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1/10【全日本】ジェイク&岩本がランズエンド撃破でアジアタッグV3、大森&めんそーれ挑戦表明も「答えはノー」

『2020 NEW YEAR WARS』愛知・名東スポーツセンター 第2競技場(名古屋市)(2020年1月10日)
アジアタッグ選手権試合 ○ジェイク・リー&岩本煌史vs崔領二&大門寺崇×

 ジェイク&岩本が崔&大門寺のランズエンド師弟タッグを退け、アジアタッグ王座V3を達成。試合後、ワイルドめんそーれが挑戦を表明してきたが、王者組は「ノー」の返答を突きつけた。

 2020年最初のアジアタッグ戦は、大門寺の直訴をきっかけに決まった。新ユニット「陣 JIN」も始動させたジェイク&岩本は3度目の防衛戦。大門寺はこれが全日マットにおけるベルト初挑戦となった。

 試合は大門寺の奮闘が熱戦を生んだ。岩本相手にタックル合戦に競り勝ち、王者組が足攻めに出て主導権を握っても、自力で打開。崔がジェイク相手に真っ向勝負を展開し、一進一退のせめぎ合いに持ち込んだ。

 終盤には大門寺が見せ場。崔との連係からブロックバスターホールドでジェイクを攻め立てる。ジェイク&岩本がフロントハイキックと低空ドロップキックを同時に見舞って動きを止め、岩本がニーアッパー、ジェイクがミドルキックを立て続けに見舞っても、崔が雪崩式ブレーンバスターでジェイクを叩き落とす好フォロー。応えるように大門寺もダイビングエルボードロップ、スピアーでジェイク相手に攻勢をみせた。

 だが、勝負をかけた根こそぎ(ブルーサンダー)はジェイクがことごとく阻止。ジェイクがニーリフト、岩本がネックスクリューを立て続けに決めて王者組が逆転すると、ジェイクがジャイアントキリング、ランニングローキックで蹴りまくる。大門寺も3カウント寸前で返して粘りをみせたが、ジェイクは高角度バックドロップを爆発させて勝負を決めた。

 ジェイク&岩本がランズエンド師弟タッグを撃破し、アジアタッグ王座3度目の防衛に成功した。試合後、大森&めんそーれのワイルドめんそーれが挑戦を表明してきたが、ジェイクは「次の挑戦者いないし、答えはもちろん…ノーに決まってんだろ!」と拒否。岩本もワイルドめんそーれの実績不足を指摘した。

 現段階で挑戦者不在となったが、最古のベルトを死守。岩本が1・2後楽園大会で世界ジュニア王座決定トーナメント準決勝敗退に終わり、ジェイクも1・3後楽園大会で三冠ベルト獲りならなかったものの、2020年の躍進へ向けて立て直すことができた。プロレスラーとしてのスタート地点となった名古屋で岩本は「またタイトルマッチここでやってもいいですか? その時には俺もジェイク・リーももう一つベルト持って帰ってくるぞ」と約束。2・6新木場で陣 JINプロデュース興行の開催も決まり、岩本はタッグマッチに出場することを明かしたが、陣 JINはここから勢いづく構えだ。

【試合後のジェイク&岩本】
▼岩本「よっしゃV3。3度目の防衛達成しました」

――大門寺が直訴して決まったタイトルマッチだったが?

▼岩本「少ないチャンスをものにした部分というのは認めます。認めますけど、まだ実力でいえば、正直に言う。彼の今後のために正直に言う。まだまだでしょう。俺今日、柔道技出してねぇぞ。ジェイクさんだって攻撃に余裕があったぞ。いつもの追いつめるような怒とうの攻撃じゃなくて、ジェイクさん、常に余裕持ってた。彼の今後のためにもう一度言う。まだまだだ。気持ちは買うよ」

▼ジェイク「彼は、大門寺選手は上がるリングを探してるんでしょ。だったらこれをきっかけにじゃないけど、何かつながれればね。何かにつなげることができれば、彼のキャリアはこのリングでも培えるんじゃないかなと思います。で、岩本さんが言ったように、俺はまだまだ余裕がある。確かに一発一発の攻撃は効きました。効いたけど逆にもったいなさを感じた。何でこんな選手がって。だけど彼は26歳。俺が再デビューしたのが26歳。北海道出身で、彼も一回この道をあきらめてる。またそこから、この道に軌道修正した。俺は通ずる部分がありすぎてね。だからこそ彼にはちょっと情が移ってるのかな。もっとキャリア積んで、もう一回やろう。っていう感じです」

▼岩本「崔さん、確かに強いけど、崔さん一人じゃ何ともならないのがタッグだし、このタイトルマッチだし、何ともならない俺らの実力。これがジェイク&岩本組。1月しょっぱな、俺ら世界ジュニアと三冠獲りそびれてる。アジアも落とすわけにいかないし。2月6日の木曜日、東京の新木場1stRING、そこで俺たち新しくできたユニット、陣 JINのプロデュース興行、陣 初陣始まるんです。カードはまだ発表になってないですけど、俺から一つ。俺のカードはタッグマッチにします。俺が今言えることはそれだけです」

――試合後、ワイルドめんそーれが挑戦表明してきたが答えはノーと?

▼岩本「ノーですね。今言われるまで忘れてたのがこの状況なわけで」

▼ジェイク「ここはちょっと冷静になれないから、ちょっと怒鳴り声散らすかもしれない。ノーに決まってんだろ! 岩本さんの言うとおりだよ。実績もないのに何だよ、いきなりきてシャー、シャー言いやがってよ! 蹴り飛ばすぞコノヤロー! それでも蹴り飛ばされる覚悟あるんだったらリング上がってこい。あぁ、スッキリした」

▼岩本「俺ら逃げないですから。負ける気もさらさらないですから」

▼ジェイク「いやぁ、今のでスッキリ。ちょっとスッキリさせていただいたので。すいません、取り乱してしまって。俺にはちょっとサイコパスの要素があるんじゃないかなって自分でも思っちゃったぐらいだ。けど、やるんだったらとことんやるしね。中途半端な感じだったら2月6日、興行行う前にマスクでも引っぺがそうかな」

▼岩本「俺はハブでも獲ってやろうかな」

▼ジェイク「それで2月以降対戦カード、まぁ陣 JINのプロデュース興行は俺たちのプロデュース興行なので、マスク剥がれた時、どういうマッチメークにしてやろうかな。そうならないことを祈るよ、ブラックめんそーれ」

▼岩本「ワイルドめんそーれ組、ジェイク・リーに要注意だ」

プロ格 情報局