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1/19【新日本】小島奮闘も届かず ゲレーロがCMLLヘビー級王座死守

『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2020』東京・後楽園ホール(2020年1月19日)
CMLL世界ヘビー級選手権試合 ○ウルティモ・ゲレーロvs小島聡×

 小島が奮闘したもののベルトには届かず。接戦をものにして、ゲレーロがCMLLヘビー級王座を死守した。

 新日本マットではタイトル戦線から遠ざかっている小島が『FANTASTICA MANIA』でCMLL世界ヘビー級王座に挑戦するというチャンスを手にした。王者のゲレーロはCMLLの象徴的存在だが、小島は最後の前哨戦となった1・17後楽園でを直接ピン。同世代の王者からベルトを奪い取り、メキシコ上陸や引退を発表したばかりの中西学との防衛戦など青写真を描いていた。

 ゴング直後から胸板への張り手やショルダータックルを打ち合う肉弾戦に。場外戦に雪崩れ込むと、ゲレーロは東と刻まれた鉄看板に頭から叩きつけて先制。南側スタンド席に小島を連行すると、中通路で逆水平を連打し、ラリアットまで叩き込んだ。リングに戻ると、お株を奪うマシンガン逆水平を発射する。

 これに呼応した小島はマシンガン逆水平で反撃開始。「いっちゃうぞ、バカヤロー」からのダイビングエルボードロップに繋げると、リング上、そしてエプロンでDDTを繰り出し、プランチャもさく裂した。ゲレーロがブロンコバスターで反撃に出ても、コジコジカッターで鎮圧し、雪崩式フェイスバスターを食らっても、直後にブレーンバスターでお返しする。さらに、一度は踏ん張られながらも、珍しい雪崩式フランケンを敢行。ここが勝負と右腕のサポーターを投げ捨て、ラリアットを予告した。

 右腕は空転したものの、即座に左腕を振り抜いた小島は、再び正調ラリアットの体勢に。しかし、一瞬早く踏み込んだゲレーロが逆にラリアットを突き刺す。粘る小島はストンピングを連発したが、蹴り足をキャッチしたゲレーロはライガーボムを敢行。最後はゲレーロスペシャル(雪崩式リバースブレーンバスター)で3カウントを奪い取った。

 ゲレーロが日本でCMLLヘビー級王座を死守。それでも小島の頑張りには感化されたようで、「小島は素晴らしい選手だ。彼のような強い相手と戦えて楽しかった」と振り返り、「小島が望むなら、いつでもどこでもリマッチをさせてやる。彼のような本当に強い相手は滅多にいない。だが、そんな相手から勝ったのはこの俺だ」と実力を誇示しつつ、リマッチに積極的な姿勢を示した。

 一方の小島は敗戦に肩を落としながらも、「CMLLの選手、これだけ凄い選手がいるってことをまた体感できたってことは、俺のプロレス人生の中でもとても幸せだと思っている。全然大丈夫だから。また明日から元気よく、元気よく生きていく」と気持ちは前向きだった。

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