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9/1【WRESTLE-1】パンテーラが盟友アンディ撃破でクルーザー王座初戴冠 団体初の外国人王者誕生

『2019プロレスLOVE in YOKOHAMA』神奈川・横浜文化体育館(2019年9月1日)
WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ ○エル・イホ・デル・パンテーラvsアンディ・ウー×

 パンテーラが盟友アンディとの熱戦を制してクルーザー王座初戴冠。W-1史上初の外国人王者が誕生した。

 4・20阿賀町で児玉を破り、4度目のクルーザー王座戴冠を果たしたアンディは、5・13新木場でリンダマンを破ってV1。そして、今日のV2戦では盟友でもあり、ライバルでもあるパンテーラの挑戦を迎え撃った。

 スピーディな先制争いをドロップキックで押し切ったパンテーラだったが、ハンドスプリング攻撃を狙って倒立した瞬間、アンディは顔面に低空ドロップキックを一閃。場外に転げ落ちたパンテーラに三角飛び式プランチャをお見舞いした。場外の床直撃のDDTも敢行して大ダメージを与える。

 リングに戻っても、アンディは後頭部へのミサイルキック、ブレーンバスター、後頭部への低空ミサイルキックと首に一点集中攻撃。パンテーラが反撃を狙った串刺し攻撃も回避し、肩から鉄柱に自爆させた。アンディは逆さ押さえ込みで挑戦者を転がすと、側頭部をローキックで蹴り飛ばす。

 防戦一方だったパンテーラは風車式バックブリーカーで逆襲。トペの構えに入るも、首を抑えて崩れ落ちてしまうが、エプロンのアンディをジャンピングハイキックで蹴り倒すと、鉄柱の金具の間をすり抜けてのトペコンヒーロでダイブ。どよめきを巻き起こした。

 後頭部へのスワンダイブミサイルキック、変型スパインバスター、ダブルアーム式バックブリーカーと惜しげもなく大技を連発する。アンディも横三角絞めで首を絞め上げてリズムを崩しにかかると、飛びついてのスイング式DDTで巻き返したが、雪崩式フランケンはパンテーラが阻止する。ロープを挟んだ状態でブレーンバスターを狙われても踏ん張り、エプロンのアンディに飛びついて、断崖式回転エビ固めを強行。場外で倒れるアンディにリング上からセントーンアトミコを落とし、決死の大技で好機を掴んだ。

 パンテーラはリングに戻ると、スワントーンボムを連続投下するが、2発目はアンディが剣山で撃墜。両者大の字に。同時に立ち上がった2人はエルボー合戦でせめぎ合うと、アンディの旋風脚や水面蹴りを華麗に避けたパンテーラがトラースキックをグサリ。しかし、アンディもカウンター式のヨシタニックでマットに叩きつけると、そのまま横に回転して何度も押さえ込んだ。粘るパンテーラは旋風脚にカウンターのトラースキックをぶち込むと、なおも連発していくが、アンディも旋風脚ですぐに押し返すと、雪崩式スパニッシュフライで畳みかけた。

 しかし、パンテーラは粘りに粘る。続くフェイホン狙いをグラウンドコブラツイストで切り返すと、トラースキックを乱れ打ち、ラリアット、変型DDTと再び猛ラッシュ。ダイビングフットスタンプから変型コウモリ吊り落としを敢行すると、最後はスタイルズクラッシュでアンディから完璧な3カウントを奪い取った。

 パンテーラが盟友を下して嬉しいクルーザー王座初戴冠。全てのベルトを含めて、W-1史上初の外国人王者が誕生した。試合後、アンディは潔く敗北を認め、自らパンテーラの腰にベルトを巻き、勝利を祝福した。バックステージでもパンテーラは日本語で「凄い嬉しい。皆さん、本当に本当にありがとうございました」と喜びをあらわにし、これからベルトを守っていくと約束。一方、アンディは「この『プロレスLOVE in YOKOHAMA』でパンテーラとあのクルーザーのベルトを懸けて戦えて、死ぬほど嬉しいです。死ぬほど悔しかったけど、またあいつからベルトを取り戻して、今日の負けをいい思い出に変えます」と出直しを誓っていた。

【パンテーラの話】「このベルトを守っていくとW-1のファンに約束する。(ここから日本語で)このベルト、私が初めてガイジン…。凄い嬉しい。皆さん、本当に本当にありがとうございました」

【アンディの話】「俺の宝物、クルーザーのベルトも獲られたし、横浜文体初勝利も叶わなかったし、今まで生きてきて一番死ぬほど悔しいけど、この『プロレスLOVE in YOKOHAMA』でパンテーラとあのクルーザーのベルトを懸けて戦えて、死ぬほど嬉しいです。死ぬほど悔しかったけど、またあいつからベルトを取り戻して、今日の負けをいい思い出に変えます」

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