2/5【新日本】デスペラード&金丸がジュニアタッグ王座奪取へSHOの左足破壊
『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2020年2月5日)
○タイチ&エル・デスペラード&金丸義信vsオカダ・カズチカ&YOH&SHO×
デスペラード&金丸がIWGPジュニアタッグ奪取へ向けてSHOの左足破壊を遂行した。
1・6大田区大会の4WAYタッグ戦で王者組・SHO&YOHから直接勝利を奪って2・9大阪城大会でのIWGPジュニアタッグ挑戦を決めたデスペラード&金丸。この日はそれぞれタイチ、オカダをパートナーにしての前哨戦が組まれたが、ベルト強奪へ向けた仕掛けに出た。
ゴング前の奇襲攻撃から場外戦に持ち込んで出鼻をくじくと、デスペラードは早くもイス攻撃の構え。SHOのドロップキックに阻まれ、CHAOSトリオの集中砲火を浴びたが、金丸がSHOの背後から左足への低空ドロップキックを見舞って主導権を奪い返す。場外戦でもRPG 3Kの二人を徹底的にいたぶると、ここからSHOの左足に照準。金丸が低空ドロップキックで左ヒザを射抜き、タイチも踏みつけ攻撃やストンピングで続くと、デスペラードはニークラッシャー、フライングボディプレスで狙い撃ちした。
SHOがブレーンバスターで反撃すると、YOHが金丸をドラゴンスクリュー、デスペラードを風車式バックブリーカーで攻め立てたが、金丸がフライングヘッドシザースで飛びついてのDDTで黙らせる。その後、オカダとタイチが2・2札幌の続きとばかりに白熱の攻防を展開。オカダがDDTで突き刺せば、タイチは串刺しジャンピングハイキックで応戦。オカダがエルボー、タイチがローキックを打ち合うと、オカダが対角線を走っての正面飛びドロップキックを発射したが、タイチもアックスボンバーで譲らず、互角に終わった。
そして終盤、デスペラード&金丸が動いた。金丸がRPG 3Kのダブルジャンピングニーで場外に吹き飛ばされながらも、SHOがタイチにジャーマンを狙ったところでデスペラードが乱入し、イスで左足を殴打。苦もんするSHOをタイチが顔面蹴りからのタイチ式ラストライドで料理した。
前哨戦を制したデスペラード&金丸だが、試合後も金丸がストンピングを連発し、デスペラードがイスを振り下ろしてSHOの左足を徹底攻撃。YOHが飛び込んでもデスペラードがイス攻撃で返り討ちにすると、再びSHOの左足にイスをフルスイング。金丸とともにジュニアタッグのベルトを掲げて勝ち誇った。
4日後のジュニアタッグ戦へ向けて鈴木軍がSHOの左足破壊を遂行。金丸が「小僧たち舐めんじゃねえぞ。これが俺たちのやり方だ。キッチリやってやるからよ」と通告すれば、デスペラードは「特に…なんだ、小松のほうだ。テメエには何にも感じねえ。オメエの感情っていうのはどこにあるんだ? どれだけ殴ったってな、どれだけオメエのパートナーをいじめたってな、テメエは本気で怒ってねえだろ? 全部感じるんだよ! テメエはクソしょっぺえんだ、コノヤロー!」と怒りをあらわにYOHへの不満をぶちまけた。
SHOの左足の状態がいかほどのものか定かでないが、これで大阪城決戦へ向けてデスペラード&金丸が優位に立ったのは間違いない。
【試合後のタイチ&デスペラード&金丸】
▼デスペラード「小僧! テメエらクソガキがオカダ1人連れて来たってな、タイチに勝てるか! あとな、オメエらの相手は俺なんだよ!」
▼金丸「小僧たち舐めんじゃねえぞ。これが俺たちのやり方だ。キッチリやってやるからよ」
▼デスペラード「特に…なんだ、小松のほうだ。テメエには何にも感じねえ。オメエの感情っていうのはどこにあるんだ? どれだけ殴ったってな、どれだけオメエのパートナーをいじめたってな、テメエは本気で怒ってねえだろ? 全部感じるんだよ! テメエはクソしょっぺえんだ、コノヤロー! わかってんのか!? コノヤロー」
※デスペラードたちが去っていったところでタイチが姿を現し
▼タイチ「怖え…。凄いね、お前たち。怖え、怖え。凄いね、お前たち。オカダ、昨日言った通り、終わってねえんだよ。終わったと思うな、これで。まだまだ。まだ当たるんだろ? もうイヤだって言わせてやるぐらいやってやろうか。やったるからな、いくらでも。俺がやったらよ、お前…飛ぶぞ」