1/26【全日本】ゼウスが神の軍団入りを表明 天下獲りへ「中途半端、笑いはいらん!」

『2020 NEW YEAR WARS最終戦〜神々の戦い〜』京都・KBSホール(2020年1月26日)
○イザナギ&ゼウス&UTAMAROvs野村直矢&ヲロチ&バッファロー×

　ゼウスが神の軍団入りを表明。イザナギに「中途半端はいらんのじゃ! 笑いなんか一切いらんのじゃ!」と釘を刺しつつ、天下獲りを宣言した。

　今年に入ってから崔領二と保持していた世界タッグ王座から陥落するなど不振が続いているゼウス。旧知のイザナギから神の軍団に勧誘され続けてきたが、ついに結論を出した。

　この日、ゼウスは神の軍団のイザナギ&UTAMAROと組んで野村&バッファロー&ヲロチとメインで対戦。フライングバイセップスエクスプロージョンを連発して相手チーム3人をなで斬りにする大暴れをみせ、野村に逆水平を連発し、バイセップスエクスプロージョンを叩き込んで気を吐いた。最後も雪崩式ブレーンバスターでバッファローを叩き落としてイザナギを援護射撃し、勝利につなげた。

　試合後、イザナギから「14年前、ピアスつけて、ごっつい腕輪はめて、和泉の(大阪プロレス)道場に入ってきた、あの時のギラギラしたゼウスをもう一回見せてくれ。無茶苦茶にしてくれ、暴れまくってくれ。周りは俺が固めてみせる」と改めて勧誘された。するとゼウスは「おぉ、やったろうやないかい!」と呼応。「俺がチーム一緒にやるんやったらな、中途半端はいらんのじゃ! 笑いなんか一切いらんのじゃ! 相手どつき回して、しばいて、どんな手段も選ばへん。この全日本プロレスのリングで一緒に天下獲ろうやないかい!」と条件を付けたうえでイザナギと握手を交わした。

　ここにゼウスの神の軍団入りが決まった。「これから俺らには拍手なんか一切いらへん。その代わりな、びっくりするぐらいビビるような試合したるからな。恐怖と興奮と驚きの声で、この全日本プロレス渦巻くぞ」と宣言したゼウスは、自分が去った後もイザナギがマイクで笑いを誘っていたことを知り、「マジで解散やな。そんなんやるんやったら。俺、そんな冗談いらんから」と不快感をむき出し。「俺と組むんやったら一切笑いなんかいらん。中途半端なチームやったら、すぐに解散じゃ! 俺と組むんやったら、どんな手段使ってでもこの全日本プロレス支配するぐらいの気持ちで組めよ!」とイザナギに釘を刺した。

　「俺の目標は! チャンピオン・カーニバル優勝して三冠王者になることや!」。そう言い切ったゼウスはその天下を獲るための手段として神の軍団入りを選んだ。そして、これから自らの戦いによって全日本に「恐怖と興奮と驚き」をもたらす。

【試合後のゼウス&UTAMARO】
▼ゼウス「正直、腹は決めとったけど、今日もしょうもない試合で笑い取りやがって。俺はな! あんな笑いの試合なんかいらんのじゃ! 俺と組むんやったら一切笑いなんかいらん。中途半端なチームやったら、すぐに解散じゃ! 俺と組むんやったら、どんな手段使ってでもこの全日本プロレス支配するぐらいの気持ちで組めよ! オイ、イザナギ。そういうことや」

――ゼウス選手が去ったあともイザナギはさらにマイクで笑いを取っていたが?

▼ゼウス「マジで解散やな。そんなんやるんやったら。俺、そんな冗談いらんから。帰ってきたら先輩後輩関係ない。言うよ。俺そういう笑い嫌いやから。プロレスに笑いいらんやろ。笑い取っててチャンピオンになれんのか!? 笑い取ってチャンピオンなれるなら、ナンボでも笑い取ったるわ! イザナギの目標は笑い取ることか? 俺の目標は! チャンピオン・カーニバル優勝して三冠王者になることや! ええかイザナギ、お前が世界ジュニア獲りたいんやったらな、ナンボでも手伝ったるわ。笑い取りたいんやったら吉本いけや。けどな、組む決めたからには組む。その代わり覚悟しとけよ。俺はホンマに全力でしかないからな。白か黒かはっきりせい。以上」

▼UTAMARO「大丈夫、大丈夫。ま、楽しみにしといてくださいよ。視聴者の皆さん」

※イザナギは売店直行のためノーコメント