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1/12【全日本】宮原が三冠前哨戦初勝利 青柳の追放通告に「敵ながらあっぱれ」

『2020 NEW YEAR WARS』アイメッセ山梨(甲府)(2020年1月12日)
○宮原健斗&ヨシタツ&フランシスコ・アキラvs青柳優馬&ダニー・ジョーンズ&青柳亮生×

 2度目の三冠前哨戦は王者・宮原が青柳の眼前で弟・亮生を料理。NEXTREAM追放を通告してきた青柳を「敵ながらあっぱれ」と称えたものの、「全て今、お前の言ってることは、お前が勝った時のみの条件でしかないんだよな」と強調して返り討ちに自信をみせた。

 2・11後楽園。宮原にとってのデビュー12周年記念日に三冠王座最多防衛タイ記録がかかったV10戦を迎える。が、戦況はここまで挑戦者・青柳の存在感が際立っている。1・10名古屋大会での前哨戦初戦に勝利し、挑戦表明時と同じく試合後の宮原をジャーマンで投げた。そして前夜の1・11十三大会では「NEXTREAMは俺のチーム。宮原健斗をNEXTREAMから追放する」との爆弾発言も飛び出した。

 2度目の前哨戦となったこの日、宮原は先発で青柳と向き合い、フロントハイキックで先制。ドロップキックで反撃を許し、控えに戻ってもフロントハイキックで場外に蹴落とされたが、場外戦では得意のヘッドバットで返り討ちにした。2度目の激突ではフロントハイキック、ダイビングボディアタックで青柳に攻勢を許したものの、いわくつきのジャーマンは決めさせず。低空ドロップキック、顔面ドロップキックの連続攻撃で青柳の動きをストップした。終盤には亮生加勢に飛び込んだ青柳のトラースキックを食らったものの、亮生にフロントハイキック、ブラックアウトの猛攻を浴びせて立て直すと、二段式ジャーマンで3カウントを奪った。

 王者・宮原が前哨戦初勝利。「プレッシャーをかけていく」と宣言しながら、むしろ青柳からプレッシャーをかけられっぱなしだったが、ようやく一矢報いた形となった。試合後はトラースキックのダメージからか、しばし右頬に手を当て、みたび青柳にジャーマンで投げられてしまったものの、これしきで動じる最高男ではなく、最高マイクで甲府大会を締めた。

 青柳の追放宣言は、さすがの宮原も想定外の発言だった。「俺の想像超えること言ってきたな。素晴らしいじゃねぇか。宮原健斗を追放する、過去に言ったことねぇこと言いやがったな」と認め、「素晴らしい。敵ながらあっぱれじゃねぇかコノヤロー」と称えた。が、それもV10戦で青柳に勝利すれば食い止めることになる。だからこそ、最高王者は「ただ、全て今、お前の言ってることは、お前が勝った時のみの条件でしかないんだよな。そこだよ、そこ」と強調した。

 これまで揺さぶりをかけられ続けてきたが、まだまだ焦燥感を募らせるまでにはなっていない。宮原の言葉と表情からは青柳返り討ちへの自信がみなぎっていた。

【宮原の話】「青柳優馬、オイ。お前のやり方がそういうやり方なんだな。みたぞ、NEXTREAM宮原健斗追放か。出たな。俺の想像超えること言ってきたな。素晴らしいじゃねぇか。宮原健斗を追放する、過去に言ったことねぇこと言いやがったな。素晴らしい。敵ながらあっぱれじゃねぇかコノヤロー。ただ、全て今、お前の言ってることは、お前が勝った時のみの条件でしかないんだよな。そこだよ、そこ」

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