10/17【新日本】勝因は石森のトラウマ? デスペラード&金丸が王者狩りで2連勝

『Road to POWER STRUGGLE〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019〜』東京・後楽園ホール(2019年10月17日)
「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」公式戦 ○エル・デスペラード&金丸義信vsエル・ファンタズモ&石森太二×

　デスペラード&金丸がIWGPジュニアタッグ王者組・石森&ファンタズモに頭脳プレーで破って2連勝。「今日の勝因は石森のトラウマだな」と勝ち誇った。

　10・14両国大会で5ヵ月ぶりに復帰したデスペラードは金丸と組んでリーグ戦にエントリー。初戦でRPG 3Kを下し、白星スタートを切った。対するIWGPジュニアタッグ王者・石森&ファンタズモは9・16鹿児島での王座戦に続いてオスプレイ&イーグルスを撃破。タッグ2冠制覇への第一歩を踏み出した。ともに初戦白星の両チームが2戦目で激突した。

　主導権を握ったのは鈴木軍。ゴング前の奇襲攻撃を仕掛けて王者組の出鼻をくじき、金丸が石森とファンタズモから背中や胸をひっかかれまくっても、ロープ渡りを仕掛けたファンタズモを撃墜し、デスペラードが金丸のお返しとばかりにファンタズモの背中をひっかきまくる。ファンタズモにドロップキックや急所踏みつけ攻撃で反撃されても、場外戦に持ち込んで主導権を強奪。金丸がキチンシンク、ブレーンバスターの体勢からのフェースバスターで石森の腹部を狙い撃ちし、デスペラードは急所へのニードロップを投下する。さらに代わる代わるボディスラムを連発し、デスペラードがブレーンバスター、金丸がバックドロップを立て続けに敢行。金丸がリバースDDTで突き刺すなど石森を攻めまくった。

　10分経過と同時に石森がジャンピングニーで突破口を開くと王者組も巻き返しに出る。ダイビングボディアタックを放ったファンタズモが控えの金丸をドロップキックで場外に蹴落とし、デスペラードにライオンサルトを投下。次の瞬間、場外の金丸にトペスイシーダで突っ込み、すぐさまリングに戻るやデスペラードにスワンダイブ式ボディプレスを投下した。デスペラードがスパインバスターからのマフラーホールドで反撃しても、ファンタズモは石森を肩車してからホイップしてコードブレイカーを呼び込み、ムーンサルトを発射。さらに石森がハンドスプリングレッグラリアットを放ち、サイファーウタキで勝負に出た。

　だが、金丸がレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせない。すかさずリングに飛び込んだ金丸は石森をリフトしての急所蹴りをお見舞い。ファンタズモが急所攻撃で応戦し、ジュニアタッグのベルトを持ち出してデスペラードを殴りつけようとしても、金丸がローブローで阻止する好フォローに出る。すかさずデスペラードがベルトでファンタズモを殴打して場外に蹴散らすと、石森が狙ったローブローもベルトでガード。右手を痛めた石森に金丸がウィスキー噴射を浴びせると、デスペラードがベルト攻撃からのピンチェ・ロコでとどめを刺した。

　インサイドワークをこれでもかと発揮したデスペラード&金丸が王者組の石森&ファンタズモをまんまと料理。開幕2連勝を飾った。デスペラードは「ここにパートナーシップがあるから、見なくてもわかるんだよ。ノブさんが何してるかってぐらいよ」とチームワークの差を強調。金丸が「あいつ、俺に1回も勝ったことねえだろ。タッグでやっても、何をやっても一緒だよ」と石森を見下すと、デスペラードは「今日の勝因は石森のトラウマだな」と嘲笑した。二人の次戦は10・22盛岡大会の田口&ロメロ戦。一方、2戦目で初黒星を喫した石森&ファンタズモは10・19胎内大会のタイガー&上村戦を控える。

【試合後の金丸&デスペラード】
▼金丸「痛えな、おい。反則だろ?」

▼デスペラード「お前ら、腹とか背中とかひっかいて、どう勝つんだよ?」

▼金丸「爪立ててよ」

▼デスペラード「結局、それしかやってねえだろ? いやあ、死んだかと思ったよ」

▼金丸「結局、何やってもよ、タイミングが悪いから。俺らには敵わねえんだよ。わかったか?」

▼デスペラード「ノブさんのこと信じてるからよ。これだけあいつの好きなもん、何でもかんでも受けてやるんじゃねえか。ここにパートナーシップがあるから、見なくてもわかるんだよ。ノブさんが何してるかってぐらいよ。それはそうと、ノブさん。あいつ、ノブさんのことをアレルギーだって言ってたけど、昔、何したの?」

▼金丸「あいつ、俺に1回も勝ったことねえだろ。タッグでやっても、何をやっても一緒だよ。わかったか? 所詮、あの程度だよ。何とかソルジャーだか、何だか知らねえけどよ。舐めんじゃねえぞ」

▼デスペラード「よかったよかった。今日の勝因は石森のトラウマだな」