8/29【全日本】ディランに敗戦も青柳が三冠初挑戦を視野に王道Tへ「俺がひと花咲かせてやる」

『2019 SUMMER EXPLOSION』北海道・函館アリーナ(2019年8月29日)
○ディラン・ジェイムスvs青柳優馬×

　青柳がディランに敗れたものの、9月の王道トーナメントへ向けて三冠ベルト初挑戦の実現を視野に入れて優勝を誓うばかり。ジェイクへの対抗意識から「俺がひと花咲かせてやりますよ」と宣言した。

　現状打破を図るべく王道トーナメントでの浮上を誓っている青柳。この日は同じくトーナメント出場者であるディランとの一騎打ちに臨んだ。が、青柳は苦戦の連続。果敢にエルボーを連発しても、逆水平一発で返り討ちにされるなど劣勢に回ってしまう。それでもブレーンバスターで巨体を投げてみせ、ダイビングボディアタックを発射したが、反撃もここまで。ラリアットを叩き込まれて動きが止まると、チョークスラムで叩きつけられて3カウントを聞いた。

　ディランとの王道トーナメント出場者対決に敗戦。秋の祭典へ向けて不安を残したが、今の青柳に気落ちしている時間はない。大きく差をつけられた同世代のライバルであるジェイク、野村に追いつき、追い越すためにも、王道トーナメントへ向けて気持ちを切り替えるしかない。ディランに敗れた悔しさを口にする一方で、青柳は「これを機に優勝して自分自身シングルプレイヤーとしての地位を確立したい」と誓うばかり。王道トーナメント初優勝を飾れば、「一方的に開いていく差を埋めることもできるし、逆に追い越すこともできる」と言うように一気に浮上することも可能。ジェイクへの対抗意識をむき出しに「誰かが『ひと花咲かせてやる』って言ってたけど、僕がひと花咲かせてやろうと思いますよ」と宣言してみせた。

　「ここは一発優勝して。そうすれば三冠挑戦もみえてくるんで、王道トーナメント獲りたいと思います」。そう誓った青柳は秋の栄冠獲りの先に至宝ベルト初挑戦も視野に入れた。すでに暮れの最強タッグへ向けても「心に決めた人がいる」と発言しているが、まずはこの9月に初のシングル勲章獲りに挑む。

【青柳の話】「同じ王道トーナメントに出場するにあたって、トーナメント表をみると当たる可能性は少ないかもしれないけど、同じトーナメントに出場する身として前哨戦の気持ちで挑んだんですけど、力及ばず負けてしまって悔しいですね。でも来月からスタートですから。誰かが『ひと花咲かせてやる』って言ってたけど、僕がひと花咲かせてやろうと思いますよ。一方的に開いていく差を埋めることもできるし、逆に追い越すこともできるトーナメントだと思ってるんで、これを機に優勝して自分自身シングルプレイヤーとしての地位を確立したいですね。(ジェイク、野村を破っての優勝が理想?)理想はそうなのかもしれないけど、その二人しか敵がいないかって言ったらそうではないので。僕にとって敵はまだまだたくさんいるし、超えなきゃいけない壁もたくさんある。出る選手全員が敵なわけですから、ここは一発優勝して。そうすれば三冠挑戦もみえてくるんで、王道トーナメント獲りたいと思います」