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2/20【新日本】タッグ戦前日…GODがベルト殴打で棚橋&飯伏を無法KO

『NEW JAPAN ROAD』東京・後楽園ホール(2020年2月20日)
○タンガ・ロア&タマ・トンガ&ジェイ・ホワイト&バッドラック・ファレvs棚橋弘至&飯伏幸太&デビッド・フィンレー&ジュース・ロビンソン×

 タッグ王座防衛戦を翌日に控えて、王者・GODが棚橋&飯伏をベルトで痛打。さらに、ロアのエイプシット、トンガのガンスタンでダメ押しし、挑戦者チームを完全KOした。

 明日(21日)の後楽園で棚橋&飯伏の挑戦を迎え撃つIWGPタッグ王者の“GOD"トンガ&ロア。前夜は挑戦者チームの勢いが目立ったが、最後の前哨戦となった今大会では王者チームが圧倒してみせた。

 序盤からGOD率いるBULLET CLUBが暴れ回る。奇襲を仕掛けて飯伏を暴行。ここは反撃を受けたものの、代わったフィンレーを蹂りんしていく。

 タッチをもらった棚橋が巻き返しに転じると、飯伏もスワンダイブ式ミサイルキックをGODに突き刺して好フォロー。飯伏が介入を狙ったジェイをミドルキックで蹴り倒せば、棚橋もファレをドラゴンスクリューで排除する。棚橋はその直後にトンガのゴーストフェイスを食らってしまったものの、試合権のあるロアにはツイスト&シャウトをお見舞いして一歩も譲らなかった。

 前タッグ王者のジュース&フィンレーはベルト奪還の機会を狙っており、いい場面でタッチをもらったジュースは結果を残そうとロアに猛攻。キャノンボールやダイビングボディアタックを見舞うと、棚橋&飯伏も加勢し、一気にロアを追い詰めた。介入を狙ったセコンドの邪道をナックルパートで返り討ちにすると、ロアにはフィンレーとともに合体フェイスクラッシャーをズバリ。ジュースのナックルパート、フィンレーのプリマノクタが連続してさく裂すると、満を持してパルプフリクションの構えに。しかし、外道がレフェリーの注意を引きつけている隙に、ベルトを持ってリングに飛び込んだトンガがジュースを痛打。そのままロアが強引に3カウントを奪い取った。

 GODの暴挙は続き、棚橋&飯伏を襲撃すると、ベルトで顔面を殴り飛ばして無法KO。それでも飽き足らず、ロアがエイプシットを飯伏に、トンガがガンスタンを棚橋に繰り出してダメ押しした。棚橋&飯伏は大の字になってピクリとも動かず。GODは不敵な笑みを浮かべながら棚橋たちを見下ろすと、ジェイらとともに、Too Sweetポーズを決め、意気揚々とリングを去っていった。

 「タナ、イブシ、今日の試合で味わったのと同じものを、お前たちは明日も体感するんだ。GODのタマ・トンガとタンガ・ロアを相手にするというのはそういうことだ」と予告したトンガ。これまで反則や乱入などなりふり構わぬ暴挙でタッグ王座を保持し続けてきたGODを、組んで間もない棚橋&飯伏は明日のタイトル戦で打ち崩すことができるのだろうか。

プロ格 情報局