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12/28【DDT】前代未聞のミックスルール…青木が大喜利でササダンゴに完勝

『D王 GRAND PRIX 2020 the FINAL!!』東京・後楽園ホール(2019年12月28日)
○青木真也vsスーパー・ササダンゴ・マシン×

 青木が前代未聞のプロレスと大喜利によるミックスルールでササダンゴと激突。プロレスルールで次々とギブアップを奪い取ると、大喜利でも秘めた才能を発揮し、ササダンゴに完勝を収めた。

 11・24後楽園でササダンゴはタッグマッチながら青木から大金星をあげた。勝利した直後は喜びをあらわにしたものの、時間が経つにつれて事の大きさに気づき、「このままじゃ俺は普通に生活できないというか、レスラーとしてのプレッシャーになるんじゃないかと思って」と不安を告白。「青木さんに借りを返しに来てほしい」と対戦をアピールし、今宵の一騎打ちが決定した。

 ササダンゴいわく「間違って勝利してしまいました」、「あまりにも気まずくて再戦が決定しました」という言わば敗北を望んでの一戦。しかし、忘年会シーズンで「青木真也に勝ったんですよね?」とおだてられたことで、「どうしても勝ちたい」という思いに駆られた。そこで、ササダンゴは試合前に煽りパワポで「青木真也に勝利する方法」を考察することに。

 青木の必殺技を「世界トップレベルの寝技=暴力」と「マイク、SNSでの挑発行為=炎上力」と定義したササダンゴは「まともにやって勝てるわけがない」と頭を抱えたが、自分の必殺技で勝負することを思いつく。ササダンゴの必殺技と言えば垂直落下式リーマンショックが思い浮かぶが、本人は「本当の私の必殺技は大喜利」と断言。そこで、「プロレスと大喜利のミックスルール対決」を提案した。

 ササダンゴいわく「打撃、投げ技、決め技、そして知力の究極のMMA」だというこのルールはプロレスと大喜利の2ステージ制。プロレスの試合で決着した時点で大喜利ステージに移行。敗者が大喜利で勝利した場合、試合は続行となり、プロレスステージに戻る。大喜利で3本先取した場合はその選手が勝者となるという特別ルールだ。大喜利のジャッジは大石、渡瀬、翔太が務めた。

 プロレスステージがスタートすると、青木がスリーパーで瞬殺。そのままリング上に設置されたテーブルに着席し、大喜利に移行する。1問目のテーマは「大晦日の格闘技中継で夢のカードが実現。誰vs誰?」。ササダンゴが「川尻vs沢尻のMMAvsMDMA対決」で爆笑をさらうと、青木は「タケル(武尊)vsナスカワ(那須川天心)」と直球の返答を見せ、満場一致でササダンゴの勝利に。試合は続行となった。

 プロレスステージに戻ると、ササダンゴは握手を求めるが、青木が応じた瞬間にタップアウト。あっという間に2問目の大喜利に突入する。お題は「青木真也著『ストロング本能』の続編発売が決定。そのタイトルとは?」。ササダンゴは「グランメゾン本能」と自信ありげに答えるが、青木は「ダディ。」で爆笑を巻き起こした。ジャッジは2-1でササダンゴに。ササダンゴは胸をなで下ろす。

 またもプロレスステージになると、青木は飛びつき式の三角絞めから腕ひしぎ逆十字固めに移行して鮮やかにギブアップを奪い取り、3問目の大喜利へ。ここを制した選手が勝利となる3問目のお題は「2020年に向け、なんとなく気が引き締まりそうな四字熟語を教えてください」。ササダンゴは腕ひしぎ逆十字のダメージからマジックが握れず、回答を書けない。先に青木が出した回答は「石井館長」。抜群の回答に場内は沸騰する。これにはササダンゴも天を仰ぐばかり。その後、ササダンゴは口頭で「安全第一」と回答したものの、ジャッジは青木を支持。プロレスだけでなく、大喜利でも上回った青木がササダンゴに雪辱した。

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