12/21【全日本】入江が電撃参戦! 丸山改めイザナギが「神の軍団」結成を宣言、ゼウスを勧誘

『ファン感謝デー』東京・新木場1stRING(2019年12月21日)
○入江茂弘&UTAMAROvsゼウス&TORU×

　丸山敦改めイザナギが「神の軍団」結成を宣言。その一員として入江が電撃参戦し、UTAMAROと組んでゼウス&TORUに快勝。イザナギはゼウスに勧誘の手を伸ばし、初参戦となる新戦力を来年1月に投入すると予告した。

　12・17後楽園大会における世界ジュニア王座決定トーナメント1回戦で横須賀ススムに敗れた丸山は、UTAMAROに拉致されたあと行方不明に。全日本から失踪が発表される異例の事態となった。この日も当初はUTAMAROとタッグを組む予定だったが欠場。行方が心配された(?)中、思わぬ形で姿を現した。

　この日、無宿の「赤虎」をほうふつさせるマスクマンが出現。「この俺が天の指示により、ある目的を持って全日本プロレスに舞い降りた神だ。俺の名はイザナギだ」と名乗った。そして自ら正体が丸山であることを明かすと、「俺たち神の軍団だ」と宣言。その一員として「神の友人」を呼び込むと、現れたのは元アジアタッグ王者でもある入江だった。

　久々の全日マット参戦となった入江はUTAMAROと組んでゼウス&TORUと対戦。奇襲攻撃を仕掛けた二人は、場外戦に持ち込んで先手を取った。その後、ゼウスの両腕フライングバイセップスエクスプロージョンでまとめてなぎ倒されたが、UTAMAROがドロップキックで反撃すると、入江もバックフリップでゼウスを攻め込んだ。最後もUTAMAROがミサイルキック、入江が串刺しサマーソルトアタックとたたみかけてから、入江がビーストボンバーを叩き込んでTORUを料理した。

　神の軍団が初戦で完勝。突如、新勢力が全日マットに誕生したことになるが、イザナギはさらなる野望を描いている。その一つとして「全知全能の神・ゼウス。お前くすぶってんじゃねぇか? 俺たちと一緒にやろう」と勧誘したのだ。返答は来年に持ち越しとしたが、当のゼウスは「あんな中途半端なヒールかわからんチーム、入るわけないやろ」と拒否した。

　そしてイザナギは2020年オープニング興行となる1・2後楽園大会への新戦力投入を宣言した。その男は「全日本初参戦となる大いなる神」とのことで、イザナギは「来年2020年1月2日、後楽園にまだ見ぬ神がお前らの前に現れ、全日本プロレスに大いなる変革を巻き起こすだろう」と自信満々に予告した。入江、UTAMARO、そして新戦力。イザナギ率いる神の軍団の出現によって、2020年の全日マットの勢力図に大きな変化が訪れる。

【試合後の入江、イザナギ】
▼イザナギ「オイ、みたか? 俺たちは神の軍団だ。これで全員じゃねぇぞ。正月に初参戦の凄い神様連れてくるからよ。そいつがボスでもねぇんだ。俺たちのボスはもっと上にいる。俺たちのボスは天だからな。ゼウスもな、来年いい返事聞かせてもらうぞ。そういうこった。特にこの二人はたぶん何もしゃべらねぇと思うけどよ。何か質問あったら全部、俺が聞くからな。俺に聞け。入江に聞くんじゃねぇぞ直接。なぁ? 今日はナイスファイト」

▼入江「ありがとうございました」

▼イザナギ「ありがとう。神様ありがとう。よし、以上だ。以上だろ? 以上なのか? 質問しろオラ!」


【ゼウスの話】「くすぶってる? おぅ、確かにくすぶってるよ。この1年間くすぶってきた。このどうしようもない気持ち、ぶちまけたい。ぶちまけたいよ。けど、あんな中途半端なヒールかわからんチーム、入るわけないやろ。俺の気持ちぶちまけたら、この全日本プロレス、ぶっ壊れんぞ!」