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1/20【新日本】カベルナリオが掟破りの逆ミスティカ敢行も…カリスティコがヒストリック王座防衛で大団円

『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2020』東京・後楽園ホール(2020年1月20日)
NWA世界ヒストリックミドル級選手権試合 ○カリスティコvsバルバロ・カベルナリオ×

 カベルナリオが掟破りの逆ミスティカを繰り出して牙城に迫ったものの、しのいだカリスティコが本家ミスティカで勝利を飾り,ヒストリック王座を防衛して、『FANTASTICA MANIA 2020』は大団円を迎えた。

 今回で10回目を迎えた『FANTASTICA MANIA 2020』の最終試合は、CMLLの象徴的存在であるカリスティコに日本でもお馴染みの原始人ファイター・カベルナリオが挑むNWA世界ヒストリックミドル級戦となった。

 奇襲を仕掛けたカベルナリオは場外戦になると、リングサイドで倒れるカリスティコにコーナー最上段から決死のダイビングボディプレスを投下。強引に自分のリズムを掴むと、変型ハーフハッチやロープの反動を利用したリバーススプラッシュなどで畳みかける。

 コーナーめがけてのスプラッシュマウンテンを間一髪フランケンシュタイナーで切り返したカリスティコは、プランチャ式の飛びつきフランケンや高速コルバタなどで一気呵成に押し返した。トペスイシーダ2連発、海野レフェリーの背中を飛び越えてのトペコンヒーロ、鉄柱越えプランチャ…と4連続で場外ダイブをお見舞いする。

 ピンチを迎えたカベルナリオだったが、尺取り虫のような動きで幻惑し、鉄柱の金具の間を抜けてトペスイシーダを発射。変型トルニージョもお見舞いし、一転して好機を掴んだ。ブレーンバスターの構えから前方に落とすと、うつぶせのカリスティコにロープの反動を利用したリバーススプラッシュを投下する。カリスティコがカナディナンデストロイヤーを放てば、負けじとカベルナリオは同じくカナディナンデストロイヤーでお返し。掟破りのミスティカを披露して場内を沸かせると、必殺のカベルナリアに。

 大ピンチを迎えて苦もんしたカリスティコだったが、後転して何とか脱出する。ならばとカベルナリオはコーナーに上がって追撃を狙ったものの、気づいたカリスティコはコーナーを駆け上がってスパニッシュフライをズバリ。間髪入れずに今度こそミスティカを繰り出して、熱戦に終止符を打った。

 カリスティコがヒストリック王座を死守。試合が終わると、リンピオとルードの壁を越えて、出場選手がリングに集結する。「メヒコ」コールが巻き起こる中、カリスティコが代表してマイクを握り、「また来年会いましょう」とあいさつして大団円。大歓声に包まれて『FANTASTICA MANIA』は幕を閉じた。

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