10/10【全日本】三冠前哨戦幕開け 宮原がジェイクに課題「俺のライバルとして認められるか」
『2019旗揚げ記念シリーズ』茨城・スペースU古河(2019年10月10日)
○ジョエル・レッドマン&宮原健斗&ヨシタツvsジェイク・リー&崔領二&ゼウス×
三冠前哨戦が幕開け。王者・宮原はジェイクに対し、「日本全国のプロレスファンから宮原健斗のライバルと認められるか」との課題を突きつけた。
王者・宮原と王道トーナメント覇者・ジェイクによる三冠戦が10・24後楽園大会で実現する。秋の頂上決戦へ向けた前哨戦がこの日、古河で幕開け。宮原が世界タッグ挑戦者・ヨシタツ&レッドマン、ジェイクが世界タッグ王者・ゼウス&崔とそれぞれ組んで激突するダブル前哨戦となった。
意識し合う両者は先発で対峙。宮原がフロントハイキックで先制打を放てば、ジェイクもすぐさまショルダータックルで反撃に出る。続くランニングローキックは宮原が回避。のっけから緊張感が漂った。
中盤の再激突では宮原がフロントハイキック、低空ドロップキック、顔面ドロップキックの波状攻撃で攻め入ったが、ジェイクも負けてはいない。宮原が狙った串刺し攻撃をレッグラリアットで食い止め、串刺しハイキックをお見舞い。宮原がフロントハイキックでやり返しても、ニーリフトで応戦した。
互角の攻防の末、両者の間で勝敗はつかなかったものの、前哨戦第1ラウンドは宮原が制した形となった。王道トーナメント決勝戦以来の激突となったジェイクを宮原はライバルとして認めており、「王道トーナメント優勝という貫録がついてるね。俺のライバルよ、貫禄がついてうれしいよ」と評価した。
だが、宮原はさらに高いハードルを課すことを忘れない。言うまでもなく三冠戦は全日本の頂点を争う戦い。ジェイクが満場一致で挑戦者として認められている状況かといえば、そうと断言はできない。そこで宮原は「この旗揚げ記念シリーズ、日本全国のプロレスファンから宮原健斗のライバルと認められるか。次のお前の課題はそれじゃないか?」と投げかけた。「日本全国よ、ジェイク・リーが宮原健斗のライバルか、ジャッジしてくれよ」とファンにも呼びかけた最高男は、ジェイクが三冠戦へ向けた機運を今以上に高めることを求めている。
【宮原の話】「OK! ジェイク・リーと旗揚げ記念シリーズが開幕して初めて遭遇だ。王道トーナメント優勝という貫録がついてるね。俺のライバルよ、貫禄がついてうれしいよ。あとはね、俺はライバルと認めてるけど、この旗揚げ記念シリーズ、日本全国のプロレスファンから宮原健斗のライバルと認められるか。次のお前の課題はそれじゃないか? 俺は認めてるけどな。日本全国よ、ジェイク・リーが宮原健斗のライバルか、ジャッジしてくれよ」