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9/15【全日本】壮絶チョップ合戦 ゼウスがディラン真っ向粉砕で2回戦・野村戦へ

『第7回 王道トーナメント』宮城・夢メッセみやぎ・西館ホール(仙台)(2019年9月15日)
「第7回 王道トーナメント」1回戦 ○ゼウスvsディラン・ジェイムス×

 ゼウスがディランを真っ向勝負で粉砕。野村の待つ2回戦へと勝ち上がった。

 6年連続6度目の出場となったゼウスだが、優勝経験はない。その先に三冠ベルト返り咲きを見据え、秋の栄冠獲りを狙うゼウスはこの日の1回戦に臨んだ。相手はディラン。旧知の間柄で、かつてZERO1の風林火山タッグトーナメントに優勝したこともある。試合は真っ向勝負の肉弾戦となった。

 タックル合戦、手四つによる力比べ、逆水平合戦で渡り合った両者は序盤からアクセル全開。場外戦でも逆水平を打ち合ったが、バイセップスエクスプロージョンを鉄柱に誤爆したゼウスはディランの右腕攻めによって守勢に回ってしまう。痛む右腕で逆水平を連発しても、ディランの逆水平に押し返された。

 それでもゼウスはフライングバイセップスエクスプロージョンで反撃ののろしを上げた。逆水平合戦で火花を散らし、バイセップスエクスプロージョンをラリアットで相打ちに持ち込まれても、ドロップキックで場外に吹き飛ばすと、ノータッチトペスイシーダを発射。エプロンのディランを雪崩式ブレーンバスターで引っこ抜いて怪力を見せつけた。

 粘るディランもショートレンジ左ラリアットで逆襲したが、必殺のチョークスラムはゼウスが決めさせない。左右のショートレンジラリアットもことごとくかいくぐると、こん身のバイセップスエクスプロージョンをさく裂。すかさずジャックハマーを爆発させて熱線に終止符を打った。

 ゼウスがディランを豪快に粉砕して1回戦を突破した。持ち味を発揮しての快勝劇に「(ディランは)本当に物凄いパワーファイター。しかもレスリング技術も物凄くあるので、真っ向勝負してどこまで通じるかやってみたい気持ちあったんで、勝ててよかった」と充実感を漂わせた。2回戦は9・22大阪。相手はアドニスを破った野村だ。昨年も1回戦で対決し、勝利している。「野村戦、考えに考え抜いて、最高の試合をして勝ちたいと思います」と誓ったゼウスはディラン撃破の勢いそのままに、地元・大阪でベスト4進出を決める。

【試合後のゼウス】
▼ゼウス「まぁ何とか1回戦、勝つことができた。これでコンディション上げていって、次の22日、野村直矢戦、必ず勝ちます。人生は一回、人生は祭りなんで」

――ディランとの真っ向勝負を制して優勝の手応えは?

▼ゼウス「1回戦、凄い強敵やったんで、自分もこの1回戦にかなりかける思いでやってきました。本当に物凄いパワーファイター。しかもレスリング技術も物凄くあるので、真っ向勝負してどこまで通じるかやってみたい気持ちあったんで、勝ててよかったです」

――自分のやりたいプロレスで勝てたと?

▼ゼウス「そうですね。真っ向勝負で勝ちましたので、またやれるのを楽しみにしてます」

――次の野村については?

▼ゼウス「今、あまり野村戦についてはあまり考えてないんですけど、次、野村やなと。まだ終わったばかりなんで、ちょっと今日は一日寝て明日また後楽園なんで。野村戦、考えに考え抜いて、最高の試合をして勝ちたいと思います」

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