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1/12【NOAH】原田初戦は熱闘ドロー 稔とまさかの2年連続フルタイム

『GLOBAL Jr. LEAGUE 2020』静岡・アクトシティ浜松(2020年1月12日)
Dブロック公式戦 △原田大輔vs田中稔△

 浜松大会のメインに据えられた「原田vs稔」のジュニアリーグ戦Dブロック公式戦は、熱闘の末に、まさかの2年連続フルタイムドロー。勝ち点1を分け合ったが、原田は「来年も同ブロックに」と希望した。

 今リーグ戦で初めて“メインでの公式戦"。この日が初戦となる原田と、初戦白星からの2戦目となる稔が対決した。昨年のリーグ戦公式戦(7・12所沢大会)では30分時間切れに終わっており、ちょうど半年ぶりの再戦となった。

 序盤から稔が腕攻め、原田が首攻めを展開するも決め手にはならず。中盤過ぎには互いにボディを攻めあったものの、互いに手の内を知るだけに、決定打の寸前で反撃に転じるシーソーゲームが続いた。

 さらに終盤には原田が雪崩式のボディスラム、稔が雪崩式フィッシャーマンバスターと大技を打ち合ったものの、3カウントには至らない。残り3分を切ったところで、稔が逆十字固めでギブアップを迫ったものの、原田もすり抜けるように切り抜けてみせる。

 逆に残り1分を切ったところで、原田がカウンターのニーアッパーからの片山ジャーマンで固めることに成功したが、稔はギリギリでキックアウト。原田が再び泥臭くカバーし、稔が肩を上げたところで30分時間切れのゴングが打ち鳴らされた。

 半年ぶりの再戦は、まさかの2年連続熱闘フルタイムドロー。今年も勝ち点1を分け合った。両者試合後は立ち上がれなかったが、稔が立ち上がると、原田も負けじと立ち上がって意地を張り合った。

 先に花道を下がった稔をマイクで呼び止めた原田は「去年は引き分けた。今年も30分時間切れドロー。来年もう一回やるぞ。お互いさらに高め合って、来年もう一回、このジュニアリーグで俺と勝負しようや」と呼びかけ、互いにステージを上げての“決着戦"を思い描いた。

 RATEL'Sを率い、ノアジュニアの中心にあり続ける原田は、今リーグ戦への思い入れはことさら深い。「ずっとずっと“世界一のノアジュニア"って言ってるからには、結果だけじゃなくて内容もしっかりお客さんの心に届けたいし。そういう意味ではN-1に絶対負けたくないって気持ちも強いから」と、昨年改称したノア年間最大のリーグ戦“N-1 VICTORY"への対抗心も隠さず。ノアジュニアとしての誇りを改めてむき出しにしてみせた。

【試合後の原田】
――まさかの2年連続ドローとなったが?

▼原田「悔しい! やっぱり悔しいなあ!! 去年は(稔に)横浜文体で負けて、リーグ戦で引き分けて、一回も勝ってないから。やっぱり勝たないと悔しさってずっと残ってるから、今日は勝たないといけなかったんだけど、アカンかった」

――それだけ今回のリーグ戦にかける思いも強い?

▼原田「もちろん強い! ずっとずっと“世界一のノアジュニア"って言ってるからには、結果だけじゃなくて内容もしっかりお客さんの心に届けたいし。そういう意味ではN-1に絶対負けたくないって気持ちも強いから。今年のリーグ戦。今まで以上に気持ちがあります」

――次は仁王戦だが?

▼原田「何も変わってないんじゃないですか? そこを落とさないように、モチベーションだけは持続させていきたいですね。今日の田中稔に関しては、30分で足らんかったから、次は60分とか、時間無制限とか、それではやりたくない。やっぱり30分っていう時間のなかで俺は絶対決着つけたいから。できたら来年のリーグ戦でも同じブロックで当ててもらいたいなと思います」

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