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11/29【新日本】ドーム前哨戦連勝も…飯伏フェイントでオカダ腰砕けの“失態"

『WORLD TAG LEAGUE 2019』東京・後楽園ホール(2019年11月29日)
○YOH&オカダ・カズチカ&SHOvs飯伏幸太&上村優也&辻陽太×

 1・4東京ドームに向けた前哨戦で連勝したオカダだったが、飯伏のスワンダイブ式ミサイルキックのフェイントで腰砕けになる失態を見せてしまった。

 昨日(28日)の後楽園で1・4東京ドームに向けたIWGPヘビー級王座戦の前哨戦が3週間ぶりに再開。レインメーカー率いるCHAOS軍が勝利すると、オカダは挑戦権利証の入ったアタッシュケースを足蹴にして挑発。すると、飯伏が怒りのドロップキックを叩き込み、激闘再開の号砲となった。

 今宵も昨日と同一カードの6人タッグ戦で対決。試合でオカダは王者としての力強さを見せた。ヤングライオンの上村に強烈なエルボーを突き刺して、格の違いを強調すると、カットに入った辻が場外に転落した場面では、即座に襲撃して鉄柵にホイップ。飯伏には視線すら向けない。

 爆発寸前の感情を必死に抑えた飯伏だったが、とうとうタッチをもらうと、オカダに気持ちをぶつける。スワンダイブミサイルキックからプランチャに繋げると、リングに戻っても、その場飛びムーンサルトプレスを投下する。オカダもショットガン式ドロップキックで反攻。レインメーカーは空を切ったが、前夜のお返しとばかりに豪快なドロップキックを叩き込んだ。しかし、飯伏も終盤の混戦の中でオカダにドロップキックを発射。気の強さを垣間見せた。

 試合はYOHがファルコンアローで辻を料理。オカダ組が前哨戦で連勝する形に。その後、オカダはIWGPヘビー級のベルトを腰に巻くと、リングサイドの飯伏に視線を送り、自らマイクを要求。「飯伏さん! 2冠その調子で大丈夫っすか? このままだと無冠で終わっちゃうんじゃないですかね? 1・4東京ドーム、しっかり勝つ気で来てくださいよ」。オカダらしからぬ挑発的な言葉を浴びせた。

 これを聞いて表情を曇らせた飯伏は、オカダの言葉が終わった瞬間、ロープを掴んでスワンダイブ式ミサイルキックへ。だが、これは飯伏のフェイント。まさかの襲撃に腰砕けになる失態を見せたオカダの前で華麗に不時着し、悠然と見下ろした飯伏は「オカダさん、それはあなたじゃないですか? 誰が無冠になりますか? どっちが無冠になりますか? 勝負しましょうよ。もう決まっているんだから。必ず勝ちますから」と通告。「今日はさようなら」ときびすを返してリングを去っていった。

 その後、ベルトを掲げて歓声に応えたオカダは「挑発してくれるねえ。ビビってねえから、俺。笑っちゃったよね」と強がったものの、レインメーカーらしからぬ失態を見せたのは事実。後楽園2連戦は飯伏の勢いが際立つ結果となった。

【オカダの話】「挑発してくれるねえ。ビビってねえから、俺。笑っちゃったよね。まあ、しっかりこのベルトなのか、二冠なのか知らないけど、思いはあるみたいで安心したよ。ただ、そんな挑発でいいのかね。しっかり蹴ってきても胸貸すよ」

【飯伏の話】「言った通りですよ。これ(挑戦権利証の入ったアタッシュケース)は挑戦権だけど、僕はベルトだと思っているので。ちゃんと懸けるものがあるんで。ちゃんと懸けるものがある。その日でなくなるかもしれない、権利証は。でも、IWGPもインターコンチも獲るのはどっちですか? どっちですか? どっちですか?」

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