プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/7【DRAGON GATE】近藤好フォローで吉野が3WAYタッグ戦に勝利 3・5後楽園でDG軍、R・E・Dとのシングル6WAY戦出陣

『TRUTH GATE 2020』東京・後楽園ホール(2020年2月7日)
○吉野正人&近藤修司vsYAMATO&KAIvsB×Bハルク&Eita×

 吉野が助っ人・近藤の好フォローを受けて3軍対抗3WAY戦に勝利。試合後、「次は近ちゃんの力は借りへんぞ。個人の戦いしようやないか」と宣言し、YAMATOらDRAGON GATE勢、EitaらR・E・D勢との6WAYマッチをぶち上げた。

 1・15後楽園大会でハルク&KAZMAがR・E・D勢の乱入など手段を選ばずオープン・ザ・ツインゲート統一タッグ王座を奪取。ハルクに不本意な形でピンフォール負けを喫し、怒り心頭に発したYAMATOはKAIとともにR・E・D討伐を宣言。さらに吉野が近藤投入を予告し、闘龍門世代vsDRAGON GATE世代vsR・E・Dによる3軍対抗3WAYタッグ戦が実現することになった。

 リング内外を6人が入り乱れる混戦模様の中、再会となった近藤とKAIがツープラトン攻撃を狙ったり、敵対しているYAMATOとハルクが合体フェースクラッシャーを決めるなど3WAY戦ならではの場面が続出。やはりハルクは裏切り、近藤をキャメルクラッチで捕らえたYAMATOの脳天にカカト落としを振り下ろした。

 それでもYAMATO&KAIはEitaに的を絞って延髄斬りを連発。サンドイッチ延髄斬りもさく裂させ、KAIがサンダーファイアーパワーボムを敢行したが、ハルクにカットされて3カウントは奪えず。逆にハルクのサウスロードによってYAMATOが3カウントを奪われ、まずDRAGON GATE軍が敗退となった。

 これで戦況は吉野&近藤とEita&ハルクのタッグマッチ状態となった。すると大暴れをみせたのが近藤。KUBINAGE、ザ☆オリジナルでEitaを豪快に叩きつけ、キングコングラリアットで吹き飛ばす。レフェリーの死角を突いてR・E・Dが総出の連続串刺し攻撃に出ても、闘龍門軍も同じ攻撃で応戦。清水のラリアットも吉野がEitaへの誤爆を誘うと、トルベジーノ十字固めに持ち込んでEitaから3カウントを奪った。

 首の悪化により年内引退を表明している吉野だが、近藤の後方支援もあって3軍対抗戦を制してみせた。試合後、助っ人・近藤に感謝した吉野は、YAMATOに延髄斬りで襲撃されると、「次は近ちゃんの力は借りへんぞ。個人の戦いしようやないか」と宣言。「吉野正人、KAI、YAMATO、Eita、B×Bハルク、この5人でシングルの5WAYマッチをやろうやないか」とぶち上げると、敗戦を喫したEitaが清水を糾弾していたのを思い出し、「いや、今の流れやったら、清水、お前も入れや。お前が入ったほうが盛り上がりそうやからな。来月の後楽園で清水も含めたシングル6WAYマッチでいこうやないか!」と宣言した。

 3・5後楽園大会で今度はシングルで3軍対抗戦の続きをしようというのだ。するとYAMATOが「来月の後楽園。吉野の引退試合、見たいよな? おい、吉野。来月の後楽園がお前の引退試合だよ。覚悟しとけよ」、Eitaが「R・E・Dから3人、DRAGON GATEから2人、そして闘龍門からお前だけだ。本当にこのルールでいいのか? 来月、吉野をこのリングで俺らが引退させてやる」といずれも引導を渡す構えをみせてきた。Eitaが指摘するように、吉野にとって不利な状況となるのは火を見るより明らかだが、「確かに闘龍門世代、俺1人しかおらんやないかい。自分で追い込んでもうたぞ。マジか。でもな、言ったからにはやるしかないやろ! 来月、たとえ1人でもやってやろうやないか」と強気に宣言してみせた。吉野は過酷な6WAY戦を生き残り、YAMATO、Eitaからの引退通告をはねのけることができるか。

【試合後の吉野&近藤】
▼吉野「リング上でも言ったけど、近ちゃんがおらんかったら、俺が一番最初に敗退してたやろ。試合してて後輩にやられて、やばい俺、退場になってまうってさすがに思ったけど」

▼近藤「いや、俺そんなふうに思ってないですよ。まだまだいける。まだまだいける」

▼吉野「マジで? 近ちゃん凄いわ。最後の近ちゃんの怒とうのラッシュみたやろ。でも今日はホンマに近ちゃんの助けがなかったらやばかった。だからといって俺もいつまでも近ちゃんの力ばかり頼ってられへん。リング上でも言った通りシングルの6WAY、来月の後楽園やったろうやないか。冷静に考えたらR・E・D3人、DRAGON GATE世代2人、闘龍門世代1人。確かに不利は不利やろう。でもな、俺には残された時間が限られてるんや。ここで止まるわけにはいかん。たとえ一人でもやるしかないんや。自分で始めた戦いやから、やるしかないんや。来月は6WAYマッチ、どんだけやられようが何としても最後まで生き残るぞ。近ちゃん今日はありがとう」

▼近藤「ありがとうございました」

▼吉野「またいつか力貸して(笑) また近ちゃんに頼る時くるかもしれんけど、来月は何とか俺一人で乗り切るから」

プロ格 情報局