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1/11【全日本】鉄球攻撃未遂…諏訪魔が今年初のまちおこし興行メインで豪快勝利

『全日本プロレスまちおこしスペシャル十三大会 “全日えびす"やっちゃうぞ!オイッ!!』大阪・淀川区民センター(2020年1月11日)
○諏訪魔&石川修司&ストロング十三vs宮原健斗&ヨシタツ&SUSHI×

 諏訪魔が今年初となったまちおこし興行のメインで豪快勝利。未遂に終わったものの鉄球攻撃をみせるなど暴走ぶりも発揮し、「今日も手応え感じたし、まだまだいける」と2020年の大暴れに好感触をつかんだ。

 「仙腸関節挫傷」のため1・3後楽園大会を欠場した諏訪魔だったが、前夜の名古屋大会で8日ぶりに復帰。この日、自身がプロデュースするまちおこし興行・十三大会を迎えた。2年ぶりの開催で、恒例となった屋台村でファンと交流。戎祭りにちなんで「諏訪魔えびす」にも変身した諏訪魔はメインの6人タッグに登場し、世界タッグを保持する暴走大巨人のパートナー・石川、ご当地マスクマンのストロング十三とトリオを組んで宮原&ヨシタツ&SUSHIと対戦した。

 試合前、「諏訪魔魂(すわまだま)」と名付けられた鉄球を贈呈された諏訪魔は、試合前から何かと突っかかってくる宮原に向かって鉄球を投げつけた。幸いにもヒットせず、未遂に終わったものの、早くも暴走ぶりを発揮した。

 試合になっても諏訪魔は欠場明けとは思えない暴れっぷりをみせた。宮原からの挑発を受けて、試合中に諏訪魔えびすのコスチュームを生脱ぎすると、宮原を客席に投げつける。リングに戻ればSUSHIをダブルチョップで圧倒し、石川とのダブルタックルをお見舞いした。終盤にはラリアットの乱れ打ちで相手3人をなで斬りにすると、石川との連係・境川をさく裂。最後も左ラリアット、バックドロップ、ラストライドと怒とうのフルコースでSUSHIを豪快に料理した。

 メインを自らの勝利で飾った諏訪魔は大会MVPにも選出された。最後は「十三の皆さん、そして全日本プロレスは全盛期だオイッ!」と親指を突き上げて締め。今年初のまちおこし興行を盛況で終え、「結構みんなプロレスの楽しみ方をわかってきてるんだなって感じますね」と十三大会の土台作りが出来上がったことを実感。これまでは楽しいプロレスの要素が濃かったが、「みんな面白いところはかなり見てると思うんだよね。こっから違う顔ってまたみたいんじゃないかなって思ったりもするわけ。面白いこともやるし、凄いなって形にステップアップしていけたらいいなって目標はできました」と次回を見据えて描いた。

 世界タッグから一転、欠場となった年明けだが、これでようやくいい形で2020年の幕開けができた。「復帰できて、今日も手応え感じたし、まだまだいける」と実感している諏訪魔は、「みんなシングルでも活躍を見たいんだと思うしね。まだまだこんなところで止まってるわけにいかないんで、俺自身もステップアップしていきたい」と2020年の大暴れを誓うばかり。この日、贈呈された諏訪魔魂についても「破壊力も凄くあるから。またいつか出てくる時があるかもしれないよ」と示唆。かつて十三大会でプレゼントされた「諏訪魔アックス」なる斧は対大仁田厚で有効活用されたが、この日未遂となった諏訪魔魂もいつの日か試合に投入する機会があるかもしれない。

【試合後の諏訪魔】
――今年最初のまちおこしを大盛況で終えたが?

▼諏訪魔「うれしいですよ。まちおこし、結構みんなプロレスの楽しみ方をわかってきてるんだなって感じますね。ここからどういうふうに進化したプロレスをみんな見たがってるのかなって考えますね。だって、みんな面白いところはかなり見てると思うんだよね。こっから違う顔ってまたみたいんじゃないかなって思ったりもするわけ。こんな戦いまでやるのかって。土台ができたのかなって今回、実感がありますね」

――楽しいプロレスを浸透させて、今度は激しいプロレスも見せると?

▼諏訪魔「そうだね。そういう部分がまたあってもいいのかなと思うよね。こんな凄いことやるんだって。面白いこともやるし、凄いなって形にステップアップしていけたらいいなって目標はできました」

――試合前に鉄球をプレゼントされたが?

▼諏訪魔「諏訪魔魂と書いてすわまだまって読むんだよね。あれは凄く重いよ。破壊力も凄くあるから。またいつか出てくる時があるかもしれないよ。前に斧もらったしね。諏訪魔アックスに続いて諏訪魔魂っていうね。何かね、ヨソから変なのが来た時とか使えるんで、また取っておきたいなと思いますけどね」

――欠場はあったものの、いい年明けになったのでは?

▼諏訪魔「ケガはしたけどね。復帰できて、今日も手応え感じたし、まだまだいける。みんなシングルでも活躍を見たいんだと思うしね。まだまだこんなところで止まってるわけにいかないんで、俺自身もステップアップしていきたいなと思いますよ」

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