2/22【新日本】ヒロム&BUSHIが新合体技でYOH狩り ジュニアタッグ王座挑戦へ

『中西学 引退記念大会』東京・後楽園ホール(2020年2月22日)
○高橋ヒロム&SANADA&BUSHIvsトーア・ヘナーレ&SHO&YOH×

　ヒロム&BUSHIが新合体技・LATでYOHを撃破。IWGPジュニアタッグ王座獲りを表明した。

　IWGPジュニア王者であるヒロムとIWGPジュニアタッグ王者である“RPG 3K"SHO&YOHの対戦が6人タッグマッチながら実現した。RPG 3Kは2・20後楽園でジュニアタッグ王座V2。試合後、YOHは次なる目標にシングル王座挑戦を掲げていたが、ヒロムが返り討ちにする結果となった。

　序盤からロス・インゴ軍がSHOを代わる代わるに攻め込んで先手。YOHの介入もヒロム&BUSHIが合体フェイスバスターで阻止した。その後、ヘナーレがSANADA相手に奮戦して試合を五分に戻すと、ヒロムとYOHが対峙する。

　胸板への張り手合戦で競り負けてしまったYOHだが、ランニングエルボーで逆襲。真っ赤に腫れ上がった胸板を気にしながらも、ファルコンアローの構えに。これは決まらなかったが、先読み合戦から飛びつきDDTをお見舞い。SHOとの連続串刺し攻撃から合体フェイスバスターを仕掛ける。だが、ヒロムは同士討ちで切り抜けると、SHOをジャーマンで排除。トラースキックに被弾しても構わずYOHにもジャーマンを狙う。これは踏ん張られてしまうが、そこにBUSHIが回転エビ固めで飛びついて加勢し、その勢いで引っこ抜いた。TIME BOMBは阻止されたが、ラリアットで畳みかけると、最後はBUSHIと合体し、新技・LAT(肩車式合体フェイスバスター)で3カウントを奪い取った。

　ジュニアシングル王座挑戦を狙うYOHを返り討ちにしたヒロムは「IWGPジュニアタッグチャンピオン、何も恥じることはない。何も恥じることはないぞ。俺とBUSHIさんに新技を出せてしまったんだからな。何も恥じることはない。まあこれで、実質次期挑戦者は確定だろう」とニヤリ。BUSHIも「今日の試合結果を踏まえて、改めてジュニアタッグのベルトに宣戦布告させてもらうよ。チャンピオンチーム、小松&田中はいつでもいい、誰とでもいいって言ってるんだろ? 俺たちだっていつでもいい」と言い放ち、タイトル戦を迫った。

　また、ヒロムは3・3大田区での内藤戦に向けて、内藤が「俺ばっかりリスクを負ってるような気がするのは気のせいかな?」と発言したことに触れ、「元はと言えば、あんたが俺のことを試合後に呼んだんだろうが。その俺に何かを懸けてほしいとは、内藤哲也も落ちたものですね。あなたから振った話じゃないですか。そして、あなたは何かするリスクを背負ったと言うんでしょうか? 俺は3月3日にあなたに勝った場合、あなた自身が俺のことを次期挑戦者に指名しろとそう言っただけです。あなたは何かリスクを背負ってますか?」と言い返した。