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11/4【大日本】TAJIRI暗躍も…青木が4WAYサバイバル戦で初防衛 救出・和樹と激突へ

『両極譚〜RYOGOKUTAN〜2019』東京・両国国技館(2019年11月4日)
BJW認定ジュニアヘビー級選手権試合〜サバイバル4wayマッチ ○青木優也vsTAJIRIvs関札皓太vs吉野達彦×

 4WAY戦で最初の脱落者となったTAJIRIが毒霧を連発して暗躍したものの、最後は青木が吉野を下してジュニア王座V1。試合後、元王者の橋本和樹が挑戦表明すると、青木は迎撃を宣言した。

 青木は9・15横浜文体でTAJIRIを下し、ジュニア王座初戴冠。試合後に吉野&関札、そして敗れたばかりのTAJIRIも挑戦を表明し、年間最大のビッグマッチである両国で4人による勝ち残り形式でのタイトル戦が実現した。

 序盤は“大日ジュニアの神"を自称するTAJIRIの独壇場に。ゴングが直後に花道に退避して3人に対戦させる省エネファイトを展開。さらに、関札をコントロールしてプランチャを放たせると、そのままリングアウト勝ちを狙った。これは失敗に終わるも吉野をレフェリーと交錯させ、バズソーキックを振り抜く完璧な試合運びを披露する。だが、これが空転すると、吉野はグリーンミストを避けて関札に誤爆させ、その直後にTAJIRIを丸め込んで脱落させた。

 最初に敗退して荒ぶる“神"は試合をぶち壊しにかかる。そのまま意味深げに花道で試合を見守ると、関札が吉野を追い詰めた場面で、エプロンから再びグリーンミストを噴射。直撃を受けた関札が吉野に押さえ込まれ、2番目の脱落者となった。

 その後、青木と吉野はジュニア王座戦らしくせめぎ合う。一度はムーンサルトプレスを剣山で撃墜された青木だったが、雪崩式フランケンシュタイナーで逆襲し、必殺のタイガースープレックスの構えに。ここで再びTAJIRIが動き、青い毒霧を噴射。吉野は間一髪避けると、不意を突かれて顔を青く染めた王者を丸め込んだ。

 だが、青木はギリギリでキックアウト。ここで暴挙を見かねた青木のタッグパートナー・和樹が花道から姿を現し、青木の顔に水をかけて視界を復活させると、TAJIRIをバックステージに連行する。邪魔者がいなくなったところで、青木は奮起。今度こそムーンサルトプレスを投下すると、最後はタイガースープレックスホールドで吉野を沈めた。

 サバイバル戦を制して青木がジュニア王座V1。そんな若き王者の前に立ったのが、TAJIRIを排除してリングに戻ってきたタッグパートナーの和樹だ。「青木、次、俺とやろう」と挑戦表明。青木に異論なし。「臨むところだ。誰からの挑戦も逃げない。それがBJWジュニアチャンピオンの青木優也だ!」と受けて立つ構えを見せた。

【青木の話】「勝ちました! サバイバル4WAY、生き残りましたよ。途中でいろんなことがありました。まあ、そういうラッキー的な、“運勝"的な面も持ち合わせてのチャンピオンですから。そういうのも踏まえて、最後まで生き残った自分の勝ちだと思います。結果的には自分だけの勝ちじゃなかったですけど。タッグパートナーの橋本和樹選手にも救われました。そんな橋本和樹選手が次に名乗りをあげてくれました。これは自分にとって、待っていた…絶対に防衛して超えなきゃいけない相手なんで。これは願ったり叶ったりですよ。次、どこでもいいんで、橋本和樹とこのベルトを懸けてやりましょう。自分は去年の両国を忘れてませんから。あの雪辱も込めて、コテンパンに叩きのめしたいと思います。それと、橋本和樹選手とは別に、自分の中でメチャクチャ戦いたい相手もいるので、その人ともやりたいと思ってます」

【TAJIRIの話】「(コメントブースのテーブルを蹴り飛ばすと)負けた腹いせに、なんでもいいから、試合をぶち壊してやろうと思って。でも、やられちゃったよ。なんだあれ? 橋本和樹か。あのヤロー。まあけど、とりあえずはいいや。今度また遊びに来るよ。クソ! 」

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