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9/11【全日本】王道T前哨戦 石川が昨年覇者・宮原狩りで独走阻止宣言

『2019 LATE SUMMER TOUR〜The Road to 第7回 王道トーナメント〜GROWIN' UP vol.21』東京・新木場1stRING(2019年9月11日)
○石川修司&ゼウス&ジェイク・リーvs諏訪魔&野村直矢&宮原健斗×

 王道トーナメント前哨戦は石川が昨年覇者の三冠王者・宮原を撃破。初優勝へ向けて最高の形で弾みをつけ、最高男の独走を止める構えをみせた。

 秋の祭典・王道トーナメントが9・14三条大会で開幕する。3日前となったこの日、トーナメントに出場する宮原&諏訪魔&野村と、石川&ゼウス&ジェイクによる豪華前哨戦が組まれた。

 秋の栄冠獲りへにらんだ激しいせめぎ合いが展開され、試合は熱戦となったが、主役をかっさらったのは大巨人・石川だった。終盤、宮原と一騎打ち状態となり、フロントハイキック、ドロップキックの連射で攻め立てられながらも、串刺しラリアット、ダイビングフットスタンプの連続攻撃で応戦。混戦模様を経て、宮原にブラックアウトを連発されたが、諏訪魔のラリアットを宮原に誤爆させると、宮原殺し2019、カミゴェ、ランニングニーリフトと怒とうのラッシュ。最後はスプラッシュマウンテンを爆発させて3カウントを奪った。

 石川が昨年覇者で三冠王者の宮原を豪快に料理して前哨戦を制した。試合後、大の字のままの宮原の眼前で大巨人は「王道トーナメント、最高が独走? ふざけんじゃねぇよ」と吐き捨てた。この日の試合前に行われた直前会見で宮原は「最高独走中の宮原健斗です」と発言していたが、石川はこれを看過できなかった。「おめぇもここにいる奴らも、諏訪魔さんは特別だけど、みんなぶっ倒して、俺がナンバー1になってやる。みとけ」と優勝宣言を放った。

 9;・3後楽園大会で世界タッグ王座から陥落した悔しさを秋の祭典にぶつける構えの石川は「宮原健斗いかせすぎてるから、この現状何とかしないとつまんなくなると俺は思ってるからね」と宮原の独走に待ったをかけるつもり。1回戦は9・15仙台大会の崔が相手で、シングル未勝利。世界タッグ戦の雪辱戦ともなり、「勝ったことない相手だけど、勝てば一気にいける気がするんで、仙台大会まず勝って、今日いるメンバー誰が勝ち残ってくるか知らないけど、そいつらも全員倒して優勝したい」と初戦突破で勢いを加速させる構えをみせた。

 2017年4月のチャンピオン・カーニバル優勝、同年5月の三冠初戴冠から8月の陥落以来、シングルの栄冠には無縁のまま。大巨人は秋の栄冠獲りでシングルプレイヤーとしての実力を再び示す。

【石川の話】「王道トーナメント、自分の対戦相手、1回戦の相手は今日いなかったけど、俺の意気込みはリング上で言った通り。一回、宮原健斗いかせすぎてるから、この現状何とかしないとつまんなくなると俺は思ってるからね。それを止めるためには仙台1回戦、崔領二突破して、勝ったことない相手だけど、勝てば一気にいける気がするんで、仙台大会まず勝って、今日いるメンバー誰が勝ち残ってくるか知らないけど、そいつらも全員倒して優勝したいなと思います」

【ゼウスの話】「今日は王道トーナメントに出る6人で試合をやって、自分は1回戦で当たる相手いなかったんですけどね。いい試合できたんでよかったかなと。自分の中ではまだウォーミングアップ。本番はまずディラン。ここが一つ目のヤマ場になると思ってるんで、全力でやります。自分のモットーというか、いつも試合やる時の考え方なんですけどね。優勝もあるけど、1試合1試合を確実に大切に勝っていく。自ずと優勝すると思うんで」


【ジェイクの話】「あのスーツ着ての会見でも言った通り、僕はこの一言だ。諏訪魔超えだオイッ! (野村から決勝の相手に指名されたが?)くさいセリフだ。めちゃくちゃくさいセリフだ。けど、そういうの嫌いじゃない。ただ、あんたの方には宮原健斗がいる。俺はチャンピオン・カーニバル決勝であの人に負けてるんだ。それで歴史はまた宮原健斗の方に動いてしまった。だから野村直矢に上がってほしい気持ちもあるが、宮原健斗、今度は俺がお前を止めて、俺が歴史を作ってやる」


【諏訪魔の話】「腹立ってくるよね。どいつもこいつも、若ぇ奴らが。怖くないか? 先輩だからって舐めてんのか? ただ、ここまでみんながハッキリ我を持ってやってる以上、こっちだってさ、いろいろ好き勝手やったっていいんじゃないかなって。ぶっ潰しにいったってさ、潰れねぇぐらい成長してると思うんでね。ただ、俺自身はこのまま老いていくってわけにいかないんで。俺自身がシングルプレイヤーとしてもう一回頂点を目指す。そういう気持ちでこの王道トーナメントに臨むんで。そのためにはやっぱしさ、ギラギラしたもんが必要だしさ、もの投げたっていいわけだし、相手ぶっ壊すぐらいの勢いでいった方がいいんじゃねぇかな、今の俺には。で、どんどんより進化した暴走ファイトっていうのかな。その完成形をそろそろ作んなきゃいけないのかなと思うよ。まだまだこれからが全盛期だ。全盛期の暴走ファイト、これ目指すしかないな。それだけ。あと目の前立つ奴はぶっ潰していく。まだまだ全日本プロレスに諏訪魔ありと思わせていきたいと思いますよ」

【野村の話】「ようやくこの王道トーナメント始まりますね。もう全員敵ですよ。サバイバル、生き残った者が強い。俺はその自信がありますよ。決勝、絶対いける。そして優勝して全日本プロレスに新しい景色、俺がみせます。(決勝の相手にジェイクを指名したのはその新しい景色をみせたいから?)もちろん。ジェイク・リーだったら、俺たち二人だったら期待を持てる試合、そういう試合が必ずできると思うんで楽しみです」

※宮原はノーコメント

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