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9/29【DDT】ラグビー殺法で飯野奮戦も佐々木&高尾がKO-Dタッグ盤石V7 3チーム名乗りで両国4WAY戦決定

『Who's Gonna TOP?2019』東京・後楽園ホール(2019年9月5日)
KO-Dタッグ選手権試合 ○佐々木大輔&高尾蒼馬vs彰人&飯野雄貴×

 ラグビー殺法で奮戦をみせた飯野を返り討ちにし、佐々木&高尾がKO-Dタッグ王座V7を達成。試合後、FUMA&&久保佑允、藤田ミノル&下村大樹、彰人&勝俣の3チームが名乗りを上げ、11・3両国大会で4WAY戦によるタッグ王座戦が決まった。

 ここまで6度の防衛を重ねてきたKO-Dタッグ王者組・佐々木&高尾。挑戦の名乗りを上げた彰人が「大物」のパートナー
として指名したのがTBSのドラマ『ノーサイド・ゲーム』に出演した飯野だった。ドラマ出演で刺激を受けた飯野に対し、佐々木は敵がい心をむき出しにしていたが、9・23福島大会での前哨戦で飯野がスピアーで直接勝利を奪っている。

 ラガーマンスタイルで登場した飯野の手にはラグビーボール。ラグビー・ニュージーランド代表「オールブラックス」ばりのハカを披露して自らを鼓舞すると、開始早々、スピアーを連発する佐々木を弾き返した。

 だが、佐々木が左足に低空エルボーを打ち込んで動きを止めた。場外戦に持ち込んで何度もイスで殴りつけ、スリーパーで絞め上げたり、低空ドロップキックで顔面を射抜いたりと圧倒。彰人が巻き返しを狙っても、佐々木がアゴ砕き、DDTの連続攻撃で鎮圧。高尾もミサイルキック、ディープインパクト、リフト式エルボーで攻め込み、エンドレスワルツで彰人をニアフォールに追い込んだ。

 彰人がアンクルホールド、ジャーマンで反撃すると、飯野も続く。高尾のトラースキックやランニングエルボー連打を食らい、佐々木のダイビングラリアットを被弾しても、逆水平連打で反撃。ショルダータックルで佐々木と高尾を次々になぎ倒すと、佐々木をスパインバスターで叩きつけ、ハカを踊ってからのランニングエルボードロップを投下。彰人がシーソーフリップで投げた佐々木をキャッチし、バックフリップで叩きつけた。

 だが、スピアーを回避した佐々木がコードブレイカーで飯野の動きを止めると、そこへ高尾がダイビングフットスタンプを投下。ダブルトラースキックをぶち込んで流れは再び王者組に傾く。すかさず佐々木がダイビングエルボードロップを投下し、お株を奪うスピアーをさく裂。飯野が逆水平を連発し、フルネルソン式アトミックドロップで反撃しても、串刺しボディアタックをレフェリーに誤爆させて無法地帯を作り、イスで何度も殴りつけた。

 これで覚醒したか、飯野の大暴れが始まる。なおもイスを振り上げた佐々木をスピアーでねじ伏せ、ターンバックルパワーボムを敢行。彰人の援護射撃を受けてラリアットで佐々木を吹き飛ばし、スピアーをぶち込んで勝機を作った。

 だが、高尾がレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせない。赤い毒霧を噴射した高尾は飯野のスピアーを彰人に誤爆させてローンバトルに追い込むと、飯野にエルボー連打、ローリングエルボー、ジントニックで一気呵成。すかさず佐々木がクロスフェイスで絞め上げて飯野をギブアップさせた。

 飯野の奮闘を好連係で断ち切った佐々木&高尾が盤石のタッグ王座V7を達成した。「日本代表がアイルランドに勝ったからって、てめぇが勝てるとは限らねぇ。なぜならここはプロレスのリングだからだ」と勝ち誇った佐々木が「もう俺たちに挑戦してくる奴は出てこねぇな」と強調したが、BASARAのFUMA、久保佑允が現れた。FUMAは「誰も挑戦者がいねぇんだって? 俺たち両国まだカード決まってないんだ。俺たちBASARAは独立を前にDDTのベルト総獲りしてやろうかなって考えてるんだ。そのベルト俺たち二人に挑戦させろ」と挑戦を表明。「ただし、条件がある。ハードコアマッチだ」と付け加えた。

 すると麻袋を頭にかぶった二人組がやってきた。藤田ミノルと下村大樹だ。藤田が「聞きましたよハードコア。我々も混ぜてもらいましょうよ。ねぇ下村?」と名乗りを上げると、佐々木は「そういうのはBASARAでやってくれ」と拒んだものの、今度は彰人&勝俣が現れて挑戦を意思表示。この状況に佐々木は「だから、そういうのはBASARAでやってくれ」と繰り返して拒もうとしたものの、11・3両国大会での4WAYタッグ王座戦がその場で決まってしまった。

【試合後の佐々木&高尾】
▼佐々木「何度目の防衛だ? もう結構防衛してるぞ? あのラグビー野郎。ラグビーなんてな、流行んねえんだよ。どうせよ、日本代表がアイルランドに勝ったなんてよ、金だろ? 裏金を積んでるんだろ? 俺はあんなヤツから金を受け取らねえからな。あいつが俺に勝つことはねえよ」

――とはいえ、かなり飯野選手に追い込まれる場面があったが?

▼佐々木「追い込まれちゃいないよ。ラグビーしてただけだよ」

▼高尾「ラグビーってああいうルールなんですか?」

▼佐々木「ラグビーはタックルされて倒れてもいいんだ。何回倒れたって、立ち上がればいいんだ」

▼高尾「そういうルールなんですか? ぶつかり合いなんですね」

――試合後にBASARAから2組が挑戦を表明し、ALL OUTから彰人&勝俣が名乗りを挙げて、ハードコアで両国でやることになったが?

▼佐々木「なんであいつらはDDTのリングに土足で上がってんだ? BASARAでやれよ、BASARAで。挑戦者の資格があいつらにあんのか?」

――独立前にDDTのベルト総取り宣言をしているが?

▼佐々木「独立なんてよ、勝手にやってくれよ。あいつらが独立するんだったらな、俺たちだって独立するぞ」

▼高尾「DAMNAITONで?」

▼佐々木「ああ。株式会社ダム・ネイション。総資本金…何万持ってる?」

▼高尾「1万円」

▼佐々木「1万円か。俺の5000円足して、15000円だ。ってことはよ、独立する団体同士で対抗戦だ。メチャクチャ適当なことを言ってるけど、いいのか?」

▼高尾「いいんじゃないですか」

――4WAYでのハードコア戦はチャンピオン不利になると思うが?

▼佐々木「俺はハードコア、実は得意だしな。4WAYの魔術師と呼ばれていた時期もある」

▼高尾「誰から?」

▼佐々木「俺が呼んでたんだよ。ていうことはよ、俺たちの手のひらの上だよ。両国だろ? ホームだよ。日本対アイルランドと一緒だ。ホームのやつが勝つんだよ。わかったか!?」

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