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9/1【WRESTLE-1】初参戦・入江に大苦戦も芦野&児玉がタッグ王座V1「タッグリーグ盛り上げる」

『2019プロレスLOVE in YOKOHAMA』神奈川・横浜文化体育館(2019年9月1日)
WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ ○芦野祥太郎&児玉裕輔vs入江茂弘&エル・リンダマン×

 芦野&児玉が初参戦となった#STRONG HEARTSの新メンバー・入江に大苦戦を強いられながらも、W-1タッグ王座初防衛に成功。10月開催のタッグリーグ戦を見据えて「俺たちが盛り上げる」と宣言した。

 8・1後楽園大会で近藤&征矢との王座決定戦に勝利し、新W-1タッグ王者となった芦野&児玉。その試合後、リンダマンが挑戦を表明。しかもパートナーに#STRONG HEARTSの新メンバー・入江を投入すると宣言した。

 ビッグマッチ横浜文体で実現しタッグ王座戦は白熱したものとなった。まずは児玉とリンダマンが先手争いを展開し、スピーディーなロープワークの攻防から児玉がコルバタをさく裂させれば、リンダマンもアームホイップで投げて譲らない。

 ここで注目の入江が登場し、芦野と向き合う。芦野コールの中、入江がショルダータックル、ブルドッギングヘッドロックで攻勢に出る。ロープのリバウンドを利してのボディプレスを投下し、リンダマンをボディスラムで投げる人間爆弾攻撃を敢行した。王者組も連続攻撃でリンダマンに集中砲火を浴びせると、児玉がコーナーからダイブしたが、これをリンダマンが食い止め、再び挑戦者ペースとなっていく。

 入江がリンダマンを背負ってのフライングボディプレスを投下し、リンダマンはチョーク攻撃でもん絶させる。さらに入江がジャンピングブレーンバスターで叩きつけ、突き上げるようなぶちかましで吹き飛ばした。

 劣勢が続いた児玉がドロップキックで突破口を開くと、芦野がジャイアントスイングでぶん回し、エルボースマッシュ連打を浴びせたが、リンダマンが水車落としで叩きつけて主導権を奪い返す。入江はエルボーとエルボースマッシュによるラリーで芦野を圧倒。串刺しビーストボンバー、ヒップドロップと得意技を連発した。

 芦野はアンクルロックで捕らえ、入江が振りほどいてもランニングエルボースマッシュをぶち込む。さらに、俵返しで引っこ抜いたが、入江が場外に転落させると、リンダマンがトペコンヒーロを発射。ならばと児玉がノータッチトペコンヒーロを放つ。そこへ入江がトペスイシーダを敢行した。

 その後も入江&リンダマンは止まらない。入江が児玉を芦野の上に突き刺すハイジャックパイルドライバーを敢行し、入江が芦野の右腕にダイビングエルボードロップを投下。ビーストボンバーを回避した芦野がジャーマンで反撃しても、挑戦者組は芦野の右腕に集中砲火を浴びせ、リンダマンがエクスプロイダーで投げ飛ばした。

 守勢に回った芦野は児玉のロープ越しジャンピングハイキックによる援護射撃を受け、劣勢を脱する。児玉がダイビングエルボーでリンダマンに追い討ちをかけ、モンキーフリップで投げ飛ばすと、キャッチした芦野がジャーマンを狙った。が、リンダマンもサムソンクラッチの要領で切り返し、芦野の顔面を児玉の急所に痛打させる。リンダマンがジャーマンで投げると、入江と串刺しヒップアタックを乱れ打ち。入江がビーストスプラッシュ、リンダマンがダイビングボディプレスを連続投下すると、リンダマンが腕ひしぎ逆十字固めで芦野の右腕を絞め上げた。

 耐える芦野もアンクルロックで切り返すものの、入江のジャンピングバックエルボーを被弾して獲り逃してしまう。芦野がビーストボンバーで蹴散らされると、飛び込んだ児玉がジャンピングリバースネックブリーカーで入江を排除。ならばとリンダマンがフルスイングエルボーで児玉を蹴散らし、急角度バックドロップ、ジャーマンで芦野を追い込んだ。

 どうにも流れがつかめない王者組だったが、リンダマンのタイガースープレックスは児玉がトラースキックで食い止めた。入江が飛び込んでも芦野がジャーマンで持ち上げるとセントーン状態でリンダマンの上に投下。児玉がモンキーフリップでホイップするとキャッチした芦野がロコモーション式ジャーマンでたたみかける。リンダマンが電光石火の飛びつき腕ひしぎ逆十字で絡みついても、芦野はアンクルロックで切り返す。耐えるリンダマンにTボーンスープレックスで追い討ちをかけると、右腕の痛みにこらえながらもアンクルロックで捕獲。児玉がマッドスプラッシュで援護射撃すると、なおも芦野がアンクルロックで絞め上げてリンダマンをギブアップさせた。

 芦野&児玉が大苦戦の末、W-1タッグ王座初防衛。試合後、マイクを持った芦野は「見たか、お前ら。タッグでも俺は強えんだよ。言っただろ? 試合前のVTR見たよな? タッグ戦線は俺と裕輔が盛り上げていく」と胸を張って断言した。さらに、「10月はタッグリーグが始まります。皆さん、来てください。タッグリーグにチャンピオンとして出ない? そんなことはできないです。俺たちは有言実行。言ったことを必ず守ります」とタッグリーグ出場を明言。タッグリーグ制覇を「俺と裕輔、Enfants Terriblesに残された使命」と語ると、言葉少なに「稲葉、頑張れよ」とメインでT-Hawkに挑む稲葉を激励し、最後に「W-1、怪我人がたくさんいるよ。でも心配しなくていい。W-1には俺と裕輔という強力なスカッドがあるから」と力強く宣言した。

【試合後の芦野&児玉】
▼芦野「やったぜ、おい。見たか? 力が入らねえよ。リンダマン、正直強い」

▼児玉「ちょっと舐めてた」

▼芦野「あいつ、おふざけだけじゃねえな。そしてよ、入江、入江。いやあ、久々。あんな硬えヤツ、久々だよ。今の日本プロレス界に本当のストロングスタイルを持っているヤツが残っているとは。試合中、首も背中もビリビリしびれたけど、まだまだやり足りないな。タッグでもシングルでも…いや、タッグがいいな。タッグリーグ出てこい。入江出てこい。入江が出てこい。おい、入江。必ず出ろよ。待ってるぞ。#STRONG HEARTS? まだまだ終わりじゃねえよ。返してねえ、借りもあるんだよ、俺は。まだまだ終わりじゃねえ。#STRONG HEARTSは俺が必ず全員をぶっ潰す。全員から勝つまで俺は戦いを止めない。とりあえず初防衛」

※児玉と握手を交わすと

▼芦野「裕輔、最高っす」

▼児玉「マジで死ぬかと思った。死ぬかと思った」

▼芦野「でも、裕輔とならマジで優勝する。タッグ、これからもっと盛り上げていきましょう」

【試合後の入江&リンダマン】
▼リンダマン「入江さんがあんまり喋らないから、負けた僕が言うしかないですけど、いきなりの初参戦でタイトル挑戦。入江茂弘、今日の横浜文化体育館が顔見せだったわけですけど、インパクトは充分残したと思いました。まあ、ちょっとね、僕が足を引っ張っちゃいましたけど。すいません。僕はこれで終わりだと思ってないですから。#STRONG HEARTSはそんな他のユニットみたいに離れたり、出たり入ったりするそういうユニットじゃなくて、全部気持ちで、心で、人として繋がっているそういうチームなんで。このタッグは全然終わりだと思ってないし、まだまだ成長していくし、今日は楽しかったです。ありがとうございました」

▼入江「今日はリンダマンとタッグを組んで、初めてのW-1で、初めての会場、初めての対戦相手、全て初めてのものだったので、まだ自分の中にもしかしたら気負いした部分はあったかもしれないけど、僕とリンダマン、そして#STRONG HEARTS、我々は全てを取りに来ているんで。必ずここでも結果を残して、全てを取ります」

▼リンダマン「終わりよければ全てよし。あとはT-Hawkが稲葉からキッチリベルトを防衛してくれますんで。#STRONG HEARTS、まだまだW-1をかき回していきますよ」

プロ格 情報局