった。

 原田にとって小峠は、なかば禁句的存在だった。ともに大阪プロレス出身の原田と小峠は、かつて“桃の青春タッグ"を組んで数々の実績を残しものの、小峠が2016年末にヘビー級転向を表明してGHCジュニア二冠王座を一気に返上。ジュニアにこだわりを持つ原田は小峠に“絶縁"を通告し、小峠のジュニア回帰表明にも嫌悪感をあらわにしていた。

 それでも地元・大阪の声を尊重した原田は、「おい、みんなが呼んでるぞ。出てこい」と小峠を呼び出す。姿を現した小峠に「ひとつ言うけどな、俺はお前と試合したくない。でも、みんながお前や言うたんや。次やろか」と投げかけた。

 小峠も「まだはやないですか? まぁでも、俺の大好きな大阪の皆さんが言ってくれはるんで、9月16日、久しぶりの大きいほう。そこでやれるんやったら、お前とシングルやったるわ」と“上から目線"で承諾。原田も「来月、そこでお前に大きな恥をかかせてやる。ノアジュニアを捨てたお前を成敗したるからな!」と宣告し、その後、9・16エディオンアリーナ大阪第1競技場大会におけるIPWジュニア王座戦「(選手権者)原田vs小峠(挑戦者)」が正式に決まった。

 「原田vs小峠」の“元・桃の青春対決"は2016年11月の新潟大会におけるGHCジュニアヘビー級選手権試合以来、約2年10ヶ月ぶり。バックステージでも原田は「やりたくないよ! アイツとのアレはもう俺のなかではもう無いから。プロレスもしたくないし。ジュニア二冠王になって、それを返上して、ヘビー級行って、ヘビー級でケツ割った男が、今何をしてるのかな?っていうのはあるかな。もっと、ちゃんとせえよ!って」と改めて嫌悪感。ともあれ両者ゆかりの大阪で、今度はイギリスIPWのベルトを懸けて危険な再会を果たす。

【試合後の原田】
――リッジウェイ戦を振り返って?

▼原田「キツかった…ホンマにキツかった!」

――右のシューズまで自ら脱いで裸足だったが?

▼原田「単に歩きづらかっただけです。バランス悪かったんで。もう脱ごう!と思って脱いだら、脱いだら脱いだでその場でやられて、よく見とるなって思いましたね」

――勝ちはしたが、まだまだやり合いたい相手?

▼原田「そうですね。今回勝って、アイツをイギリスに送り返す!って昨日言ったばかりですけど、それは撤回しますよ。やっぱり今のノアジュニアでアイツと戦うのは、凄くやりがいがあるんでね。このまま残ってもらって、今日以上に潰していきたいな、と。今日も結構やられたんでね。今日以上にやり返して踏み潰したいなと思います」

――お客様の気持ちを尊重する形で、次は小峠選手を指名した形になったが、『やりたくない』とも言っていた

▼原田「やりたくないよ! アイツとのアレはもう俺のなかではもう無いから。プロレスもしたくないし。ただ、今日のお客さんの声が一番じゃないですか? ただアイツがノアジュニアに戻ってきて、何をしてんのかなぁ?っていうのは、ひとつありますね。ジュニア二冠王になって、それを返上して、ヘビー級行って、ヘビー級でケツ割った男が、今何をしてるのかな?っていうのはあるかな。もっと、ちゃんとせえよ!って」

――一連の行動が理解できない?

▼原田「理解しようとも思ってへんし、ただ単に俺はお客さんの声に応える。それだけです」

――自ら望み続けてきた府立第一開催での大事なタイトルマッチとなるが…

▼原田「うん、その舞台でね…。俺は今、いろんな悔しい思いを背負ってるから、全部府立第一の試合でそれを全部解放させて、アイツにこれまで味わったことないような屈辱をね、味わわせてやりたいと思ってます。アイツなんか言ってました? 言ってない? そういうとこ面白くないですよね。もっとアイツから発信しないと。以上です」

☆9/16(月・祝)エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場『N-1 VICTORY 2019〜NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE〜』16:00開場、17:00開始

▼IPWジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
小峠篤司
vs
原田大輔
[初代選手権者]
※原田3度目の防衛戦

▼スペシャル6人タッグマッチ
NOSAWA論外
大原はじめ
桜庭和志
vs
クリス・リッジウェイ
鈴木鼓太郎
小川良成

▼GHCジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
YO-HEY
(1/60)
HAYATA
[第40代選手権者]
※HAYATA初防衛戦

▼スペシャル6人タッグマッチ
X
X
X
vs
武藤敬司
秋山準
清宮海斗

▼「N-1 VICTORY 2019」優勝決定戦
Bブロック1位選手
vs
Aブロック1位選手

[チケット]
▼料金
・アリーナS:12000円
・アリーナA:9000円
・アリーナB:6000円(当日7000円)
・スタンドS:7000円(当日8000円)
・スタンドA:4000円(当日5000円)
・小学生:2000円
※小学生席はアリーナB、スタンドAのみ、取扱はノア事務所のみとなり、チケットのお渡しは当日となります

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