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10/8【DRAGON GATE】ウルティモが最高顧問に就任 2020年1・31後楽園で闘龍門同窓会興行を開催

 ウルティモ・ドラゴンが8日、東京・後楽園ホール大会前に行われた記者会見で、最高顧問就任についてコメントを発表し、来年の1月31日に闘龍門の同窓会興行を後楽園ホールで開催すると発表した。

 DRAGON GATEの前身団体である闘龍門の創始者・ウルティモは、かつて袂を分かった弟子たちから要請を受けて、7・21神戸ワールドで待望の初参戦。その後も継続して試合に出場するようになった。8・24大田区では、愛弟子にあたる吉野正人に「そろそろ正式にこのリングに帰ってきませんか? このDRAGON GATEの一員となって帰ってきてくれないですか?」と要請を受けたウルティモは、「次回、後楽園ホール、そこに俺の答えを持っていけばいいだろ?」と明言。そして、9・11後楽園では「本当に自分みたいなオッサンが戻ってきていいんですかね?」と自嘲しつつ、「吉野、本当に俺でよかったら、俺のほうからお願いします」と快諾した。ウルティモは号泣する吉野を優しく抱きしめ、感動のエンディングとなった。「勢いで返事しただけで、詳細は吉野が決めるんじゃないですか。自分はもう、全て吉野に任せてあるんで」と愛弟子に一任すると語っていたウルティモだったが、その後、最高顧問就任が決定。改めて記者会見が行われた。

 「このたび、ドラゴンゲートエンターテイメント最高顧問に就任させていただきましたウルティモ・ドラゴンです」と挨拶したウルティモは「6月から吉野とリングでいろいろやりとりがありまして、その後に実際に彼と何度か会いまして、彼なりの、彼らなりの気持ち、そして団体のいろいろな流れとかを聞いて、自分で戻ってくる舞台は整ったかなと思いましたので、恥ずかしながらというか、戻ってまいりました」と改めて最高顧問就任に至った思いを告白した。

 会見では来年の1月31日に後楽園ホールでウルティモのプロデュースによる闘龍門の興行を開催することが発表になった。株式会社ドラゴンゲートエンターテイメントが全面協力。99年1月31日、闘龍門は後楽園ホールで逆上陸興行を行っており、同じ日、同じ会場での大会となる。ウルティモはテーマとして“再会"を掲げ、「簡単に説明すると、同窓会みたいな感じですね。その当時のそのままメンバーを集めるのは今、現状的に難しいので。いろいろ日本各地、全世界で闘龍門出身の人が活躍してますけども、いろんな団体、いろんなしがらみがありますので、それがまったく関係ない同窓会に出てもいいという子がいればぜひ」と愛弟子たちに呼びかけた。

 会見には協力を表明した大鷲透、ドン・フジイ、ドラゴン・キッド、堀口元気、斎藤了も同席。フリーの立場で出場する大鷲は「自分の繋がりで呼べる選手がいると思うので、その辺に声をかけて、輪を広げていきたいと考えております」と他団体の選手招聘を示唆。闘龍門には闘龍門JAPAN、T2P、闘龍門Xと3つのブランドがあったが、堀口は「T2Pとは多少絡みがありましたけれど、X世代とかは歳も年代も離れすぎて、あんまり触れ合ったこともないので、そういう選手と絡めるんではないかと期待しております」と未知の後輩たちとの対戦を希望した。

 DRAGON GATEは今年設立20周年を迎え、記念試合で様々な選手の里帰り参戦が実現したが、今回の同窓会興行はさらに規模が大きくなる見込み。ウルティモは「今までちょっといろんなことがあって、戦いの場を分かってしまった子たちがいるので、こういう機会がね、1月31日に始まって、また何か続けばいいなという風に思います」と今回の大会が“点”ではなく“線”になることを希望した。全世界でウルティモに師事したレスラーたちが活躍しているだけに、様々な再会が期待できそうだ。

☆1/31(金)東京・後楽園ホール『闘龍門、再会。』18:30開始

【会見の模様】
▼ウルティモ「このたび、ドラゴンゲートエンターテイメント最高顧問に就任させていただきましたウルティモ・ドラゴンです。前身である闘龍門から離れて15年以上経ちましたが、これも、なんて言うんですかね、何かの縁かなと思いまして。6月から吉野とリングでいろいろやりとりがありまして、その後に実際に彼と何度か会いまして、彼なりの、彼らなりの気持ち、そして団体のいろいろな流れとかを聞いて、自分で戻ってくる舞台は整ったかなと思いましたので、恥ずかしながらというか、戻ってまいりました」

※来年1月のウルティモプロデュース興行について

▼ウルティモ「来年の1月31日。1月31日というのは闘龍門が日本に逆上陸した時と同じ日なんですけども、そこで今、ポスターが。これは仮のものなんですけど、“再会"と。簡単に説明すると、同窓会みたいな感じですね。その当時のそのままメンバーを集めるのは今、現状的に難しいので。いろいろ日本各地、全世界で闘龍門出身の人が活躍してますけども、いろんな団体、いろんなしがらみがありますので、それがまったく関係ない同窓会に出てもいいという子がいればぜひ。実際まだ何も決まっておりません。ただ1つ決まっているのが、今日来てくれたんですけど、今はDDTに出ている大鷲。大鷲、ちょっと来てくれる。あと選手全員来てくれるかな」

※大鷲透、ドン・フジイ、ドラゴン・キッド、堀口元気、斎藤了が登場する

▼ウルティモ「ここに今、来てくれたということは、彼らは当然、1月31日には出てくれると思います。それで、自分のほうの希望としては、隣にいる大鷲、そしてDRAGON GATEからは吉野とか、土井あたりで上手くいろんな選手を集めてくれればいいなという風に思ってます。これはもう、あくまで自分の大会というよりは、このポスターに再会と書いていますけど、今までちょっといろんなことがあって、戦いの場を分かってしまった子たちがいるので、こういう機会がね、1月31日に始まって、また何か続けばいいなという風に思います」

※出席者もコメントすることに

▼大鷲「大鷲透です。私、実は来年デビュー20周年を迎えるんですが、その年にまた闘龍門が復活ということで、これはきっと何か運命を感じるものがありますので、自分的に校長に全面協力させていただきたいということで。自分の繋がりで呼べる選手がいると思うので、その辺に声をかけて、輪を広げていきたいと考えております」

▼フジイ「どうも、皆さんこんにちは。一期生のドン・フジイです。自分は97年の4月に校長とメキシコに渡り、5月11日に一期生としてデビューしました。そこからいろいろ後輩と出会い、同じ釜の飯を食べ、寝食をともにし、またこういう場を来年の1月31日に設けていただいた校長に感謝しかありません。その日が待ち遠しく思っています。本当に僕みたいなレスラーにさせてもらった校長にいつも感謝しかありませんので、本当に1月31日に思いっきりぶつけたいと思います」

▼キッド「僕は1.5期生。ちょうど2期生と1期生の間になるんですけど、ドラゴン・キッドです。僕は15年前、校長のもとを離れて、闘龍門で培ったものを基盤にDRAGON GATEをみんなで作って、守ってきたんですけど、2つに別れたものが1つになる、戻る時期が来たのかなと凄く嬉しく思っています。闘龍門の1月31日の大会、ここではDRAGON GATEで培ったものを、闘龍門で、校長の前で見せれたらなと思っています。よろしくお願いします」

▼堀口「2期生の堀口元気です。このたびこういう闘龍門の興行ができるということで。日付も、そして場所も後楽園で、記者会見も当時の逆上陸とまったく同じこの部屋でと、シチュエーションがバッチリだなと思うので。今回、この大会のテーマでもあります“再会"ということで、闘龍門にもいくつかブランドがありました。闘龍門JAPAN、そしてT2P、そして闘龍門X。T2Pとは多少絡みがありましたけれど、X世代とかは歳も年代も離れすぎて、あんまり触れ合ったこともないので、そういう選手と絡めるんではないかと期待しております。よろしくお願いします」

▼斎藤「闘龍門4期生の斎藤了です。今年の初めぐらいまで実現することはできないだろうなということが今は続々と目の前で起きてまして、正直、自分もビックリしております。最初にリング上で吉野が校長に呼びかけをして、それから我々ドラゴンゲートエンターテイメント内でも校長を迎え入れる体制が整い、我々の申し入れを最高顧問として快く引き受けてくださったウルティモ・ドラゴン校長に改めて感謝したいと思います。校長がいなければ、こういう闘龍門の話も我々に来ることはなかったと思いますし、今、ドラゴンゲートエンターテイメント、そして他の団体で活躍されている闘龍門出身のレスラーがいるのは全てウルティモ・ドラゴン最高顧問がいるからであります。そんな闘龍門をぜひ来年の1月31日、20年前の旗揚げ戦と同じ日に、ぜひ皆さんにも体感してもらいたいと思いますので。全面的に僕らも一生懸命バックアップしたいと思います。よろしくお願いします」

――だいたい何人ぐらいの出場を想定している?

▼ウルティモ「通常の興行と一緒ですね。名乗りを挙げてくれたら。ご存知のように、日本のプロレス団体もこの人がダメ、あの人がダメというのがあるので。その問題が何もない選手であれば、闘龍門出身者には出てほしいので。もし、選手がたくさん出たいというのであれば、バトルロイヤルみたいな形でもいいですし、とにかく出たいという人にはなるべくしがらみがない程度でやってみたいと思います」

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