12/17【全日本】渕がバラモン兄弟にボウリング攻撃! 暴走大巨人と異次元マッチ制す
『AJP Prime Night』東京・後楽園ホール(2019年12月17日)
○石川修司&諏訪魔&渕正信vsグレート小鹿&バラモンシュウ&バラモンケイ×
渕が初遭遇となったバラモン兄弟のお株を奪うボウリング攻撃を披露。暴走大巨人とともに異次元マッチを制した。
全日本の重鎮・渕が世界最強タッグリーグ戦覇者の“暴走大巨人"諏訪魔&石川と組み、小鹿&バラモンシュウ&ケイを迎え撃つという異色の6人タッグ戦が師走の後楽園で実現した。
いきなり渕と小鹿が先発。11・21後楽園での6人タッグ戦で組んだ際に衝突した2人はラフファイトで激しくやり合う。渕がヘッドロックの構えから、レフェリーのブランドを突いてナックルパートをぶち込めば、怒りの小鹿もナックルパートやボディブロー、サミングで返答。渕もフロントキックを乱射して、ベテラン2人の激情がぶつかり合った。
そこに渕と初遭遇となったバラモン兄弟が乱入。渕の顔面に水を噴射すると、試合は荒れ模様に。バラモン兄弟は暴走大巨人にバケツに入った水をぶっかけると、それを合図に両軍は場外乱闘を展開。ペースを握ったバラモン兄弟&小鹿は渕の股間にスーツケースを固定し、そこにボウリング攻撃を浴びせて、「ストライク!」と雄叫びを上げた。が、諏訪魔と石川が急行すると、流れは逆転。球の重さに腰を気にしながらも、渕がボウリング攻撃を小鹿にお返し。まさかまさかの一撃で気分を良くした渕は石川とともに「ストライク!」と拳を突き上げる。
勢いに乗った暴走大巨人は、石川がネックハンキングツリーを、諏訪魔がラストライドを小鹿に狙ったものの、慌ててバラモン兄弟が阻止。サンドイッチラリアットも避けられて同士討ちに終わった。リング上に孤立した渕だったが、ケイにボディスラムを連発。急所蹴りを食らって苦もんしたものの、シュウの道路標識攻撃を誤爆させると、首固めで鮮やかに3カウントを奪い取った。
大荒れの一戦を制した渕は、さすがにグッタリとした様子。それでも「急所を3回もやられちゃって、お前。まだまだ使うつもりでいるのに…」と“現役感"を垣間見せた。
一方のバラモン兄弟は「俺たちは今度渕を狙って、全日に上がってやるぜ」と渕へのお礼参りを予告。小鹿も渕への対決姿勢をより鮮明にしているだけに、2020年も渕は難敵に苦しみそうだ。
【試合後の渕&石川】
▼渕「いや、どうもありがとう」
▼石川「ありがとうございました」
▼渕「聞きたいこと何かあるか? 何にもないだろ?」
――バラモン兄弟とは初対戦だったが、感想は?
▼渕「初めてだけど、急所を3回もやられちゃって、お前。まだまだ使うつもりでいるのに…」
▼石川「えっ、何がですか? まさかそっちに来るとは思わなかったです」
▼渕「3回もやられちゃって…」
――ボウリング攻撃も決めたが?
▼渕「独身なのに…。今度はもうちょっとタッチワークを早くしよう」
▼石川「はい。1人で勝ってもらったんで、今日は」
▼渕「汗かいてないだろ? これは水だから絶対」
▼石川「ありがとうございました」
【試合後の小鹿&シュウ&ケイ】
▼ケイ「クソ…」
▼シュウ「大丈夫か、おい? 無理なんだよ、このカード」
▼ケイ「不利だよ、不利。なんだ、あれはよ。2人っていうか、渕もでけえじゃねえかよ! どこがジュニアなんだ、あれのよ」
▼シュウ「あと、今年中にもたないヤツだろ?」
▼ケイ「勝てるわけねえじゃねえかよ!」
▼小鹿「チームワークが悪かった」
▼ケイ「お前のせいだよ!」
▼小鹿「なんだ、バカヤロー! なんだ、コノヤロー!」
▼ケイ「やるのか?」
※バラモン兄弟と小鹿がボウリング球などを奪い合って押し問答を繰り広げる
▼シュウ「よし、1回落ち着こう」
▼ケイ「お前もいい歳なんだからよ。大人だろ、もう?」
▼シュウ「血圧がピーッと上がって、プチっていって倒れちゃうぞ。死ぬぞ。ミルク飲もう、ミルク。おじいちゃん、飲みに行こうぜ」
※小鹿は怒りをあらわにして去っていく
▼ケイ「ふざけんなよ。なんであんなクソジジイと組まなきゃいけねえんだ。でも、渕は許さねえぞ、あいつ」
▼シュウ「大丈夫か?」
▼ケイ「クソ、屈辱だ」
▼シュウ「まだ俺たちの戦いは始まったばっかりだ」
▼ケイ「俺たちは今度渕を狙って、全日に上がってやるぜ。そして、小鹿! お前も殺してやるからな」
▼シュウ「渕と小鹿をいっぺんに地獄送りにしてやろうぜ。2人とも今年乗り切れるかわからないけども」
▼ケイ「死んじゃうかもしれないけど」
▼シュウ「俺たちが引導を渡してやろうぜ。あの2人をな、俺たちが倒してやるよ。あいつらは死んで地獄に落ちて、今度生まれ変わったら…」
▼シュウ&ケイ「ウジ虫になるぞ!」