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12/17【全日本】宮原&イケメンが初タッグ結成 誤爆連発も勝利で仲直り「最高、フィニッシュ」締め

『AJP Prime Night』東京・後楽園ホール(2019年12月17日)
○宮原健斗&黒潮“イケメン"二郎vsTAJIRI&ヨシタツ×

 宮原&イケメンが初タッグを結成。誤爆が相次いで険悪ムードも漂ったが、最後はヨシタツ&TAJIRIに勝利して仲直り。二人はパフォーマンス競演で魅了し、「最高、フィニッシュ」で締めた。

 宮原とイケメンは9月の王道トーナメント2回戦で対決。宮原が勝利した試合後、ノーサイドでパフォーマンスを披露した。11・13那須大会における8人タッグマッチで再会した試合後、イケメンが熱望する形でタッグ結成を約束。この日、両者の初タッグが実現することになった。相手はヨシタツ&TAJIRIの元WWEタッグ。2020年からアメリカに活動拠点を移すイケメンにとって申し分のない相手となった。

 両者とも競い合うようにテーマ曲をフルに使って入場。二人でロープをまたいだり、観客をあおったりと試合前から息の合ったところをみせた。が、試合になると苦戦。イケメンがTAJIRIの老かいなテクニックに翻弄されて苦もんし、ヨシタツに放ったトペコンヒーロで逆転を狙っても2発目をTAJIRIに阻止されて流れをつかめない。その後もヨシタツとTAJIRIの集中砲火を浴びた。見かねた宮原が飛び込んだものの、ストンピングによるカットはヨシタツが回避してイケメンに誤爆してしまった。

 それでも宮原がジャーマン、ブラックアウトで巻き返しを図ったが、シャットダウンを決められず。ヨシタツのハイキックを食らって動きが鈍り、ヨシタツ幻想(ファンタジー)に捕まってしまう。何とか耐え抜くと、CBJを狙ったヨシタツにカウンターのブラックアウトをさく裂。フロントハイキックを繰り出したものの、またもイケメンに誤爆してしまった。

 これにはイケメンも激怒。ジャケットを脱いでマットに叩きつけて怒りをあらわにした。二人の間に険悪ムードが漂ったが、ヨシタツが追撃を狙って突っ込むと、イケメンは手にしたジャケットで殴りつけて食い止めた。TAJIRIのグリーンミストもヨシタツに誤爆させ、ジャケット式張り手でTAJIRIを蹴散らすと、宮原がシャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて逆転の3カウントを奪った。

 仲間割れ寸前になりながらも最後はキッチリ勝利。宮原とイケメンが初タッグ結成を飾った。試合後はイケメンが宮原に三冠ベルトを巻いて微笑みかけたり、最高マイクを競演するなど完全に仲直り。イケメンが「宮原健斗、健ちゃん! 健ちゃん! あんた最高!」と宮原LOVEをあらわにすると、最後は最後はイケメンが「後楽園ホール、最高!」、宮原が「フィニッシュ!」と息の合った掛け合いで締めた。

 超陽性の魅力的なタッグチームだったが、イケメンが来年からアメリカに旅立つため、しばし結成の時はなさそう。「今間違いなくプロレス界一明るい選手だと彼のことを思っている」とイケメンを評した宮原は、「いい刺激をもらいました」と続けた。年明け早々、1・3後楽園大会ではジェイクとの三冠王座V9戦を控え、「宮原健斗は2020年も主役を譲る気はないからね。このプロレス界の流れ的には、何か新たな力が2020年に生まれそうなところですが、俺は、今の宮原健斗はまだまだやらなきゃいけないことがあるんだ。防衛あるのみ」と言い切った。2020年からは別々の道を歩む二人だが、この日の合体が互いにとって格好の刺激剤となりそうだ。

【宮原の話】「年内残すところあと2試合になりました。まあ、今日はね、黒潮“イケメン"二郎&宮原健斗というタッグで、今間違いなくプロレス界一明るい選手だと彼のことを思っているので、いい刺激をもらいました。あと、来年の1月3日。宮原健斗は2020年も主役を譲る気はないからね。このプロレス界の流れ的には、何か新たな力が2020年に生まれそうなところですが、俺は、今の宮原健斗はまだまだやらなきゃいけないことがあるんだ。防衛あるのみ、1月3日」

【ヨシタツの話】「誰か? TAJIRIか? 最後ないよ、あれ」

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