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8/25【全日本】連敗から一夜 宮原自信揺るがずも野村の新技に「あれだけは面食らった」

『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・網走市北コミュニティセンター(2019年8月25日)
○青柳優馬&宮原健斗&ヨシタツvsディラン・ジェイムス&丸山敦&ジョエル・レッドマン×

 対野村連敗から一夜明け、三冠王者・宮原が野村の新技・裏スピアーに「あれだけは面食らった」との感想をもらしながらも、「99%負けることはない」と改めて強調し、揺るがぬ自信を口にした。

 前夜の美幌大会で9・3後楽園の三冠戦へ向けた前哨戦が幕開け。宮原にとって想定外の結末が待っていた。野村が新技・裏スピアーを初公開して宮原をグロッギー寸前に追い込んだ末にマキシマムで勝利。8・17札幌に続く王者狩りをやってのけた。

 一夜明けたこの日、宮原はメインの6人タッグに登場。やたらと食ってかかる丸山に場外戦で圧倒され、連敗ショックを垣間見せたが、最後はレッドマンにブラックアウトを突き刺して青柳の勝利につなげた。

 前夜の敗戦を振り返って「ぶっちゃけ昨日はね、へこみましたよ」と明かした宮原。特に野村の新技の一つ、裏スピアーは「宮原健斗の概念を超えた技をやられた。ぶっちゃけ反則ギリギリの技」と評したうえで、「あれだけは面食らった」と意表を突かれたことを認めた。

 「お前には足りないものが一つある」と指摘していた宮原は、野村の新技2種予告を受けて「この新技にもしかしたら僕の想像してる足りない一つがあったらちょっとやばい」と警戒していた。裏スピアーにその足りないものが含まれていたかといえば、宮原の答えは「プラスアルファにはなるでしょうけど、0.2%ぐらいじゃないですかね」というもの。「いろんなものを組み合わせて1%になればね。その1%は無理ですよ」と断言。「99%負けることはない。99%ないですよ」と繰り返し強調した。

 野村の新技を食らい、2度目の敗北を喫してもなお、宮原の自信は揺るがない。が、うがった見方をすれば、野村に脅威を感じ、警戒を強めているからこそ、自らを叱咤するように強気な姿勢を貫いていると解釈できなくもない。それは「(野村は)内心秘めているものを半分ぐらいしか吐き出してないような感じがする」との推測からも垣間見える。ともあれ、野村の裏スピアーが宮原に何らかのクサビを打ち込んだのは間違いない。

【宮原の話】
――前夜の美幌大会で新技を食らったうえに野村に再び敗れたが?

▼宮原「ぶっちゃけ昨日はね、へこみましたよ。見えないとこからの技って今まで経験ないんで。今まで僕は技を受ける時は見てたんですけどね。僕のプロレスの概念にない技ですよね。ちょっと困惑というか、宮原健斗の概念を超えた技をやられて」

――99%負けることはないと言っていたが、その自信が揺らいだ?

▼宮原「それでも99%。その宮原健斗の概念を超えた後ろからの、ぶっちゃけ反則ギリギリの技だと僕は思ってるんで。プロレスの概念という上では。ああいう危険技プラス、新技二つあると言ってたんで、おそらくもう一つあるんでしょうね。それでも僕が負けることは99%ない。絶対99%ない」

――新技の中に残り1%はこもっていなかった?

▼宮原「プラスアルファにはなるでしょうけど、0.2%ぐらいじゃないですかね。いろんなものを組み合わせて1%になればね。その1%は無理ですよ。無理無理。99%負けることはない。99%ないですよ」

――想定外の動きでこられて脅威には感じなかった?

▼宮原「何か秘めてますよね。試合後のコメント、VTRとかみても何か感じられるというか。何かたくらんでますよね。内心秘めているものを半分ぐらいしか吐き出してないような感じがするんで。SNSとかそういうのをみても、あと半分ぐらい溜めてるんじゃないですか」

――これからそれが吐き出されたら?

▼宮原「まぁ、でも99%負けることはない。それを吐き出したところで負けることはない。とにかく後ろからああいったプロレスの概念を超えるような技は、あれだけは面食らったというか、宮原健斗のモラルに反する。それぐらいのものですよ」

――野村は後ろにスキがある、それが弱点だと言っていたが?

▼宮原「ああいう宮原健斗の動き全て含めて宮原健斗のプロレスですからね。そういったプロレスに対する考え方の勝負でもあるかもしれないですね」

――野村自身も「真逆だ」と言っていたが?

▼宮原「そうだと思いますよ。たぶん彼は宮原健斗というより、三冠にしか興味ないんじゃないか。そんな感じもします。でも99%負けることはない」

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