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10/10【全日本】最強タッグへ野村豪語「ジェイクと間違いなく優勝狙える」、岩本は「Sweeperの存在意義」に疑問符

『2019旗揚げ記念シリーズ』茨城・スペースU古河(2019年10月10日)
○野村直矢&岩本煌史vs石川修司&岡田佑介×

 ジェイクと組んでの最強タッグ出場が決まった野村が「間違いなく優勝を狙える」と豪語。岩本は「Sweeperの存在意義」に疑問符をつけた。

 ジェイクという共通のパートナーを持つ野村と岩本だが、二人の明暗はクッキリと分かれた。野村がジェイクと組んで最強タッグ出場が決まり、ジェイクとアジアタッグを保持する岩本は不参加を余儀なくされた。その二人がこの日、セミファイナルでタッグを組んで石川&岡田と対戦。岩本がニーアッパーを突き刺すなど岡田を圧倒すれば、野村もショルダータックルを連発して石川をなぎ倒すなど真っ向勝負で気を吐いた。最後もスピアー、フロッグスプラッシュ、マキシマムと得意レパートリーを惜しげもなく繰り出して岡田を料理した。

 1ヵ月後に控える最強タッグで野村はこれまでの悔しさを腫らすつもりだ。かつてジェイクとは世界タッグを保持しながら返上の憂き目にあい、再結成後の今年7月に返り咲きに挑んだものの暴走大巨人の軍門に下った。「ジェイクとは世界タッグ獲ってた時期があって、それは返上した形になって凄く悔しい思いをした」、「暴走大巨人に負けたタイトルマッチ、あれも絶対忘れられない」という野村だが、それらを払しょくするには最強タッグ優勝で世界タッグ再挑戦の実績を作るのが近道。「ジェイクとエントリーできるというのは優勝、間違いなく狙えると思う」と豪語してみせた野村は「最強タッグ、もう時間がない。どんどんジェイクとのタッグの完成度を高めていきます」と誓った。

 一方、岩本には現状への疑問があった。ジェイクとアジアタッグを保持し、前夜の後楽園大会では念願だったTAJIRI&KAIとのタイトルマッチを実現させ、V2を達成。「アジアタッグ王者としての地位、権威というのを上げてきた」と自負している。が、Sweeperのメンバーではない野村がジェイクのもう一人のパートナーとなり、崔もゼウスと組んで世界タッグ王者に君臨。岩本が「ユニットの意味をなしてない」と感じるのも無理はない。「Sweeperとして、ユニットとしての意義が今あるのか?」と疑問符をつけた岩本は、「誰が悪いとかじゃないけど。このままいても意味ないんじゃないか」とまで口にしていた。

【野村の話】「世界最強タッグ決定リーグ戦、近づいてますね。僕の中で今Sweeperかわかんないですけど、僕からしたらそんなの関係ないし、知ったこっちゃないし。でもジェイクとは世界タッグ獲ってた時期があって、それは返上した形になって凄く悔しい思いをしたし。そういう意味ではこの最強タッグ、ジェイクとエントリーできるというのは優勝、間違いなく狙えると思うし。暴走大巨人に負けたタイトルマッチ、あれも絶対忘れられないし。とりあえず最強タッグ、もう時間がない。どんどんジェイクとのタッグの完成度を高めていきます」

【岩本の話】「昨日アジア、ずっと思い描いていたTAJIRI&KAI組との防衛戦で見事防衛して、アジアタッグ王者としての地位、権威というのを上げてきたつもりですけど、昨日も言いましたけど残念なことにアジアタッグ王者として最強タッグにエントリーされなかった。別に一緒に組む野村選手が憎いとか、そんなんじゃない。認められなかった俺の責任、実力というのもあるかもしれない。別に野村選手が嫌いなわけじゃないし、ジェイクと組むからやきもちやいてるわけでもないし。ただ一つ、Sweeperとして、ユニットとしての意義が今あるのかって。ジュニアだという理由だとしたら、ヘビーの崔さんとジェイクが組むのはどうなんだろうってね。同じSweeperでしょ。ユニットの意味をなしてないような気がしてね最近。崔さんはゼウスさんと組んでるし。その中で、Sweeperの中で、ユニットの中で結果残してるのってやっぱりジェイク&岩本組、アジアタッグ王者だと思うし。そこは俺はちょっと疑問を抱いてます。誰が悪いとかじゃないけど。このままいても意味ないんじゃないかなって、そう思います。野村選手は一緒に戦ってる同志であるんでね。そこにどうこう言うつもりもないし。ユニットの意味っていうのはね、このまま放置してちゃいけないなって俺は思います。あと世界ジュニア。こうなったからにはね、アジアタッグ防衛戦はほぼ年内ないと思ってる。だからジュニア戦線、世界ジュニアに向けて俺は動いていきます」

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