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9/25【大日本】二丁拳銃が最侠タッグV&両国対決へ進撃 無敗対決でCL撃破

『大日本プロレス 後楽園ホール大会』東京・後楽園ホール(2019年9月25日)
「2019最侠タッグリーグ」デスマッチブロック公式戦 蛍光灯・有刺鉄線・画鋲・サボテン〜4ボードタッグデスマッチ 木高イサミ&宮本裕向vs竹田誠志&塚本拓海×

 11・4両国でのパートナー対決を控えるヤンキー二丁拳銃がクレイジーラヴァーズを撃破。無敗対決を制し、5年ぶりの最侠タッグVに向けて弾みをつけた。

 11・4両国ではデスマッチ王者・木高に盟友・宮本が挑むタイトル戦が決定している。パートナー対決を前に、ヤンキー二丁拳銃は最侠タッグ・デスマッチブロックに出陣。今宵初戦を迎えた(1勝は不戦勝)。対するは“クレイジーラヴァーズ"竹田&塚本。不戦勝を含めてすでに2勝を挙げている。「蛍光灯・有刺鉄線・画鋲・サボテン〜4ボードタッグデスマッチ」での対戦となった。

 まずボードを使ったのは竹田だ。木高を有刺鉄線ボードに叩きつけ、さらに有刺鉄線を額に擦りつける。さらに、塚本がMEGAハンマーで木高を痛打すれば、竹田は額をナイフで切り刻み、パイプイスでも殴りつけた。荒ぶるクレイジーラヴァーズは連係攻撃も敢行。倒れる木高の上に、有刺鉄線をあえて上に向けてボードを固定すると、ダメージを気にせず、互いにそこにボディスラムで投げつける“人間爆弾攻撃"を見舞った。

 木高が自力で挽回すると、宮本が躍動。塚本にラリアット、その場飛びムーンサルトニードロップを見舞う。有刺鉄線を自分と塚本の頭部にハチマキのように巻きつけ、頭突き合戦を繰り広げた。そして、画鋲ボードを投入。サードロープに立てかけると、フロントスープレックスで塚本を投げつける。だが、塚本も追撃を狙って突っ込んできた宮本に画鋲ボードを叩きつけた。

 互いにチームワークを駆使して競り合ったが、二丁拳銃が先に前に出る。連続串刺し攻撃から竹田に同時低空顔面ドロップキックに繋げて好機を掴んだ。宮本はパイプイス4脚を使ってサボテンボードを固定。そこめがけて雪崩式ブレーンバスターの構えに。竹田に突き落とされてサボテンボードを衝突してしまうが、ダイビングサマーソルトドロップは避けて自爆に追い込んだ。

 代わって、木高と塚本が対峙。互いに自ら額に画鋲をブッ刺しつつ、エルボー合戦を展開する。ここで二丁拳銃は得意の入れ代わり作戦へ。木高が追撃に出ると見せかけて、場外の竹田にトペスイシーダを放つと、代わってリングに飛び込んだ宮本がハンドスプリング式オーバーヘッドキックを塚本にぶち込んだ。

 宮本はファイヤーサンダーで勝負に出るも、これを切り抜けた塚本はずどんをお見舞い。木高に照準を絞り、塚本の延髄斬り、竹田のカナディアン式フェイスバスター、ランニングニー&トラースキックのサンドイッチ弾が連続して決まった。そして、ハイジャック式ずどんの構えに。

 これを木高が丸め込んで回避。同時に宮本も切れ込んで、二丁拳銃が逆転に転じる。リング中央に画鋲ボードやサボテン、パイプイスなどを重ねると、そこめがけて木高が憤怒の罪(ダルブリストクラッチ式エクスプロイダー)をズバリ。大ダメージを負った塚本はそれでも抵抗するが、木高は側頭部を蹴り飛ばして黙らせ、最後は勇脚・斬で3カウントをもぎ取った。

 ヤンキー二丁拳銃が接戦をものにして2勝目。試合後、マイクを持った木高は「いくらお前らの狂い愛が凄いからって、そう簡単には負けられねえよ、コノヤロー。お前らとはまた、必ず然るべき時に、然るべきタイミングでやってやるよ」とクレイジーラヴァーズに言い放った。

 竹田もマイクで応戦。宮本が突然、“力道山三世"力の真似をして動揺を誘うが、「力なんてこの会場にはいねえんだよ」と一蹴し、「イサミ、宮本、今日の借りは…何回も言ってきたけど、今日の借りは絶対に忘れねえからな」と言い切り、決勝でのリベンジを見据えると、「クレイジーラヴァーズ、まだまだ狂い愛していくんで、ついてこいよ!」と吠えると去っていく。

 リング上は木高と宮本の2人だけに。木高は「タッグリーグの最中ではありますが、もう近いんですよ。両国譚。宮本さん、改めてよろしくお願いします」とパートナーに問いかける。が、宮本は「パワー!」と叫んでシビアな空気をかき消し、「11・4、もちろんイサミさんのタイトルに挑戦するんですけど、まずはその前に、僕らはタッグリーグを三連覇したことあるんですよ。だから、今年も久しぶりにVを目指して頑張りましょう!」と優勝を予告すると、そのまま「なぜなら俺たちは強い!」の雄叫びで大会を締めくくった。

 バックステージでも両国について触れず、未だ成し遂げていない全勝優勝を目標に掲げた二丁拳銃。「ベテランと言われるキャリアかもしれないけど、まだ新しいことをしたいから、俺たちは」(木高)、「最侠タッグ、目が離せないと思うんですよ。しっかり最後まで見てください。そして、最後にリングに上がっているのは俺たちなんで。最後まで見ててください」(宮本)という言葉からもわかるように、まずは5年ぶり4度目の最侠タッグ制覇に集中する構えだ。

【試合後の木高&宮本】
▼宮本「よっしゃ、2勝目。イサミさん、2勝目。まだまだ負けないっすよ、俺らは」

▼木高「まだ始まったばっかりだからね」

▼宮本「連勝して、必ず」

▼木高「やるか、全勝優勝」

▼宮本「今までやったことないか?」

▼木高「ないよ。それは二丁拳銃の歴史にもない。新しいところまで挑戦しないと」

▼宮本「今日はいろんな人の力が乗り移って。俺は今年2回、力さんとプールに行ってるから、自慢じゃないけど」

▼木高「俺は力さんと同い年だからね。自慢じゃないけど」

▼宮本「俺は友達だから」

▼木高「ベテランと言われるキャリアかもしれないけど、まだ新しいことをしたいから、俺たちは」

▼宮本「いろいろ今日もひらめきがあったし」

▼木高「今までと違うっていうね。まだいけますね。まだ新しいことができる」

▼宮本「全然いける。日々進化している」

▼木高「あいつらは凄い。あいつらがいたからこそっていうのもあるんですよ。もちろん相手があいつらだったから、俺たちの閃きも冴え渡ったというのもあるけど、それにしてもいけるっていうのを噛みしめたという」

▼宮本「いいライバルですよ」

▼木高「本当にクレイジーラヴァーズはいいライバルだわ」

▼宮本「勝ってこそ最後はね。ライバルに勝ったという喜びがある」

▼木高「嬉しいもんね。メチャクチャ嬉しい。見る人が見たら、宮本とイサミが後輩2人に勝ったくせに何言ってんだと思うかもしれないけど、全然違うよ。あいつらの今の強さは。後輩なんて思ってたら1発でやれる、本当に。それぐらい凄いんだから、本当に。もっとクレイジーラヴァーズを見たほうがいいし、でもその上にもっとヤンキー二丁拳銃を見たほうがいいよ」

▼宮本「しかも、ストロングもあるんで。最侠タッグ、目が離せないと思うんですよ。しっかり最後まで見てください。そして、最後にリングに上がっているのは俺たちなんで。最後まで見ててください」

▼木高「じゃあ、優勝しましょうか」

▼宮本「優勝しましょう」

▼2人「なぜなら俺たちは強い!」

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